テーマ
制度種別
受講形態(京カレッジ)
科目コード
科目名
開講大学名
学内科目コード
学内科目名
連絡先
教学センター
TEL:075-705-1425 FAX:075-705-1582
担当教員
開講期間
2024年09月17日(火)~2024年09月20日(金)
2~5講時 10時50分~17時50分
計15講義(※最終日のみ2~4講時)
開講曜日・講時
単位数
開講期
授業形態
遠隔授業として実施する
「英語で学ぶ科目」として実施する
受講料
(単位互換履修生は不要)
対象年次
授業定員
単位互換定員
京カレッジ定員
会場
試験・評価方法
超過時の選考方法
別途負担費用
その他特記事項
【履修上の注意】
「天文学と私たち~神山天文台からのアプローチ~」「天文学と私たち ~神山天文台と138億光年の地平線~ 」を履修された方は、当該科目を履修することができません。
低回生受講推奨科目
講義概要・到達目標
講義概要
天文学は人類最古の学問と言われるほど、私たち人間とかかわりの深い学問である。
京都産業大学は初代創設者が宇宙物理学者であったということから、天文学には縁のある大学であり、そのシンボルとして神山天文台を設置し、最新の天文学研究を推進している。宇宙を通して、人類の存在を新たな視点で捉えることが本講義の目的であり、私たちの置かれている立場と未来を受講者が認識することが講義の到達目標である。
また、天文学と社会とのかかわりについて、日本と諸外国の学校教育や社会教育についても紹介したり、神山天文台の常設展示や特別展示を作るまでのプロセスの紹介も行う。京都産業大学神山天文台では、天体から届く光に吸収線や輝線・連続光として刻まれた物理情報を抽出している。天文台は何をするところなのか、天体から届く光を調べると何がわかるのかを理解し実感するため、講義の中で光の実験を行う。スペクトルの観察などを通して、天文台で行われている研究を理解し体験することが本講義の特徴である。ゲスト講師との対話の時間も十分に確保している。なお、ゲスト講師はオンライン登壇の可能性がある。
到達目標
・天文学の幅広いテーマの基礎を理解し、天文学と人間生活との関わりについて考察することができるようになる。
・科学的な見方を身につける。つまり、与えられた情報を鵜呑みにせず、論理的に理由を考えて自分で判断することができるようになる。
講義スケジュール
第1回 世界の星座
第2回 天体の運行と月食、日食、西洋と日本の天文学史
第3回 宇宙の成り立ち:銀河、銀河団、宇宙の大規模構造
第4回 私たちの太陽
第5回 星の明るさ、星の温度、恒星の分類
第6回 望遠鏡と観測装置の仕組み、世界の望遠鏡
第7回 恒星の一生Ⅰ~中小質量星~惑星状星雲、白色矮星
第8回 恒星の一生Ⅱ~大質量星~中性子星、ブラックホールとは
第9回 いろいろな惑星、この時期に見える天体
第10回 太陽系小天体、太陽系の形成
第11回 スペクトル(虹)とは、分光実験
第12回 天文教育・普及を考える
第13回 宇宙膨張の証拠、宇宙の歴史、ダークマターとは
第14回 宇宙の未来、ダークエネルギーとは
第15回 神山天文台の展示紹介(対面とオンラインとのハイブリッド開催)
ゲスト講師による講義も予定している。ゲスト講師の予定に併せて授業内容の順番を入れ替えるため、最終的な時間割と内容、及びどの回が対面とオンラインとのハイブリッド開講になるかは、開講直前にmoodleに記載する。
[事前学習]
・事前学習として、天文関係の書物(一般啓蒙書や科学雑誌でかまわない)を読破してほしい。書物に理解できない点があれば、自分がどこに納得できないのか明らかにしておき、その疑問を解決しようという意識を持って講義に臨むこと。
[事後学習]
・その日のうちに復習し、わからない点を無くしておくこと。
教科書
参考書
事前学習ではどの本を選んでいただいてもよいですが、事後学習にも末永く使える詳しい良書を挙げますと、例えば下記の書籍があります。
・谷口 義明 著
『天文学者が解説する 宮沢賢治『銀河鉄道の夜』と宇宙の旅』
(光文社新書 2020年)
・佐藤 文衛、細川 秀夫 著
『宇宙地球科学』
(講談社 2018年)
・半田 利弘 著
『基礎からわかる天文学』
(誠文堂新光社 2011年)
・岡村 定矩、池内 了、海部 宣男、佐藤 勝彦、永原 裕子 著
『シリーズ現代の天文学 I 人類の住む宇宙』
(日本評論社 2007年)
・Michael A. Seeds, Dana E. Backman 著
有本 信雄 監訳
『最新天文百科: 宇宙・惑星・生命をつなぐサイエンス』
(丸善株式会社 2010年)
出願開始
出願終了
承認結果公開日