テーマ

B.歴史を学ぶ

制度種別

単位互換/京カレッジ

受講形態(京カレッジ)

科目等履修生

科目コード

B305

科目名

西洋美術史2

開講大学名

京都市立芸術大学

学内科目コード

11030240

学内科目名

西洋美術史2(肖像画について考える)

連絡先

教務学生課美術教務担当
fineart@kcua.ac.jp

担当教員

深谷 訓子(美術学部 准教授)

開講期間

後期・水曜・1限
2026年9月25日(金)~2027年2月1日(月)の毎週水曜日
1限(9:00~10:30)

※ 授業日は履修許可後に、本学の学務システムから確認してください。

開講曜日・講時

水・1

単位数

2

開講期

後期・秋学期

授業形態

対面授業(オンキャンパス)

遠隔授業として実施する

実施しない

「英語で学ぶ科目」として実施する

実施しない

受講料
(単位互換履修生は不要)

(単位互換履修生は不要)入学料:28,200円 授業料:28,800円

対象年次

1年次以上

授業定員

70

単位互換定員

5

京カレッジ定員

5

会場

科目開講校キャンパス

試験・評価方法

各回の授業内での取り組み(受講チェック票の所見欄など)40%、ディスカッションや素材提供への参画度20%、期末レポート40%

超過時の選考方法

書類選考

別途負担費用

その他特記事項

【履修上の注意】
 授業は原則として対面で行います。一部、資料の提供などにGoogle Classroomの機能を活用します。 

【特記事項】
 西洋美術史概説Ⅱを受講済みであるか、西洋美術史通史の知識がある程度あることが望ましい。
 Google Classroomへは履修登録後にこちらから招待します。

低回生受講推奨科目

講義概要・到達目標

【授業の目的】
 理論的な位置づけや現在の人気度は低いものの、重要な役割を担って活発に描かれてきた「肖像画」の幅やヴァリエーションを知ることで、基本的な美術史の知識をいっそう確かなものにすることに加え、肖像画の型や表現方法について自ら分析できるようになることを目指します。

【到達目標】
 授業で紹介した事例に関する知識を確実に修得すること、またそれを具体例として、自身の考えを述べる際の素材として使えるようにすることを目標とします。そのような狙いを有するこの授業は、ディプロマ・ポリシーに定められた「芸術に関わる幅広い視野と専門的な知識の修得」に繋がるものであると同時に、こうした素材を思考材料として、受講者に「柔軟な思考力の涵養と独自の発想力を磨くこと」を期待するものです。

【授業概要】
 極めて長い時代を通じて、膨大に描かれてきた「肖像画」をテーマに取り上げます。肖像画のなかにも、夫婦の肖像画や自画像、集団肖像画などの小区分があるため、そのそれぞれについて、順を追って理解を深めます。基本的にはスライドで作品を映写し、作例やテクストを手掛かりに考察を進めます。意見交換など、ディスカッションを行うことがあります。

講義スケジュール

第1回 イントロダクション 
ともすると最も退屈なジャンルと思われがちな肖像画を授業のテーマとして取り上げる理由を説明するとともに、「肖像画」というものに暗黙の裡に想定されがちな前提条件についても考察し、これからの授業の土台を整える。
 
第2回 ルネサンス期の個人肖像画(1) 
ルネサンス期の作例を紹介しながら、最も一般的な肖像画のフォーマットが確立していくまでの展開を歴史的に跡付ける。 

第3回 ルネサンス期の個人肖像画(2) 
レオナルド・ダ・ヴィンチの《モナリザ》を取り上げて作品分析を行う。それを通じて、当時の肖像画を取り巻くある種の慣習や約束事、図像伝統等についても学ぶ。 

第4回 ルネサンス期の夫婦の肖像画 
個人ではなく、夫婦を描いた肖像画を取り上げ、その表現上のパターンや小道具等の工夫について見る。 

第5回 ルネサンスからバロック期の母子、あるいは子供の肖像画 
母子、あるいは子供が描かれた肖像画を取り上げて、検討、分析を行う。先に見た、個人、夫婦との相違点や共通点を確認するとともに、当時の子供観との関連性について考察する。 

第6回 画家の自画像(1) 
デューラー、ラファエロなど、ルネサンス期の画家の自画像を取り上げ、肖像画のサブカテゴリーでもある自画像の特殊性と、その初期の歴史的展開を学ぶ。 

第7回 画家の自画像(2) 
引き続き、レンブラントらバロック期の画家の自画像や関連作品を取り上げて、作り手の自己表象という観点から肖像画について考察する。
 
第8回 画家の自画像(3) 
ルネサンスからバロック期の女性画家による自画像の数々を取り上げ、女性画家が珍しかった時代における女性の自己表象において、ジェンダー的な意識がどのように表現上の工夫と関連しているか検討する。 

第9回 東西合同授業1 
東洋美術史2との合同授業を行い、それぞれ東西の肖像画1点を挙げ、そこから考えられる論点について比較芸術学の視点から考察を加える。 

第10回 東西合同授業2 
東洋美術史2との合同授業を行い、それぞれ東西の肖像画1点を挙げ、そこから考えられる論点について比較芸術学の視点から考察を加える。 

第11回 東西合同授業3 
東洋美術史2との合同授業を行い、それぞれ東西の肖像画1点を挙げ、そこから考えられる論点について比較芸術学の視点から考察を加える。
 
第12回 集団肖像画 
家族ではなく、多くの場合、社会的なつながりを持つ者たちが一画面に表された集団肖像画というジャンルについて、その社会的機能と同時に、造形的な展開についても確認する。 

第13回 友愛の肖像画 
肖像画のなかには、家族や前項のような集団肖像画とはまた異なる、友人たちを一画面に集めた肖像画も存在する。そうした社交、友情の証としての肖像画の歴史を繙き、その社会的機能や表現上の工夫を考察する。
 
第14回 扮装肖像画 
神話の登場人物や擬人像の設定で描かれた「扮装肖像画」について、その歴史的展開を確認すると同時に、その背景にあった様々なニーズや関心について検討する。 

第15回 総括 
ここまでで学んできた肖像画の事例を振り返り、人の顔を描き伝えるということが有していた心理的作用や社会的意味について考察する。また、間接的な手段を用いる現代の「肖像画」「自画像」表現についても例を挙げ、今日的な「肖像」の可能性についても考察する。

教科書

使用しません。授業内やGoogle Classroom等を通じて資料を配付します。

参考書

授業中に適宜紹介します。

出願開始

出願終了

承認結果公開日

2026-04-10 05:00:00