テーマ

E.教育・人生観を学ぶ

制度種別

単位互換

受講形態(京カレッジ)

科目コード

E213

科目名

キャリア・Re-デザイン

開講大学名

京都産業大学

学内科目コード

学内科目名

キャリア・Re-デザイン

連絡先

教学センター
TEL:075-705-1425 FAX:075-705-1582

担当教員

川出健一、中沢正江、松尾智晶

開講期間

04月17日(水)
05月08日(水)
05月22日(水)
06月05日(水)
06月19日(水)
07月03日(水)
07月17日(水)
※おおよそ隔週水曜日3・4講時(連続講義)
※06月05日のみ3・4・5講時 ※5講時はオンデマンド形式
3講時 13時15分~14時45分
4講時 15時00分~16時30分
5講時 16時45分~18時15分

開講曜日・講時

水・3

単位数

2

開講期

前期・春学期

授業形態

対面授業(オンキャンパス)

遠隔授業として実施する

実施しない

「英語で学ぶ科目」として実施する

実施しない

受講料
(単位互換履修生は不要)

対象年次

2年次以上

授業定員

60

単位互換定員

5

京カレッジ定員

会場

科目開講校キャンパス

試験・評価方法

授業参加への意欲40%、成長の度合い20%、最終レポート40%、計100%で評価します。詳細は授業初回で説明いたします。

超過時の選考方法

書類選考

別途負担費用

その他特記事項

履修上の注意
1)以下のような学生に向けた授業です。理解したうえで履修するようにしてください
○大学での勉学や大学生活全般に対するモチベーションを高めたいと考えている。
○自分に自信が持てず、成長しているという感覚が持てない状態を変えたいと考えている。
○自己理解の深化、他者との交流を促進したいと考えている。
2)授業期間中に、教員及び社会人ファシリテータによる任意参加の面談があります。
3)本学では抽選により受講生が決定する科目ですので、学期途中での履修中止はお控えください。

低回生受講推奨科目

推奨する

講義概要・到達目標

講義概要
「とりあえず大学に来たという感じがぬぐえず、勉学への意欲が湧かない」「偏差値で学部を選んだので専門科目の授業に関心が持てない」「大規模講義が多く、なかなか友達ができないので、大学に居場所がないと感じることがある」「人見知りな自分をなんとかしたいと思うが、行動に移せない」こんな気持ちになったことはありませんか?この科目は、このような状態にある学生を対象とし、①受講生仲間との交流のなかで、自己/他者に意識を向ける。②クリエイティブな作業を通して自分の周りの他者(他の受講生、授業を運営する教員やファシリテータ、社会人)と対話を深め、多様な価値観を共有する。③多様な価値観によって成り立っている社会に自分はどう関わっていくのかを考える。というプロセスをたどることで、受講生がそれまで自分を縛っていた価値観を問い直し、自分自身の価値観を自立的にかたちづくっていくことを支援します。この科目でいう「自立」とは、自分の将来に向けて行動を起こす際、周囲の流れにまかせて受身な判断をするのではなく、周囲と調整しながら自分で考え自分で決めて行動することを指します。もしあなたが、冒頭に述べたような停滞感、孤立感を感じているのであれば、学年を問わず早めの受講をお勧めします。
なお、この科目は教員ファシリテータ・社会人ファシリテータ・学生ファシリテータの複数人によって授業を運営します。ファシリテータおよび受講生が対等の立場で、安心して交流できる場づくりと対話を実践する科目です。

授業の到達目標
 周りの他者との対話を深めることで価値観の多様性に気づき、さらに自己内対話を深めて自分の現状を客観視する視点を獲得することで、自立に向けて一歩踏み出せる状態になっていることを到達目標とします。

身に付く力
1.第三者の視点で自分を見つめなおすことを通じて自己分析・自己理解を深める力が身に付きます。
2.自己と他者との対話、自己内対話を深めることで、対話力が身に付きます。
3.自己理解が深まることで明らかとなる自己の欲求や意思を、行動目標として表現する力が身に付きます。

講義スケジュール

春学期は2年次生~4年次生60名を対象に開講します。内容は以下のとおり

(1)4月17日(水)2コマ
目的・テーマ:2つのワークショップを通して自己と他者の違いを知る
プログラム:①【アートコミュニケーション】クレヨン画による自己表現を通してグループ内での自己と他者の違いに気付く:②【自分史を語る】これまでの人生を折れ線グラフに表し、ライフストーリーを語ることで、初対面の他者との対話を試みる。

(2)5月8日(水)2コマ
目的・テーマ:クラスでの居場所づくり
プログラム:【対話のプラットフォームづくり】個人ワーク・ペアワーク・グループワークを組み合わせた、各クラス独自のプログラムを通じて、クラスの構成員全員が互いの名前で呼び合える関係性をつくり、安心して対話を深める環境を整える。

(3)5月22日(水)2コマ
目的・テーマ:クリエイティブな作業を通して他者との価値観・人生観の違いを共有する。その1プログラム:【物語創作ワーク】自分を主人公にした物語をフィクションのかたちで創作する。

(4)6月5日(水)3コマ
目的・テーマ:クリエイティブな作業を通して他者との価値観・人生観の違いを共有する。その2プログラム:【物語創作ワーク】創作したものを発表し、共有する。

(5)6月19日(水)2コマ
目的・テーマ:仕事世界の多様な価値観を知る。
プログラム:【社会人との対話】グループごとに1セッション40分の対話またはインタビューを2回実施することで、社会人との対話を深め、仕事世界の多様な価値観を知る。

(6)7月3日(水)2コマ
目的・テーマ:これまでの振り返りと課題の設定
プログラム:【これまでの振り返り】各クラス独自の方法で授業体験を体系的にふりかえり、自己の現状と課題について自己内対話をさらに深化させる基盤づくりを行う。

(7)7月17日(水)2コマ
目的・テーマ:自己内対話の成果をスピーチで共有し、フィードバックを返すことで、新たな対話への道を開く。
プログラム:【5分間スピーチ】

準備学習等(事前・事後学習)
【第1・2回】ワークショップを通して自己と他者の違いを知る
【事後・事前学習の要点】①によって意識化された自己/他者意識を日常の人間関係に応用し、家族、友人、アルバイトの同僚との関係を見つめなおすきっかけにしてみてください。;②において見知らぬ他者への自己開示が自分にどのような変化をもたらしたかを考えてください;①と②の結果を次回授業にどうフィードバックするか、自分のなかで整理し、メモに残しておいてください。これが次回への事前学習となります。

【第3・4回】クラスでの居場所づくり・関係づくり
【事後・事前学習の要点】クラスの仲間たちとの関係づくりをしていくうえで、自分がどこまで対話を深めることができたか、ニックネームで呼び合うことで関係がどう変わったか、じっくり考えてみてください。その成果を整理付け、関係づくりの点で自分の課題は何かを考え、メモに残してください。こうしたプロセスが次の「物語創作」の事前学習となります。

【第5・6回】クリエイティブな作業を通して他者との価値観・人生観の違いを共有する その1
【事後・事前学習の要点】物語創作の進捗にあわせ、授業中に完成できなかった人は完成をめざしてください。完成したら、次回授業でどう発表するか、じっくり戦略を練っておいてください。

【第7・8・9回】クリエイティブな作業を通して他者との価値観・人生観の違いを共有する その2
【事後・事前学習の要点】物語創作を通じて見えてきた自己と他者の人生観、職業観、価値観の違いについて、ひとりになったときにじっくり考え、整理しておいてください。またクラスメート、家族、友人、アルバイトの同僚たちと意見交換を試みてください。自分の人生観、職業観を整理しておくことが、次の社会人との対話の事前学習となります。

【第10・11回】仕事世界の多様な価値観を知る
【事後・事前学習の要点】前回の授業を通じて見えてきた自分の人生観、職業観が、ここでは社会人の人生観、職業観と照らし合わされてどう変化したか、じっくり考察してください。またこの文脈での現在の自分の課題は何かをじっくり考え、その考えを次回授業でどう表明するか整理し、メモに残しておいてください。そのことが次回授業の事前学習となります。

【第12・13回】これまでのふりかえりと課題の設定
【事後・事前学習の要点】対話を通じて仕事世界から自分が学んだものは何か、またそこから見えてくる自分の課題は何か、整理しメモに残してください。ここで整理したものが次回授業の5分間スピーチの準備となります。

【第14・15回】自己内対話の成果をスピーチで共有する
【事後学習の要点】他者に向けて自分の計画を語ることでどのような変化が自分に生じたか、また他者のスピーチに触れたことで自分がどう変わったか、じっくり考え、メモに残してください。こうした振り返りが最終レポートに向けての準備ともなります。

なお、事前・事後学習とも各授業につき2時間必要です。上記内容を確認して、しっかり事前・事後学習を行ってください。

教科書

その都度説明もしくは配布します。

参考書

なし

出願開始

出願終了

承認結果公開日

2024-04-12 05:00:00