テーマ

A.京(みやこ)を学ぶ

制度種別

単位互換

受講形態(京カレッジ)

科目コード

A003

科目名

産官学連携プロジェクト:仁和寺で学ぶ京都の観光と文化財~京都世界遺産PBL~

開講大学名

京都光華女子大学

学内科目コード

A004

学内科目名

産官学連携プロジェクトc

連絡先

学生サポートセンター修学担当
TEL:075-325-5309 FAX:075-325-5317

担当教員

大島祥子(キャリア形成学部キャリア形成学科 准教授)
朝比奈 英夫(キャリア形成学部キャリア形成学科 教授)

開講期間

下記、講義スケジュール/【授業計画及び授業内容】の項目に詳細を記載。

開講曜日・講時

単位数

2

開講期

集中

授業形態

対面授業(オンキャンパス)

遠隔授業として実施する

実施しない

「英語で学ぶ科目」として実施する

実施しない

受講料
(単位互換履修生は不要)

対象年次

1年次以降

授業定員

単位互換定員

10

京カレッジ定員

10

会場

その他特記事項参照

試験・評価方法

【成績評価方法】
フィールドワーク(25%)とディスカッション(25%)、そして発表(50%)を総合的に勘案する。


【 成績評価基準 】
1,授業への参加の態度、2,寺院関係者などとの交流、3,発表準備および発表における役割、4,授業への積極性の高さ、以上の4点を評価の物差しとする。

超過時の選考方法

書類選考

別途負担費用

なし

その他特記事項

【授業時間外学修(予習・復習等)について】
ディスカッションのまとめや発表準備等については、授業時間内では終わらない可能性が高く、課外での作業が必要なので、受講者は、そのための時間を見込んで履修すること。課外での作業時間は、各チームの進行状況によるが、標準として1時間から3時間を想定する。

【担当者からのメッセージ(履修上の留意点等)】
・他大学の学生との共同作業、世界遺産の寺院内での講義や実習など、通常の教室内での授業とは異なる体験をする授業なので積極的な姿勢で取り組んで欲しい。下記の【受講時の行動規範】をよく確認すること。

・グループワークでPowerPointスライドを作成し、京都の観光関係データを用いて講義と実習を行うので、ノートパソコン必携。
・テキスト、参考書はとくに指定しないが、世界遺産検定の公式テキストや、世界遺産に関する新書などを各自で読むこと。
・連絡、質問はメールを利用する。受講者は連絡が取れるメールアドレスを必ず登録すること。登録方法は追って知らせる。

【受講時の行動規範】
本科目については、世界遺産所有者のご協力のもと開講されており、受講にあたっては特に担当教員及び世界遺産所有者の指導にもとづき行動するとともに、実習先の世界遺産におけるルールを順守すること。また、やむを得ない事情がない限り、履修を許可された学生は最後まで受講すること。

【授業時間外学修(予習・復習等)について】
ディスカッションのまとめや発表準備等については、授業時間内では終わらない可能性が高く、課外での作業が必要なので、受講者は、そのための時間を見込んで履修すること。課外での作業時間は、各チームの進行状況によるが、標準として1時間から3時間を想定する。

【授業での使用機器・ソフトウェア等(PC・ipad・ロイロノート・クリッカー 等)】
教室に持参できる自分のノートパソコンが必要

【オフィスアワー】
連絡、質問、相談はメールを利用する。
アドレス  s-oshima@mail.koka.ac.jp 大島   rb014@mail.koka.ac.jp  朝比奈

低回生受講推奨科目

講義概要・到達目標

【授業テーマ】
京都の世界遺産の社寺について、立地する地域の特性と歴史的背景を学び、実践的なフィールドワークを行いつつ、世界遺産としての魅力を掘り下げる。

【授業概要】
洛北、双ヶ岡の北麓に位置する真言宗御室派総本山の仁和寺は、 創建以来、1200年余の歴史を有する大寺院である。壮大な伽藍には、国宝、重要文化財のほか、登録有形文化財、国名勝・史跡など、バラエティに富んだ文化財が存在する。
まさに世界遺産にふさわしい魅力を持つ仁和寺について、この授業では、歴史的背景を念頭に置きつつ、仁和寺と地域との関わりにも注意を払い、現在の京都の世界遺産の中での仁和寺の位置を明らかにし、その魅力を発信する方法を追究する。
また、世界遺産とは何かという理解も重要である。日本ユネスコ協会連盟HPでは、「世界遺産とは、地球の生成と人類の歴史によって生み出され、過去から現在へと引き継がれ、そして私たちが未来の世代に引き継いでいくべきかけがえのない宝物」と定義され、UNESCOは、世界遺産を”人類共通の遺産”として保護・保全していくための「国際的な協力体制を築く国際条約として、1972年第17回UNESCO総会にて「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」(通称:世界遺産条約)」が採択されたことを明示している。
世界遺産を単なる観光資源のひとコマと捉えるのではなく、立地する環境の中でどのような価値を持ち、将来に向けてどのように価値を高めていくのかをしっかりと究明することが求められているといえよう。仁和寺が有する貴重な文化財の活用と保存に注目して、持続可能な世界遺産という課題にも向き合いたい。また、京都市などが公表している観光関係のデータ分析を行い考察を深める予定である。授業は、教室での活動と現地の見学・ヒアリングで行う。なお、この授業はコンソーシアム京都「世界遺産PBL科目」の一つであり、他大学の学生と協同で授業を作り上げる。

【到達目標】
1.地域社会の課題を明確に捉えることができる
2. 地域団体(企業、行政、NPOなど)のメンバーと協同でプロジェクトを推進できる
3. 新しい提案で現状の課題をクリアすることができる

講義スケジュール

【授業計画及び授業内容】
*土曜日、日曜日に行う授業で、大学以外の場所で実施する回もあるので、それを了解して受講すること。
*進行状況によって日程、場所が変更になる場合があるので、naviの掲示に常に確認すること。
*この科目は他大学からの受講生と一緒に実施する。
セクション1 世界遺産と仁和寺について知る
第0講 4月8日(土) 仁和寺の御室桜見学(第0回扱いなら各自) 仁和寺(現地集合・解散) 朝比奈・大島
第1講 4月23日(日) オリエンテーション 自己紹介、前年度までの取組共有、今年度取組内容の提示、獲得目標・アウトプットの理解、事例紹介など 朝比奈・大島
第2講 GW明け、もしくは5月末を予定 "講義「仁和寺の文化財」、仁和寺特別講義 仁和寺リサーチ" 仁和寺(現地集合・解散) 朝比奈・大島
第3講 5月21日(日) 13:00~15:30 インタビュートレーニング 朝比奈・大島
調査(番外) 5月27日(土) 世界遺産見学① 二条城 MICEやユニークベニューに力を入れる 大島
第4講 6月10日(土) ディスカッションによるテーマ案検討、絞り込み(人数によりグループ化) 朝比奈・大島
夏期休暇期間中 世界遺産一つを訪問 各自 調査(番外) 9月9日(土) 世界遺産見学② 清水寺?ザ観光地 大島
セクション2 京都の観光戦略と仁和寺
第5講 9月16日(土) 13:00~14:30 京都観光関係データの紹介 京都光華女子大学 大島
第6講 9月30日(土) "テーマの絞り込み、決定 今回のアウトプットの仮説を設定する" 朝比奈・大島
第7講 10月15日(日) 10:30~16:00 仁和寺定点観測 仁和寺(現地集合・解散) 大島
第8講 10月21日(土) 仁和寺定点観測のまとめと考察 大島
第9、10講 "10月28日(土)※2講分実施" テーマの深化 調査内容、成果の確認 朝比奈・大島
セクション3 成果報告の作成
第11講 11月18日(土) プレゼン資料準備 大島
第12講 11月23日(木祝)あたり仁和寺の都合が良い平日 仁和寺へ中間報告と意見交換 仁和寺(現地集合・解散) 朝比奈・大島
第13講 12月2日(土) 発表資料のブラッシュアップ、リハーサル 朝比奈・大島
第14講 12月10日(日)13:00~16:00  成果発表会 キャンパスプラザ京都内  朝比奈・大島
第15講 12月17日(日) 授業全体の振り返り、ディスカッション振り返りレポート作成 朝比奈・大島

【授業方法及び学生への課題・小テスト等のフィードバック】
少人数のグループにより、現地での実習を中心に授業を進める。世界遺産に登録された寺院が抱える課題や多様な文化財の活用について寺院の担当者の説明や質疑も織り交ぜながら進める。最終的には、12月に行われる成果発表会(他の世界遺産PBL科目との合同開催)で、授業の成果を発表する。

教科書

なし

参考書

なし

出願開始

出願終了

承認結果公開日

2023-04-14 05:00:00