テーマ
制度種別
受講形態(京カレッジ)
科目コード
科目名
開講大学名
学内科目コード
学内科目名
連絡先
教学センター
TEL:075-705-1425 FAX:075-705-1582
担当教員
開講期間
2025年09月29日(月)~2026年01月19日(月)
2講時 10時45分~12時15分(毎週金曜日)
※休講 2025/10/31(金)
※休講 2026/01/02(金)
開講曜日・講時
単位数
開講期
授業形態
遠隔授業として実施する
「英語で学ぶ科目」として実施する
受講料
(単位互換履修生は不要)
対象年次
授業定員
単位互換定員
京カレッジ定員
会場
試験・評価方法
超過時の選考方法
別途負担費用
その他特記事項
【履修上の注意】
「宇宙物理学B」を履修された方は、当該科目を履修することができません。
大学2年までの数学と物理学の理解が必須です。
物理学や数学の広い分野にわたる知識を用いて議論が展開されるので、自分が不得手とする分野のものが登場する機会も多いことと思われますが、そうした時には適宜に復習してその弱い部分を補いながら学習を進めることが大切です。そういう努力を重ねていると、やがて全体がよく見えてきて理解が深まります。
2025年度より授業形態は、【90分授業×14週】+【90分相当のオンデマンド授業】※を標準とします。
※【90分相当のオンデマンド授業】については、試験や単元ごとの解説・振り返りなどを主体とした30分のオンデマンド授業を3回実施(合計90分)、各回の授業の補完的・発展的内容となる6~7分程度のオンデマンド授業を14回実施(合計90分)などのほか、オンデマンド授業を標準としますが、科目により学外実習(フィールドワーク)や実験等を行う場合があります。実施時期や実施形態は授業によって異なります。
低回生受講推奨科目
講義概要・到達目標
【講義概要】
現代宇宙論は観測と物理学に基づく実証的な科学であり、宇宙の初期から現在に至るまでのあらゆる現象が研究対象となる。特に、アインシュタインの一般相対性理論の登場により、「宇宙」という捉えどころのない存在について、数式に基づいて具体的に議論できるようになった。その帰結として、宇宙の膨張やビッグバンなどが予測され、観測的にもよく実証されてきた。一方で、最近の観測からは、ダークマターやダークエネルギーのような未解決問題も浮かび上がってきた。講義ではこのような現代宇宙論の現在地について学ぶ。
【授業の到達目標】
宇宙について、現在私たちが観測と理論をもとに理解している現象について知ることを目標とする。
講義スケジュール
第1回 対面 序論:一般相対性理論に基づく時空の記述
第2回 対面 宇宙原理:宇宙の一様性と等方性
第3回 対面 FLRW計量とフリードマン方程式
第4回 対面 宇宙の膨張の測定
第5回 対面 膨張宇宙の距離指標と宇宙論的赤方偏移
第6回 対面 宇宙のエネルギー成分
第7回 対面 宇宙膨張とビッグバン宇宙論
第8回 対面 宇宙のインフレーション
第9回 対面 インフレーションから放射優勢宇宙へ
第10回 対面 宇宙の熱史
第11回 対面 ビッグバン元素合成
第12回 対面 インフレーションによる原始揺らぎの生成
第13回 対面 宇宙マイクロ波背景放射の物理
第14回 対面 宇宙の構造形成
【講義スケジュール】
講義では宇宙論を考える上で前提となる一般相対論の考え方から始め、宇宙膨張とビッグバン宇宙論を紹介した後に、宇宙誕生から時系列に沿って議論を進める。
【準備学習(事前・事後学習)】
宇宙論に限らず物理学、天文学では自分で手を動かして式を導出して初めてよく理解できる。また、簡単なプログラムを書いて、得られた式やその解の性質を可視化することも深い理解に繋がる。講義の進捗に沿って自分でも取り組んでおくこと。
※上記の講義以外に、90分相当のオンデマンド授業を行います。
詳細については、2025年度シラバス(2025年3月下旬公開予定)を確認してください。
https://syllabus.kyoto-su.ac.jp/
教科書
参考書
「現代宇宙論 −時空と物質の共進化」 松原隆彦著 東京大学出版会
出願開始
出願終了
承認結果公開日