テーマ
制度種別
受講形態(京カレッジ)
科目コード
科目名
開講大学名
学内科目コード
学内科目名
連絡先
教学センター
TEL:075-705-1425 FAX:075-705-1582
担当教員
開講期間
2024年04月08日(火)~2025年07月17日(木)
2講時 10時45分~12時15分(毎週木曜日)
※休講 2025/05/01(木)
開講曜日・講時
単位数
開講期
授業形態
遠隔授業として実施する
「英語で学ぶ科目」として実施する
受講料
(単位互換履修生は不要)
対象年次
授業定員
単位互換定員
京カレッジ定員
会場
試験・評価方法
超過時の選考方法
別途負担費用
その他特記事項
【履修上の注意】
「宇宙物理学A」を履修された方は、当該科目を履修することができません。
微分や積分の入った数式を苦手としない人が望ましい。
物理学や数学の広い分野の知識を用いて議論が展開されるので、自分が不得手とする分野のものが登場する機会も多いことと思われますが、そうした時には特に念を入れて,必要なら他の本も参照して、復習することが大切です。そういう努力を重ねていると、やがて全体がよく見えてきて理解が深まります。
2025年度より授業形態は、【90分授業×14週】+【90分相当のオンデマンド授業】※を標準とします。
※【90分相当のオンデマンド授業】については、試験や単元ごとの解説・振り返りなどを主体とした30分のオンデマンド授業を3回実施(合計90分)、各回の授業の補完的・発展的内容となる6~7分程度のオンデマンド授業を14回実施(合計90分)などのほか、オンデマンド授業を標準としますが、科目により学外実習(フィールドワーク)や実験等を行う場合があります。実施時期や実施形態は授業によって異なります。
低回生受講推奨科目
講義概要・到達目標
【講義概要】
「我々はどこから来たのか、何者か、どこへ行こうとしているのか?」それらの問いに答えるためにもまず我々を取り巻いている宇宙についての正確な理解が必要である。
幸いなことに、宇宙は我々人類にとって非常に身近なものになってきた。宇宙の年齢が138億年と3桁の精度で語ることが出来るようになり、宇宙は単に膨張しているのではなく、加速膨張しており、膨張速度はますます速くなることが判ってきた。また、目で見える物質は5%であり、残り27%は暗黒物質、68%は暗黒エネルギーということも判ってきた。ただし、暗黒物質を構成している粒子を我々は知らないし、暗黒エネルギーが何であるかについてはほとんど判っていない。
これらの宇宙について、及びこの宇宙の中に存在する諸天体についてより深い理解をするには、天文学の基礎である星と銀河と宇宙における物質の輪廻を支配する物理学について学ぶ必要がある。本講義では、星が生まれる舞台である星間空間の物理、宇宙の基本要素である銀河について勉強する。
【授業の到達目標】
宇宙の諸現象は、物理学の種々な素過程が入り混じっていることが多く、それらを理解するには縦横に想像力を働かせなければならない。また日常的に慣れ親しんだ物理量とはかけ離れた大きさや、小ささを問題とすることも多く、時間のスケールも全く異なる。それらの宇宙的なものの見方について、まず慣れ、理解し、そして身に付けることを目標とする。
講義スケジュール
第1回 対面 星間ガスの物理状態
第2回 対面 星間ガスの加熱・冷却機構
第3回 対面 星間ガスの観測と放射伝達方程式
第4回 対面 分子雲コアの物理:Bonnor-Ebert球
第5回 対面 Jeans不安定
第6回 対面 原始星の形成
第7回 対面 原始惑星系円盤の形成
第8回 対面 銀河のスケール感と物理過程
第9回 対面 銀河の形状分類
第10回 対面 銀河の明るさと輝度プロファイル
第11回 対面 近傍宇宙の距離測定
第12回 対面 遠方宇宙の銀河観測と赤方偏移
第13回 対面 銀河の進化と活動銀河核
第14回 対面 銀河・銀河団の質量とダークマターの役割
【講義スケジュール】
最初に、そこから恒星が誕生する星間空間の性質、そこで重要になる物理、そして星の生成消滅による物質の輪廻について学ぶ。次に恒星の大集団である銀河の構造、性質、誕生について学ぶ。
【準備学習(事前・事後学習)】
理解を深めるには、まず基本となる式の理解が不可欠であり、その導出がまず第一歩です。そしてその式の持つ意味をじっくりと考えて下さい。不明な点が出てきたら、次から次へと参考文献を探し、調べてみるとますます面白くなるはずです。
※上記の講義以外に、90分相当のオンデマンド授業を行います。
詳細については、2025年度シラバス(2025年3月下旬公開予定)を確認してください。
https://syllabus.kyoto-su.ac.jp/
教科書
参考書
「宇宙物理学」二間瀬敏史(朝倉書店)
「星間物質と星形成」福井康夫編集(日本評論社)
「銀河1-銀河と銀河団」谷口義明編集(日本評論社)
出願開始
出願終了
承認結果公開日