テーマ
制度種別
受講形態(京カレッジ)
科目コード
科目名
開講大学名
学内科目コード
学内科目名
連絡先
教務課教務グループ
TEL:075-644-8150
担当教員
開講期間
2024年10月01日(火)~2025年02月04日(火)
2講時 10時30分~12時00分(毎週火曜日)
※授業休止日 2024/10/15(火)
※冬季休業 2024/12/24(火)~2025/01/06(月)
※定期試験週を含む
開講曜日・講時
単位数
開講期
授業形態
遠隔授業として実施する
「英語で学ぶ科目」として実施する
受講料
(単位互換履修生は不要)
対象年次
授業定員
単位互換定員
京カレッジ定員
会場
試験・評価方法
授業で提出するレスポンス課題15%と期末試験85%で成績を評価する。
超過時の選考方法
別途負担費用
その他特記事項
【本授業に関する情報】
学習や教育、生活習慣を司るこころの働きを生理学的視点から理解することによって、教員として備えるべき、学童・生徒指導や学級運営、保護者対応の実践力のみならず、日々の対人関係によって生じる様々な課題を解決する力を養う。
【自学自習についての情報】
自学自習についての情報 講義はテキストをもとに、最新のトピックやエビデンスを交えて行う。
参考書やウェブ上のリソースを活用した理解が望まれる。
【アクティブラーニングに関する情報】
各授業のテーマに沿ったグループワークを実施する。
各授業で実施したレスポンス課題について次回講義までに習得することが必要である。
【担当講師についての情報】
児童・思春期・青年期を専門とする精神科医師として、大学病院、大学保健センター、子ども発達障害支援センター、公立病院、単科精神病院、クリニック等での診療経験を持つ。
大学健康科学センターおよび予防医学講座での研究指導経験あり。
京都市教育委員会学校サポートチーム委員として、児童精神科医の立場から教育相談に長年携わっている。
【注意】
車での来学はご遠慮いただいております。
教室は授業初回日に本学掲示板にて確認してください。
低回生受講推奨科目
講義概要・到達目標
【授業の概要】
1. 心理生理学の基本概念と理論の紹介:心理生理学の基礎知識、重要な理論や概念を学ぶ。
2. 脳と行動の関連性の理解:脳の構造と機能を理解し、これが人間の行動や精神プロセスにどのように影響するかを学ぶ。
3. 現代の心理生理学研究手法の紹介:心理生理学的な研究で使用される技術や方法論を学び、実際の研究例を通じてその応用を理解する。
【授業の到達目標】
1. 教育現場での応用理解:教師として学童・生徒の行動や学習プロセスを理解するための心理生理学の基礎知識を習得し、教育現場での応用方法を理解する。
2. 学習と発達の生理学的基盤の理解:学習、記憶、感情、注意などの認知プロセスとその生理学的基盤を理解し、教育実践におけるこれらの要素の重要性を認識する。
3. 学童・生徒の多様性に対応する能力の向上:異なる発達段階や学習スタイルを持つ学童・生徒を理解し、個別のニーズに適応した教育方法を考案するための心理生理学的知識とスキルを身につける。
【授業の形式】
テキストをもとに、スライド講義およびグループワークにて実施する。
講義スケジュール
第1回 序論 - 心理生理学とは
- 心理生理学の定義
- 歴史的背景と現代への進化
- 講義の概要と目標
第2回 神経系の基礎
- 神経細胞の構造と機能
- 神経伝達物質とその作用機序
- 中枢神経系と末梢神経系
第3回 脳の構造と機能
- 脳の主要部位とその機能
- 脳画像技術の紹介(MRI、fMRIなど)
- 脳と行動の関連
第4回 感覚と知覚
- 視覚、聴覚、その他の感覚系
- 知覚のプロセス
- 感覚と知覚の実験的研究
第5回 注意と意識
- 注意のメカニズム
- 意識のレベルと機能
- 無意識の心理学
第6回 学習と記憶
- 学習理論の概要
- 短期記憶と長期記憶
- 記憶の生理学
第7回 感情とストレス
- 感情の生理学
- ストレスとその身体への影響
- 感情調節の方法
第8回 動機づけと欲求
- 生物学的欲求(食欲、性欲など)
- 社会的欲求(承認、所属など)
- 動機づけの理論
第9回 性格と気質
- 性格の生理学的基盤
- 気質とその発達
- 性格評価の方法
第10回 睡眠と夢
- 睡眠のメカニズム
- 睡眠障害の種類と治療
- 夢の心理生理学
第11回 言語とコミュニケーション
- 言語の脳内プロセス
- 言語障害
- 非言語コミュニケーション
第12回 異常心理と神経障害
- 精神疾患の生理学
- 神経障害の種類
- 治療法の紹介
第13回 心理生理学的研究方法
- 実験デザインの基本
- 生理学的測定法(心拍数、皮膚電気活動など)
- データ解析の方法
第14回 心理生理学の応用
- 臨床心理学への応用
- スポーツ心理学、仕事の心理学
- テクノロジーとの連携
第15回 総括とまとめ
- コースの振り返り
- 重要な概念と理論の再確認
- 今後の研究の方向性
教科書
「神経・生理心理学」早川友恵ら著、講談社 ISBN978-4065262153
参考書:「カールソン神経科学テキスト ー脳と行動ー 原書13版」中村克樹ら著、丸善出版 ISBN978-4621307656
「神経・生理心理学―脳から心を理解する」中島恵子ら著、ナカニシヤ出版 ISBN978-4623087112
「生理心理学と精神生理学 第I巻 基礎」堀忠雄ら監修、北大路書房 ISBN978-4762829727
参考書
出願開始
出願終了
承認結果公開日