テーマ

B.歴史を学ぶ

制度種別

単位互換/京カレッジ

受講形態(京カレッジ)

科目等履修生・聴講生

科目コード

B304

科目名

妖怪文化論B

開講大学名

京都先端科学大学

学内科目コード

学内科目名

妖怪文化論B

連絡先

教務センター(京都太秦キャンパス)
TEL:075-406-9148

担当教員

木場 貴俊(人文学部・歴史文化学科 准教授)

開講期間

2024年09月24日(火)~2025年01月14日(火)
5講時 16時00分~17時30分(毎週火曜日)
※2024年12月24日(火)~2025年01月03日(金)の期間は授業なし

開講曜日・講時

火・5

単位数

2

開講期

後期・秋学期

授業形態

対面授業(オンキャンパス)

遠隔授業として実施する

実施しない

「英語で学ぶ科目」として実施する

実施しない

受講料
(単位互換履修生は不要)

科14,000円(初回登録時に登録料として30,000円が別途必要) 聴10,000円

対象年次

授業定員

単位互換定員

20

京カレッジ定員

10

会場

京都太秦キャンパス

試験・評価方法

毎回のコメント提出による授業参加度・授業理解度:30%
学期末レポート:70%

超過時の選考方法

書類選考

別途負担費用

その他特記事項

受講条件・受講のルール・学修上の助言など:
板書を中心に、パワーポイントや映像を使った講義形式で行う。
授業ごとに、授業に対する意見などのコメントを提出してもらうので、積極的に参加する気持ちで授業に臨むこと。

教室について:
決定次第、「お知らせ」へ掲示します。不明な点があれば連絡先まで問い合わせください。

低回生受講推奨科目

講義概要・到達目標

【講義概要】
日本では、常識では計り知れない異常な物事を、妖怪や怪異、化物、不思議と呼んできた。いま妖怪といえば、名前を持つ異形の存在を思い浮かべるが、本来その多くは目に見えない、音や感触でしか知覚することができなかった。そうした個人体験が語られ共有されていくなかで妖怪文化は生まれてきた。その中で、人びとは、名付けや記録、造形、芸能、儀礼などを通して妖怪への理解を深めてきた。
妖怪文化を取り巻く状況をさまざまな角度から見てきた妖怪文化論Aに対し、妖怪文化論Bでは、個別具体的な事例を取り上げ、個々の妖怪についてどのような研究が行われてきたのかを最新の動向とともに解説する。同じ妖怪を対象にしても、研究の手法は多様である。歴史や民俗、文学、美術、地理などの人文社会科学だけでなく、自然科学の成果にも学びながら、それらを複合して考えていく必要がある。妖怪を通して、文化を考えていく上で、多角的な視野とともに柔軟な思考力を持つことを目指す。

【到達目標】
講義で提示した研究視角や方法を理解する。
講義で取り上げた資料を読解し、理解する。
妖怪文化を考察することができる。

講義スケジュール

第01回
イントロダクション―妖怪の名付け
・教育方法:講義
・授業外学修(予習・復習)
予習:「妖怪」と聞いて思い浮かべる具体名を考えておくこと。
復習: 配布資料やノートで復習し、関心があれば参考文献にあがった本を読むこと。

第02回
鬼①歴史のなかの鬼
・教育方法:講義と前回課題の講評
・授業外学修(予習・復習)
予習:「鬼」について調べておくこと。
復習: 配布資料やノートで復習し、関心があれば参考文献にあがった本を読むこと。

第03回
鬼②民俗のなかの鬼
・教育方法:講義と前回課題の講評
・授業外学修(予習・復習)
予習:鬼が登場する芸能・民俗について調べておくこと。
復習: 配布資料やノートで復習し、関心があれば参考文献にあがった本を読むこと。

第04回
河童①歴史のなかの河童
・教育方法:講義と前回課題の講評
・授業外学修(予習・復習)
予習:「河童」について調べておくこと。
復習: 配布資料やノートで復習し、関心があれば参考文献にあがった本を読むこと。

第05回
河童②民俗のなかの河童
・教育方法:講義と前回課題の講評
・授業外学修(予習・復習)
予習: 河童をモチーフにしたマスコットや看板などについて調べておくこと。
復習: 配布資料やノートで復習し、関心があれば参考文献にあがった本を読むこと。

第06回
天狗
・教育方法:講義と前回課題の講評
・授業外学修(予習・復習)
予習:「天狗」について調べておくこと。
復習: 配布資料やノートで復習し、関心があれば参考文献にあがった本を読むこと。

第07回
百鬼夜行
・教育方法:講義と前回課題の講評
・授業外学修(予習・復習)
予習:「付喪神」について調べておくこと。
復習: 配布資料やノートで復習し、関心があれば参考文献にあがった本を読むこと。

第08回
ウブメ―歴史的産物としての妖怪
・教育方法:講義と前回課題の講評
・授業外学修(予習・復習)
予習:「ウブメ」について調べておくこと。
復習: 配布資料やノートで復習し、関心があれば参考文献にあがった本を読むこと。

第09回
七不思議と魔所
・教育方法:講義と前回課題の講評
・授業外学修(予習・復習)
予習:「本所七不思議」について調べておくこと。
復習: 配布資料やノートで復習し、関心があれば参考文献にあがった本を読むこと。

第10回
見越入道と豆腐小僧―虚構化する妖怪
・教育方法:講義と前回課題の講評
・授業外学修(予習・復習)
予習:「見越入道」「豆腐小僧」について調べておくこと。
復習: 配布資料やノートで復習し、関心があれば参考文献にあがった本を読むこと。

第11回
幽霊
・教育方法:講義と前回課題の講評
・授業外学修(予習・復習)
予習:柳田国男による妖怪と幽霊の違いについて調べておくこと。
復習: 配布資料やノートで復習し、関心があれば参考文献にあがった本を読むこと。

第12回
身体感覚と妖怪
・教育方法:講義と前回課題の講評
・授業外学修(予習・復習)
予習:「小豆洗い(小豆とぎ)」について調べておくこと。
復習: 配布資料やノートで復習し、関心があれば参考文献にあがった本を読むこと。

第13回
化け猫
・教育方法:講義と前回課題の講評
・授業外学修(予習・復習)
予習:「鍋島騒動」について調べておくこと。
復習: 配布資料やノートで復習し、関心があれば参考文献にあがった本を読むこと。

第14回
メディアと妖怪1
・教育方法:講義と前回課題の講評
・授業外学修(予習・復習)
予習:「都市伝説」について調べておくこと。
復習: 配布資料やノートで復習し、関心があれば参考文献にあがった本を読むこと。

第15回
メディアと妖怪2
・教育方法:講義と前回課題の講評
・授業外学修(予習・復習)
予習: 「クダン」について調べておくこと。
復習: 配布資料やノートで復習し、関心があれば参考文献にあがった本を読むこと。 

教科書

教科書は特に指定しないが、参考文献については適宜紹介する。

参考書

適宜紹介する。

出願開始

出願終了

承認結果公開日

2024-04-14 05:00:00