テーマ
制度種別
受講形態(京カレッジ)
科目コード
科目名
開講大学名
学内科目コード
学内科目名
連絡先
龍谷大学 教学部
TEL:075-645-7891
FAX:075-643-5021
担当教員
開講期間
2024年9月20日(金)〜2025年1月17日(金)
4講時 15時15分〜16時45分(毎週金曜日)
※10月18日(金)は大学行事のため、授業は実施しません。
開講曜日・講時
単位数
開講期
授業形態
遠隔授業として実施する
「英語で学ぶ科目」として実施する
受講料
(単位互換履修生は不要)
対象年次
授業定員
単位互換定員
京カレッジ定員
会場
試験・評価方法
平常点:30% 授業後に配布するアンケート等への回答で評価します。
定期試験:70% 学期末試験によって評価します。
超過時の選考方法
別途負担費用
その他特記事項
【会場】
龍谷大学深草学舎
第1回目の教室については別途「お知らせ」にて案内します。
【講義方法】
毎回レジュメを配布し、講義形式で授業を行います。講義の最後に、リアクションペーパー(オンライン方式を予定)を配布・回収し、次回講義の最初に質問等に回答します。
【授業外学習(自主学習(事前・事後学習を含む))の指示】
参考文献を中心に、次回扱うトピックについて予習をしてください。講義後、レジュメやノートを参照しながら、復習を行なってください。
【系統的履修】
刑事法入門、犯罪学、刑法、刑事訴訟法、少年法などの関連科目の履修する・していることが望ましいです。また龍谷大学矯正・保護課程が開講する科目の履修も推奨します。
【履修上の注意・担当者からの一言】
この講義は今年度から担当しますので、進捗状況や受講生の意見を聞きながら、講義計画を変更することがあります。
低回生受講推奨科目
講義概要・到達目標
【講義概要】
刑事政策ないし刑事政策学とは、広い意味では、犯罪や非行への社会の対応とそのあり方を研究する刑事法学の一分野です。どうして刑事法の領域でこの分野が確立したのかというと、犯罪や非行に対処しようとすると、刑法や刑事訴訟法の「外」を意識せざるをえなくなるからです。つまり、「なぜ人は犯罪をするのか」や「犯罪者とはどのような人々なのか」、そもそも「刑罰は何のためにあるのか」といったことを考える必要が生じるのです。
かつて刑事政策は「犯罪の防止を目的とした国および地方公共団体の活動」と比較的狭く捉えられてきましたが、近年では国だけでなく民間が、司法だけでなく福祉も関わるようになってきました。こうした広がりをもつ「刑事政策」を、この講義のテーマとしたいと思います。
講義は大きく3つのパートに分かれます。第1に日本の犯罪状況を検討する犯罪現象論、第2に英米の理論を中心とした犯罪原因論、そして第3に犯罪者処遇や刑罰論を含む犯罪対策論です。講義は受講生が刑事政策の全体像を把握できるように進めますが、教員の関心や研究に基づき、場合によっては一つのテーマを掘り下げた解説を行うこともあります。そこでは教員自身の考えを積極的に提示しますので、受講生も批判的な視点をもって講義に臨んでください。
【到達目標】
①犯罪統計の限界を知ったうえで、日本の犯罪現象を理解できる。
②英米における各種犯罪原因論の特徴を知り、その限界を説明できる。
③犯罪者処遇や刑罰のあり方について、理論と実務の両方を見通すことができる。
④上記を通じて、日本の刑事政策のあり方に自分なりの考えを持つことができる。
講義スケジュール
第01回 ガイダンス:犯罪と刑罰を研究するとはどういうことか?
第02回 犯罪統計の基礎と日本の犯罪の概況
第03回 各種犯罪の状況と特徴①暴力犯罪・窃盗
第04回 各種犯罪の状況と特徴②性犯罪・薬物犯罪
第05回 各種犯罪の状況と特徴③高齢者犯罪・少年非行
第06回 犯罪原因論①原因論の誕生と発展
第07回 犯罪原因論②原因論の危機とパラダイム転換
第08回 犯罪原因論③新しい犯罪学理論
第09回 刑罰論①刑罰の思想と歴史
第10回 刑罰論②自由刑と受刑者の法的地位論
第11回 刑罰論③受刑者処遇と処遇モデル論
第12回 刑罰論④死刑
第13回 社会内処遇・更生保護制度
第14回 保安処分
第15回 犯罪被害者と刑事司法
教科書
武内謙治・本庄武『刑事政策学』(日本評論社) 3,080円
浜井浩一『実証的刑事政策論』(岩波書店) 4,290円
前田忠弘ほか『刑事政策がわかる〔改訂版〕』(法律文化社) 2,530円
上記は例示であり、特に指定のテキストはありません。
ただし、図書館などで刑事政策の教科書を読んでみて、自分に合ったものを1冊は購入しておくことをおすすめします。
参考書
出願開始
出願終了
承認結果公開日