テーマ

B.歴史を学ぶ

制度種別

単位互換/京カレッジ

受講形態(京カレッジ)

科目等履修生・聴講生

科目コード

B405

科目名

民俗学B

開講大学名

京都先端科学大学

学内科目コード

学内科目名

民俗学B

連絡先

教務センター(京都太秦キャンパス)
TEL:075-406-9148

担当教員

三津山 智香

開講期間

2026年04月07日(火)~2026年07月21日(火)
2講時 10時40分~12時10分(毎週火曜日)
※2026年04月30日(木)~2026年05月06日(水)の期間は授業なし

開講曜日・講時

火・2

単位数

2

開講期

前期・春学期

授業形態

対面授業(オンキャンパス)・オンライン併用

遠隔授業として実施する

実施しない

「英語で学ぶ科目」として実施する

実施しない

受講料
(単位互換履修生は不要)

科14,000円(初回登録時に登録料として30,000円が別途必要) 聴10,000円

対象年次

授業定員

単位互換定員

20

京カレッジ定員

10

会場

京都太秦キャンパス

試験・評価方法

各回の授業時に提出させるコメントによる取り組み状況の評価 50%
期末レポート 50%

超過時の選考方法

書類選考

別途負担費用

その他特記事項

受講条件、ルール:
極力、実際のフィールドワークの現場やそこで得られる資料(もの)に即して解説します。伝統的な地域社会に重点はありますが、それらは決して過去のものではないので、現在の私たちの身の回りにある「もの」と過去のつながりに注意を払いながら学修を進めてください。

教室について:
決定次第、ご連絡します。不明な点があれば連絡先まで問い合わせてください。

低回生受講推奨科目

講義概要・到達目標

【講義概要】
民俗学は、私の暮らしのごく身近にある題材をとりあげ、その過去から現在への移り変わりを調べる分野です。民俗学のフィールドワークの特徴は、とりあげるテーマの幅広さ、そして移り変わりを知るための資料となる「もの」の多彩さにあります。
この講義では、家財道具・帳簿・日記・書物・絵はがき・正月引き札・石造物・供養具・お札・呪符・掛け軸・職人道具など、幅広い「もの」と伝統的な暮らしとの関わりを理解するとともに、これらの素材が博物館展示などの現場で活用されている状況について学びます。

【到達目標】
古文書以外を含めて様々な資料に注目する民俗学の方法論の独自性を理解し、これを民俗学の成立過程と関連付けて説明することができるようになる。
多彩な「もの」が生み出されてきた動機や背景を、日常的な暮らしや生業の特徴と関連付けて説明することができるようになる。
民俗学の資料となる「もの」を複数取り上げ、その調査・解釈の方法、保存活用、展示等の技法を説明することができるようになる。

講義スケジュール

第01回
民俗学の「方法論」について
民俗学の方法論を作り上げた柳田国男、渋沢敬三の足跡をたどり、現在につづく民俗学のフィールドワークの特徴を理解する。
・教育方法:講義法
・授業外学修(予習・復習):
予習:シラバスを熟読する。柳田国男と渋沢敬三について、参考資料の辞典類で調べる
復習:授業中にとったノートを読み返す

第02回
民俗学の「方法論」について
民俗学に大きな影響を与えた折口信夫の足跡をたどり、現在につづく民俗学のフィールドワークの特徴を理解する。
・教育方法:講義法
・授業外学修(予習・復習):
予習:「フィールドワーク」という用語について、参考資料の辞典類で調べる
復習:授業中にとったノートを読み返す

第03回
民俗学の「方法論」について
昭和期から現在に至る民俗学に影響を与えた、宮田登、小松和彦の足跡をたどり、現在につづく民俗学のフィールドワークの特徴を理解する。
・教育方法:講義法(遠隔)
・授業外学修(予習・復習):
予習:宮田登・小松和彦の研究を調べる
復習:授業中にとったノートを読み返す

第04回
民俗学の「方法論」について
日本の民俗学の誕生には、民族学(文化人類学)が影響を与えている。石田栄一郎ほかの足跡をたどり、現在につづく民俗学のフィールドワークの特徴を理解する。
・教育方法:講義法(遠隔)
・授業外学修(予習・復習):
予習:日本における文化人類学の歴史を調べる
復習:授業中にとったノートを読み返す

第05回
「箱」のなかの世界
フィールドの舞台となる地域社会には、膨大な資料が眠っている。資料を管理する主体という観点から、その全体像を理解する。
・教育方法:講義法
・授業外学修(予習・復習):
予習:「古文書」という用語について、どのようなものがそこに含まれるかを調べる
復習:授業中にとったノートを読み返す

第06回
食にみる地域と家
「ふるさとの味」や「おふくろの味」のように、食はときに、地域や家を連想させるものとなる。「食」と地域・家をつなぐ概念が誕生し、広まっていく歴史を紹介する。
・教育方法:講義法
・授業外学修(予習・復習):
予習:「郷土食」という用語について、参考資料の辞典類で調べる
復習:授業中にとったノートを読み返す

第07回
農具にみる「生き方」
複数の地域の農具を取り上げることで、自然と対話をしながら生活してきた人々の「生き方」を探る。
・教育方法:講義法
・授業外学修(予習・復習):
予習:「民具」・「農具」という用語について、参考資料の辞典類で調べる
復習:授業中にとったノートを読み返す

第08回
お札からみえるもの
有力寺社が売る大量生産のお守りから、ひっそりとしたお堂の手作りのお札まで。お札、絵馬、呪符など、民間信仰に関わる「祈り」のメディアを概観する。
・教育方法:講義法
・授業外学修(予習・復習):
予習:「お札」という用語について、参考資料の辞典類で調べる
復習:授業中にとったノートを読み返す

第09回
仏壇をよむ
家屋のなかの異空間「仏壇」をとりあげ、仏像、掛け軸、位牌などの「もの」の動態を読み解く。庶民にとって、もっとも身近にあった書物のひとつである「お経」にも触れる。
・教育方法:講義法(遠隔)
・授業外学修(予習・復習):
予習:「仏壇」という用語について、参考資料の辞典類で調べる
復習:授業中にとったノートを読み返す

第10回
年賀状をよむ
現在も続く正月の風物詩「年賀状」はどのように誕生し、普及してきたのか。伝統的な正月の挨拶儀礼や、年賀状を生み出した郵便制度とからめ、その歴史を掘り下げる。
・教育方法:講義法(遠隔)
・授業外学修(予習・復習):
予習:「年賀状」という用語について、参考資料の辞典類で調べる
復習:授業中にとったノートを読み返す

第11回
贈答の記録①
冠婚葬祭に欠かせない「贈りもの」に注目する。子どもの誕生や結婚、葬儀といった人生の節目に行われた贈答を書き留めた祝儀帳・不祝儀帳(香奠帳)を読み解く試みを紹介する。
・教育方法:講義法
・授業外学修(予習・復習):
予習:「香奠(香奠帳)」という用語について、参考資料の辞典類で調べる
復習:授業中にとったノートを読み返す

第12回
贈答の記録②
冠婚葬祭に欠かせない「贈りもの」に注目する。中元や歳暮、節供といった年中行事に行われた贈答の変遷を探る。
・教育方法:講義法
・授業外学修(予習・復習):
予習:自身の身近な地域で行われる年中行事について調べる
復習:授業中にとったノートを読み返す

第13回
地域の記憶を探る
地域に残る建造物や石造物、記念碑といった物質文化に刻まれた情報を読み取ることで、地域の記憶を探る試みを紹介する。
・教育方法:講義法(遠隔)
・授業外学修(予習・復習):
予習:「物質文化」という用語について、その意味と具体例を調べる
復習:授業中にとったノートを読み返す

第14回
災害と文化①
災害の多い日本では、災害に備えた文化が発展してきた。家の造りや記念碑などから、災害文化の展開を概観する。
・教育方法:講義法
・授業外学修(予習・復習):
予習:「災害文化」という用語について、その意味と具体例を調べる
復習:授業中にとったノートを読み返す

第15回
災害と文化②
災害によって被害を受けるのは、人や建物に留まらない。被災した「モノ」や「文化」を救う試みを取り上げ、文化的な側面からの復興について解説する。
・教育方法:講義法
・授業外学修(予習・復習):
予習:「文化財レスキュー」という用語について、インターネットで調べる
復習:授業中にとったノートを読み返す

教科書

参考書

日本民俗大辞典 福田アジオほか編 吉川弘文館、1999〜2000年
日本民俗学概論 福田アジオ・宮田登編 吉川弘文館、1983年

出願開始

出願終了

承認結果公開日

2026-04-10 05:00:00