テーマ
制度種別
受講形態(京カレッジ)
科目コード
科目名
開講大学名
学内科目コード
学内科目名
連絡先
教務チーム
TEL:075-702-5119 FAX:075-722-0838
担当教員
開講期間
2023年06月13日(火)〜2023年08月03日(木)
3講時 13時00分〜14時30分(毎週火・木曜日)週二回
※休校日については本学HPの大学カレンダーを確認してください。
http://www.kyoto-seika.ac.jp/stu/calendar/
開講曜日・講時
単位数
開講期
授業形態
遠隔授業として実施する
「英語で学ぶ科目」として実施する
受講料
(単位互換履修生は不要)
対象年次
授業定員
単位互換定員
京カレッジ定員
会場
試験・評価方法
・各回のミニレポート(感想) 30%
・各回の課題 20%
・《実践》課題 20%
・期末レポート 30%
超過時の選考方法
別途負担費用
その他特記事項
単位制度の趣旨に則り、この授業では週8時間の授業外学習が必要になる。この授業における授業外学習の内容と時間数は以下のとおり。
予習:事前に配付する資料を精読する。わからない箇所があれば情報館等で調べておく(週4時間)
復習:各回の課題に取り組み、次回の授業で提出する(週4時間)
・古典文法や語彙力、読解が完全にできなくてもよいが、少しでも理解できるように努力すること。
・ただ聞いているだけではなく、なるべく自分の意見・感想を述べるようにすること。
・古語辞典を持ってくること。
・公欠などの場合はそれを証明する書類を提出し、代替課題に取り組むこと。
低回生受講推奨科目
講義概要・到達目標
【サブタイトル】
「うた」とは何か
【講義概要】
詩歌とは、何を指すのだろうか。古典文学では、詩は漢詩、歌は和歌のことである。では、和歌とは何か。一番に思い浮かべるのは五・七・五・七・七の三十一文字のものであろうが、和歌とは「やまとうた」のことであり、五文字と七文字を基本として大和言葉(日本語)でつづられた形式のものを広く指す言葉である。また、和歌といえば『古今和歌集』に代表される、雅な平安和歌を思い浮かべる人も多いだろうが、武士も僧侶もさまざまな和歌を詠んでいる。
この講義では、五と七を基本とする「うた」をとりあげ、文字に書かれた「歌」と声に出して歌われた「歌謡」の相違点、時代の変化により「うた」の変遷など、さまざまな角度から「うた」について考えていく。また、和歌といえば日本独自の文学と思うかもしれないが、実は漢詩や漢文学からの影響も少なくはない。漢詩と和歌の関係についても触れていく。
【到達目標】
(1)和歌に焦点を当てつつ詩歌の観点から自他の文化を多元的に捉えるための専門的な知識を習得できる。
(2)詩歌に関する専門的な知識を体系的に理解し、実社会と結びつけながら自らの問いを立てることができる。
(3)自分で立てた問いを詩歌に関する専門的な知識にもとづいて分析・考察できる。
講義スケジュール
第01回 ガイダンス 和歌の基本
第02回 「歌」と「歌謡」―古代歌謡―
第03回 歌の解釈と《実践》(歌を詠む)
和歌はどのように作られるのか、平安時代の和歌の技法を参考に和歌を詠むことで、和歌の役割を知る
第04回 恋と歌
第05回 恋歌と恋文 と《実践》(恋文をつくる)
恋歌はどのように書かれ、届けられたのか、実際に恋文を作り、平安時代の生活を知る
第06回 万葉仮名と相聞歌
第07回 贈答歌
第08回 『古今集』の構成
第09回 漢詩と和歌1 言葉遊びと《実践》(物名・字謎をつくる)
和歌の技法である「物名歌」や漢詩の影響を受けた「字謎」(漢字なぞなぞ)を作って、和歌の工夫を知る
第10回 漢詩と和歌2 影響
第11回 歌と景物
第12回 中世の歌1 -武士と和歌-
第13回 中世の歌2 -白拍子と歌謡-
第14回 近世の歌 -僧侶と和歌-
第15回 現代短歌・まとめと《実践》(川柳をつくる)
江戸時代に流行した川柳を作ることで、平安時代の「うた」と江戸時代の「うた」の違いを知る
教科書
参考書
『和歌とは何か 』(渡部泰明、岩波新書1198、2009年)
その他、授業中に紹介する。
出願開始
出願終了
承認結果公開日