テーマ
制度種別
受講形態(京カレッジ)
科目コード
科目名
開講大学名
学内科目コード
学内科目名
連絡先
担当教員
開講期間
2024年10月2日(水)〜2025年1月22日(水)
5講時 16時10分〜17時40分(毎週水曜日)
※冬期休業 2024年12月25日(水)、2025年1月1日(水)
開講曜日・講時
単位数
開講期
授業形態
遠隔授業として実施する
「英語で学ぶ科目」として実施する
受講料
(単位互換履修生は不要)
67,600円(入学考査料9,800円、入学料28,200円、授業料29,600円)
対象年次
授業定員
単位互換定員
京カレッジ定員
会場
試験・評価方法
原則として毎回実施する復習ノート or 講義後の事後平常課題と、複数回課す章別レポート課題の合計で、単位認定・成績評価を行います。
詳細は、第01回の講義で説明します。
超過時の選考方法
別途負担費用
その他特記事項
低回生受講推奨科目
講義概要・到達目標
本科目は講義です。金融論の基本的な内容を俯瞰していきます。
「金融」と聞くと、自分たちにとって縁遠いもののように思われるかもしれません。あるいは、強欲な一部のエリートがさらなるお金儲けのために資金を運用し、貧しい人たちの日常生活・運命がそれに翻弄される、といった「アブないモノ」という印象があるかもしれません。
しかし、こうしたイメージは間違ったもの、ないし金融市場の一面に過ぎないものです。
今日、金融についての基本的な知識を身に付けることは、社会人として活躍していく上で必須の要件となりつつあります。さらにいえば、金融技術が飛躍的に発展している現在、金融は我々にとってより身近な存在となり、これを駆使することによって従来では難しかった社会貢献も可能となりつつあります。
本講義では、金融市場が私たちの日常生活に密接に関わる不可欠なものであること、健全な金融取引が私たちの生活を大いに豊かにしてくれる可能性を秘めていることを学んでいきます。その上で、わが国の金融市場が、経済活動を支えるインフラとして、本来的な役割を果たせているのか、課題の克服に向けてどのような改革が求められているのかについて、金融市場の中でも特に資本(証券)市場を主たる対象としながら、検討していきます。
毎回の講義は、教員による解説を中心に進めていきます。
本講義の到達目標は、次の3つです。
1)わが国をはじめとする金融・資本市場の現状について、基本的な知識を習得する。
2)今日の金融・資本市場が抱える課題について、金融論の理論や有識者の見解を踏まえながら、自分なりの論理的な考えを構築できる。
3)今後の金融・資本市場のあり方について、建設的な議論を論理的に行うことができる。
講義スケジュール
第1部:金融取引と貨幣
第01回 金融市場を通じた資産運用: 個人からみた金融取引の意義
第02回 金融市場を通じた資金調達: 金融取引の社会的な意義
第2部:債券市場(デット・ファイナンス)
第03回 様々な借り入れ1: 借金は「悪」か?
第04回 様々な借り入れ2: 金融取引の「価格」としての利回り1
第05回 様々な借り入れ3: 金融取引の「価格」としての利回り2
第06回 金利とスプレッド: 3つのリスク・プレミアム
第07回 小括
第3部:株式市場(エクイティ・ファイナンス)
第08回 株式会社 : 創造的破壊のリスクの引き受け
第09回 配当・自社株買い: 成長の果実の還元
第10回 株価と企業価値 : 将来の飛躍への期待と失望
第11回 M&A : 求められる株主とは?
第4部:資本市場の制度インフラ
第12回 ファイナンシャル・ゲートキーパー: 情報生産の担い手
第13回 投資信託 : 個人の資産運用を支える金融仲介機関
第14回 保険・年金基金 : 機関投資家としての保険
第15回 利害相反問題 :金融機関は信頼できるか?
※進捗状況や受講生からの要望などによって、内容を変更することもあります。
授業外学習(予習・復習)等
予習は特に求めません。
講義での配布資料やノートを中心に、復習を重点的に行って下さい。
教科書
教科書(購入の必要がある図書)は、特にありません。
参考書
参考書(購入の必要はないが、推奨する図書)は、以下の通りです。
・内田浩史(2016)『金融』有斐閣
・大村敬一・俊野雅司(2014)『証券論』有斐閣
・古川顯(2014)『テキストブック 現代の金融 第3版』東洋経済新報社
・福田慎一(2020)『金融論 市場と経済政策の有効性 新版』有斐閣
出願開始
出願終了
承認結果公開日