テーマ
制度種別
受講形態(京カレッジ)
科目コード
科目名
開講大学名
学内科目コード
学内科目名
連絡先
政策学部・総合政策科学研究科事務室
TEL:075-251-3170
FAX:075-251-3108
担当教員
開講期間
2023年9月25日(月)〜2024年1月29日(月)
4講時 14時55分〜16時25分(毎週月曜日)
※開講 2023年10月9日( 月・祝)
※休講 2023年11月27日( 月)
※休講 2023年12月25日( 月)
※休講 2024年01月08日( 月)
開講曜日・講時
単位数
開講期
授業形態
遠隔授業として実施する
「英語で学ぶ科目」として実施する
受講料
(単位互換履修生は不要)
対象年次
授業定員
単位互換定員
京カレッジ定員
会場
試験・評価方法
・平常点(出席,クラス参加,グループ作業の成果等) 30% 履修者の人数にもよりますが,比較的少人数である場合には,意見をきいたりすることもあるのでそのときの積極性なども踏まえ,総合的に判断します。
・期末レポート試験・論文 70% 記述式です。試験とする場合,持込物の可否判断は授業期間中に行い伝達します。
超過時の選考方法
別途負担費用
その他特記事項
低回生受講推奨科目
講義概要・到達目標
<講義概要>
政府や行政の単位は,市区町村,都道府県,国といった具合に,重層的に存在しています。それらは相互に何らかの役割分担が期待されつつ,一定の関係性のもとに共存しています。また,政府や行政の単位は,隣接するものどうしで協力したり,民間部門とも連携したりしながら,活動を行っています。この授業で見ていく「政府体系」とは,このように垂直的にも水平的にも一定の関係性をもちながら,全体として作動している状況やそのシステムのことを指します。「ガバナンス」と呼んでもよいかもしれません。履修者の多くは日本で生活をしていると思いますので,主に日本の政府体系を検討していきます。加えて,日本の政府体系のあり方を考えるうえで参考になりうるという期待も込めて,国際次元の政府体系(めいたもの)や,国家よりも広いEUという単位もあるヨーロッパの政府体系も見ていきます。都構想の住民投票やイギリスのEU離脱を決めた国民投票を見れば明らかなように,政府体系とは,自然な状態というわけでなく,そのあり方は人為的な意思決定の対象です。
<到達目標>
政府行政の機能を担う組織や制度について,基本的な知識を得るとともに,今日のガバナンス状況を踏まえて,公権力の行使を含む統治活動について理解する能力の獲得を目的とする。
講義スケジュール
第01回 ガイダンス,体系=システムのイメージ
第02回 垂直的な多層システムで考える
第03回 水平的なネットワークシステムで考える
第04回 中央地方関係の理論的な考え方
第05回 日本の中央地方関係:法制度を知る
第06回 日本の中央地方関係:実際その1:地方分権プロセスの個別事例より
第07回 日本の中央地方関係:実際その2:タテ割りと整合性の問題を考える
第08回 日本の広域行政の状況
第09回 日本の国レベルでの官民ネットワーク
第10回 日本の地方での官民ネットワーク
第11回 国際次元で政府システムを考える
第12回 EUの事例から学ぶ:政府システムの法制度
第13回 EUの事例から学ぶ:政府システムの実際
第14回 ガバナンスと境界線の揺らぎ
第15回 まとめ:政府体系の揺らぎをどう評価するか
授業開始後に,若干順序が入れ替わったり,ある回の内容が次回にも延びたりするかもしれません。
教科書
とくにないです。講義レジュメを用いる場合,予めダウンロードしてきてもらうか,直接配布する形式とします。
参考書
・岩崎美紀子 『分権と連邦制』第4版 ぎょうせい ISBN9784324055465
・曽我謙悟 『日本の地方政府1700自治体の実態と課題』 中央公論新社 ISBN 9784121025371
・原田徹 『EUにおける政策過程と行政官僚制』 晃洋書房 ISBN 9784771030787
・マシュー・ロンゴ著・庄司克宏監訳 『国境の思想ビッグデータ時代の主権・セキュリティ・市民』 岩波書店 ISBN9784000229739
・Ian Bache and Matthew Flinders (eds.) 『Multilevel Governance』 Oxford ISBN0199259267
・Simona Piattoni 『The Theory of Multi-level Governance 』Oxford ISBN9780199562923
出願開始
出願終了
承認結果公開日