テーマ

C.文化・芸術を学ぶ

制度種別

単位互換/京カレッジ

受講形態(京カレッジ)

科目等履修生・聴講生

科目コード

C220

科目名

音楽学特講a

開講大学名

京都市立芸術大学

学内科目コード

17012080

学内科目名

音楽学特講a

連絡先

教務学生課音楽教務担当
music@kcua.ac.jp

担当教員

池上 健一郎(音楽学部 教授)

開講期間

2024年4月18日(木)〜2024年7月18日(木)
4講時 14時45分〜16時15分(毎週木曜日)
授業は履修許可後に本学の学務システムから確認してください。

開講曜日・講時

木・4

単位数

開講期

前期・春学期

授業形態

対面授業(オンキャンパス)

遠隔授業として実施する

実施しない

「英語で学ぶ科目」として実施する

実施しない

受講料
(単位互換履修生は不要)

入学料:28,200円 授業料:科 28,800円 聴 28,800円

対象年次

2年次以上(音楽学専攻は1回生以上)

授業定員

50

単位互換定員

5

京カレッジ定員

5

会場

科目開講校キャンパス

試験・評価方法

毎回の小課題(50%)、および学期末レポート(50%)によって評価する。
(実技専攻生、音楽学専攻生、単位互換生で評価の基準は異なる。)

超過時の選考方法

書類選考

別途負担費用

その他特記事項

Googleclassroomへは履修登録後にこちらから招待します。

低回生受講推奨科目

講義概要・到達目標

【授業目的】
1)西洋の作曲家たちが、自然の何に価値を見出し、それをどのように表現しようとしたのかを理解し、音楽と自然との関係性についての考察を深めること。
2)西洋社会における自然観とその変化を、歴史的背景をふまえながら理解し、自分なりのことばで語れるようになること。

【到達目標】
この授業では、音楽学部ディプロマポリシー1のうち、「音楽人として相応しい音楽的もしくは学術的基礎力」の獲得を目指す。

【授業概要】
西洋音楽において自然はどのように表現されてきたのか、そしてその根底にある西洋の自然観や自然のイメージはどのようなものだったのか、といった問題を考える。17世紀から20世紀初頭までの自然にまつわる楽曲を取り上げ、各作曲家や時代特有の自然表現の方法、およびその変遷をたどる。また、西洋社会における自然観や価値観の変遷というより大きな枠組みを理解するために、音楽だけではなく同時代の文学や絵画にも適宜触れる。

【履修上の注意】
・授業で取り上げる楽曲の音源や楽譜、資料はGoogle Classroomにもアップロードするため、各自予習、復習をして理解を深めること。
・単なる名曲鑑賞の授業ではないため、主体的に考える姿勢を強く期待する。

講義スケジュール

第01回 イントロダクション ヴィヴァルディとシューマンの「春」 
第02回 アルカディアと音楽(1) モンテヴェルディ《オルフェオ》 
第03回 アルカディアと音楽(2) モンテヴェルディ《オルフェオ》 
第04回 18世紀の自然観と〈描く音楽〉(1) ハイドンのオラトリオ《天地創造》
第05回 18世紀の自然観と〈描く音楽〉(2) ハイドンのオラトリオ《天地創造》 
第06回 自然の体験と感情の表現(1) ベートーヴェン《交響曲第6番「田園」》 
第07回 自然の体験と感情の表現(2) ベートーヴェン《交響曲第6番「田園」》 
第08回 ロマン主義と失われたアルカディア(1) ベルリオーズ《幻想交響曲》 
第09回 ロマン主義と失われたアルカディア(2) シューベルト《美しき水車小屋の娘》と《冬の旅》 
第10回 「自然の音のように」(1) マーラーの自然観と交響曲 
第11回 「自然の音のように」(2) マーラーの自然観と交響曲 
第12回 「屋外の音楽」(1) ドビュッシーの自然観と音楽
第13回 「屋外の音楽」(2) ドビュッシーの自然観と音楽 
第14回 まとめ・総括 20世紀の音楽と自然 
第15回 まとめ・総括

教科書

参考書

・エマニュエル・レベル『ナチュール:音楽と自然』西久美子訳(アルテス・パブリッシング、2016年)
・岡田暁生『西洋音楽史:「クラシック」の黄昏』(中公新書、2005年)

出願開始

出願終了

承認結果公開日

2024-04-12 05:00:00