テーマ
制度種別
受講形態(京カレッジ)
科目コード
科目名
開講大学名
学内科目コード
学内科目名
連絡先
教学部
TEL:075-645-7891
FAX:075-643-5021
担当教員
開講期間
2025年4月15日(火)~2025年7月29日(火)
2講時 11時00分~12時30分(毎週火曜日)
※4月29日(祝)は授業実施日です。
開講曜日・講時
単位数
開講期
授業形態
遠隔授業として実施する
「英語で学ぶ科目」として実施する
受講料
(単位互換履修生は不要)
対象年次
授業定員
単位互換定員
京カレッジ定員
会場
試験・評価方法
小テスト(20%):講義内で出題するクイズについて解答する。ただし、毎回出題するとは限らない。
レポート(50%):(1)トピックに応じた小レポート2本(10%ずつ)、(2)EUの都市政策の理念的背景や具体的手法等についての最終レポート(30%)
定期試験(30%)
超過時の選考方法
別途負担費用
その他特記事項
【会場】
龍谷大学深草学舎
第1回目の教室については別途「お知らせ」欄に記載します。
【授業時間外における予・復習等の指示】
初回の講義時に関連図書の中から推薦図書リストを配布するので、予習に活用すること。
毎回レジュメを配布するので、復習に活用すること。
【履修上の注意・担当者からの一言】
(1)欧州が題材ですが、講義は都市政策・都市計画の基礎的知識を習得済みであることを大前提に進めます。「系統的履修」に示した科目を履修していない学生は講義を理解するために、相応の事前学習が必要です(そのための参考文献は初回に提示します)。
(2)EU加盟国を中心に、欧州の地域・都市政策の論点と空間的再生の現状を考察することが目的ですので、レポート作成に際しては英語のWebや資料の読解が不可欠となります。調べて記述することを厭わない学生の積極的な受講を望みます。
(3)いずれにせよ、欧州に高い関心を持っていることが受講の大前提です。なお、受講生の数に応じて、講義の進め方を変更することがあります。
【注意事項】
教室定員を超える申し込みがあった場合、オンライン授業または抽選を実施する可能性があります。
低回生受講推奨科目
講義概要・到達目標
【講義概要】
本講義は、欧州連合(EU)を中心とするヨーロッパの地域・都市政策の系譜・現状・展望について多角的な視点から議論する。都市と建築、そして都市空間を舞台に展開される様々なアクティビティ(活動)、社会的包摂と空間再生の統合的アプローチを切り口として、現代ヨーロッパ都市の実像・群像に迫る。本講義の前半部では、欧州都市を理解するためのいくつかの視点を示し、近代から現代にかけての多様な都市再生の取り組みを紹介しながら、都市間競争に直面する欧州都市において都市の意味がどのように変容しつつあるのかを解説する。後半部では、具体的な事例を通して、「都市のかたち」を読み解いていく。各都市のダイナミックな変貌を紹介することで、ヨーロッパにおける都市の意味、そして都市の住むことの意味を考察する。
【講義方法】
通常講義。理解の手助けのために、写真や図版を多用したレジュメを毎回配布する。テーマに応じて映像を使うこともある。
【到達目標】
①欧州レベルの地域・都市政策の基底にある考え方を理解する。
②事例の学習を通して、欧州各国・諸地域・諸都市が抱える都市問題とそれに対応する政策や計画技術を理解する。
③現代ヨーロッパの地域・都市のダイナミズムを様々な分野、視点から読み解くことで、「都市」のもつ本来の意味、魅力を考察する。
講義スケジュール
第01回 イントロダクション:欧州の地域・都市を捉えるいくつかの視点
第02回 欧州の都市建築史:公共空間としての都市
第03回 欧州各国の地域・都市計画制度度
第04回 EUの地域・都市政策の変遷と都市の位置づけ
第05回 EUレベルにおける都市再生プログラムの理念と展開(I)
第06回 EUレベルにおける都市再生プログラムの理念と展開(II)
第07回 政策としての都市間ネットワーク
第08回 空間計画 Spatial Planningの展開
第09回 都市間競争と都市プロモーション:情報伝達のデザインを中心に
第10回 新たな都市問題としてのオーバーツーリズム:欧州諸都市の対応策
第11回 事例研究(I):バルセロナ(スペイン)
第12回 事例研究(II):首都の再生:パリ(フランス)/ロンドン(イギリス)
第13回 事例研究(III):工業都市の再生:ビルバオ(スペイン)/トリノ(イタリア)
第14回 事例研究(VI):文化都市の再生:アムステルダム(オランダ)/ヘルシンキ(フィンランド)
第15回 社会的包摂と空間再生の両立を目指す欧州都市政策の展望
教科書
参考書
東京大学cSUR-SSD研究会 『世界のSSD 都市持続再生のツボ』 (彰国社)
阿部大輔 『ポスト・オーバーツーリズム』 (学芸出版社)
岡部明子 『サステイナブルシティ』 (学芸出版社)
宮島喬ほか(編) 『ヨーロッパ・デモクラシー 危機と転換』 (岩波書店)
阿部大輔・的場信敬 『地域空間の包容力と社会的持続性』 (日本経済評論社)
出願開始
出願終了
承認結果公開日