テーマ
制度種別
受講形態(京カレッジ)
科目コード
科目名
開講大学名
学内科目コード
学内科目名
連絡先
京都精華大学 学長室グループ 公開講座担当 Eメール:garden@kyoto-seika.ac.jp
担当教員
惠阪友紀子(京都精華大学専任准教授)/藤原彰子(書家)/他
開講期間
2024年5月13日(月)〜2025年1月20日(月)
2講時 10時40分〜12時10分(月曜日)
11月11日(月)のみ現地見学、14:00~16:00
全7回
開講曜日・講時
単位数
開講期
授業形態
遠隔授業として実施する
「英語で学ぶ科目」として実施する
受講料
(単位互換履修生は不要)
対象年次
授業定員
単位互換定員
京カレッジ定員
会場
試験・評価方法
超過時の選考方法
別途負担費用
その他特記事項
低回生受講推奨科目
講義概要・到達目標
本講座では文学・歴史・社会・文化・世界の五つの視点から京都を見つめ直します。さまざまな文化・文学が生まれてきた背景には何があるのか、文化財や文学作品、資料・史料などに焦点を当て、そこから京都の特徴を探ります。
たとえば、『源氏物語』は授業で読んだことがあっても、それがどのように読まれてきたのか、平安時代の書物がどんなものかは習ってこなかったのではないでしょうか。歴史についても、慶長19年に大坂冬の陣、徳川家康が江戸幕府を開くということは学んでいても、それがどのような史料でわかるのかということには触れる機会が少ないと思います。
その時代の人々がどのように生き、何を生み出してきたのか。それらがどのように受け継がれ、今に伝わり、発展してきたのか。それはどのような資料からわかるのか。
この講座では、平安時代から現代まで、貴族・庶民などさまざまな視点から京都とモノの関わりについて読み解いていきます。
講義スケジュール
第1回 5月13日(月)「平安文学と写本」
惠阪友紀子(京都精華大学専任准教授)/藤原彰子(書家)
平安時代の人々は物語や和歌をどのように読んでいたでしょうか。平安時代の写本は、金銀箔を散らしたものや、下絵のあるものなど、華麗な装飾料紙を使った写本が多く作られました。写本や紙(装飾料紙)の複製を見ながら作品の解説をします。
第2回 6月10日(月)「近世文学とその媒体」
三原尚子(京都精華大学専任講師)
近世期に入ると出版が広まり、版本という媒体が一般的になります。しかし、写本や短冊など、手書きの媒体がなくなったわけではありません。今回は、俳諧の作品がどのような媒体によってどのように広まっていったのか、実例を取り上げて見ていきます。
第3回 7月8日(月)「思想と新聞」
岩本真一(京都精華大学専任教授)
1930年代、京都では反ファシズムの運動が様々な形で展開されました。本講義では、思想を表現する「新聞」に着目することで、戦前と戦後の連続性という視点から京都の近現代史を捉え直してみたいと思います。
第4回 9月9日(月)「言語景観と京都」
中岡樹里(京都精華大学専任講師)
日常生活で目にする言語景観(公共空間における看板、ポスター等の書き言葉)について、気になった経験はありますか?本講座では、京都の言語景観の事例を取り上げながら解説し、よりよい言語景観について検討します。
第5回 10月21日(月)「日欧交流史と和紙」
小川仁(京都精華大学特任講師)
東西交流が盛んになった大航海時代、日本とヨーロッパのあいだでは様々な文物が行き交いました。和紙もその例外ではありません。本講義では近世ヨーロッパでの和紙にまつわるエピソードを紹介しつつ、イタリアで見つかった新史料、和紙書簡(本文イタリア語)について見ていきます。
第6回 11月11日(月)「陶芸家・石黒宗麿が遺した陶片」
米原有二(京都精華大学准教授)※学外※
京都・八瀬に工房を構えた石黒宗麿(1893-1968)は特定の師をもたず、独学で東洋古陶磁の技法研究に取り組み重要無形文化財保持者(人間国宝)となりました。今回は石黒が「失敗作」として割った陶片を見ながら、その作陶風景や戦前・戦後の陶芸界について考えます。
第7回 1月20日(月)「まとめ:文学・歴史から見た京都」
惠阪友紀子(京都精華大学専任准教授)/堀井佳代子(京都精華大学専任講師)
京都で生み出されたさまざまな「モノ」。そこから見えてくる京都の文化・歴史を振り返ります。
教科書
参考書
出願開始
出願終了
承認結果公開日