テーマ
制度種別
受講形態(京カレッジ)
科目コード
科目名
開講大学名
学内科目コード
学内科目名
連絡先
教務学生課音楽教務担当
music@kcua.ac.jp
担当教員
開講期間
2025年9月26日(金)~2026年1月19日(月)
3講時 13時00分~14時30分(毎週金曜日)
※ 授業日は履修許可後に、本学の学務システムから確認してください。
開講曜日・講時
単位数
開講期
授業形態
遠隔授業として実施する
「英語で学ぶ科目」として実施する
受講料
(単位互換履修生は不要)
入学料:28,200円 授業料:科 28,800円 聴 28,800円
対象年次
授業定員
単位互換定員
京カレッジ定員
会場
試験・評価方法
毎回の小課題、および学期末レポートによって評価します。
超過時の選考方法
別途負担費用
その他特記事項
・資料はなるべく事前にGoogle Classroomにアップロードしますので、各自予習してから授業に臨んで下さい。
・単なる名曲鑑賞の授業ではありません。主体的に考える姿勢を強く期待します。
低回生受講推奨科目
講義概要・到達目標
【授業目的】
民族音楽の「プリミティヴ」な様式的特徴を取り込んだ音楽作品(ストラヴィンスキーの《春の祭典》やバルトークの《ピアノ・ソナタ》など)を取り上げ、作曲家たちの創作の戦略や、同時代の文化の動向について学びます。
【到達目標】
1)(知識)20世紀の音楽作品の語法(とりわけ「プリミティヴ」な音楽語法を取り込んだ作品の語法)についての基礎的な知識を身につける。
2)(知識)背景にある文化的状況への理解を深める。
3)(汎用的技能・創造的思考力)1)2)について学んだことを、自分の言葉で説明できるようになる。
4)(自己管理力)授業で学んだことをふまえ、期日内に学期末レポートをまとめ、提出する。
このうち、1)はディプロマポリシー「1 実演,創作,学術の各分野における,音楽人として相 応しい音楽的もしくは学術的基礎力,応用力の獲得」と密接にかかわります。また、2)3)4)は「自分の言葉で説明できる」能 力のの獲得も重視する点で、ディプロマポリシー「2 幅広い教養を有し,それらを社会に対して創造的に発信し,芸術文化に寄与できる 能力の修得」ともかかわるものです。
【授業概要】
20世紀の音楽のひとつの潮流として「音楽のプリミティヴィズム」を取り上げ、その成果と射程について考えます。具体的にはストラヴィンスキーとバルトークの作品の中でも、民族音楽の「プリミティヴ」な様式的特徴を取り込んだ作品(前者の《春の祭典》、後者の《ピアノ・ソナタ》など)を取り上げます。また、美術や映画など、他分野の芸術や、民俗学などの学問分野の同時代における動向にも適宜触れることになるでしょう。
具体的な実施方法は、「1)さまざまな音源を聴く・2)関連作品について資料を読む・3)1)2)で得られた知見をもとに考察・4)各自、各回の課題について小課題を提出」の4部構成となるでしょう。
この授業は、音楽作品にかかわる歴史研究という性格上、ディプロマポリシー「1 実演,創作,学術の各分野における,音楽人として相応しい音楽的もしくは学術的基礎力,応用力の獲得」と密接にかかわります。また、「自分の言葉で説明できる」能力のの獲得も重視する点で、ディプロマポリシー「2 幅広い教養を有し,それらを社会に対して創造的に発信し,芸術文化に寄与できる能力の修得」ともかかわるものです。
講義スケジュール
第01回 イントロダクション(ドビュッシー・プリミティヴィズム)
第02回 民俗音楽研究と藝術音楽(19世紀イギリス・フランス・ドイツ)
第03回 民俗音楽研究と藝術音楽(19世紀フランス)
第04回 民俗音楽研究と藝術音楽(バラキレフからリムスキー=コルサコフまで)
第05回 新しいメディアの登場、調査の問題意識と方法論
第06回 アメリカ合衆国の民謡研究、パーシー・グレインジャーとイングランド民謡
第07回 ラヴェル、カルヴォコレッシ、ギリシャ民謡
第08回 ストラヴィンスキーと帝政ロシアの民謡研究
第09回 ドイツおよびオーストリア=ハンガリー二重君主国の民謡研究
第10回 ボヘミア、モラヴィア、ハンガリーの民謡研究(ヤナーチェクとヴィカール)
第11回 バルトークとコダーイによる初期の民謡採集
第12回 ジッド、バルトーク、シマノフスキのビスクラ
第13回 民謡の分類と進化論のイデオロギー
第14回 バルトークにおける「ブルガリアン・リズム」の取り込み
第15回 まとめ
教科書
参考書
太田峰夫『バルトーク 音楽のプリミティヴィズム』(慶應義塾大学出版会、2017年)
『バルトーク音楽論選』(伊東信宏・太田峰夫共訳)(ちくま学芸文庫、2018年)
出願開始
出願終了
承認結果公開日