テーマ

B.歴史を学ぶ

制度種別

単位互換

受講形態(京カレッジ)

科目コード

B202

科目名

民俗学B

開講大学名

京都先端科学大学

学内科目コード

学内科目名

民俗学B

連絡先

教務センター(京都太秦キャンパス)
TEL:075-406-9148

担当教員

渡部 圭一(人文学部・歴史文化学科 准教授)

開講期間

2024年04月08日(月)~2024年07月22日(月)
2講時 10時30分~12時00分(毎週月曜日)
※2024年04月29日(月・祝)昭和の日は授業なし
※2024年05月06日(月)こどもの日振替休日、
 2024年07月15日(月・祝)海の日は授業あり

開講曜日・講時

月・2

単位数

2

開講期

前期・春学期

授業形態

対面授業(オンキャンパス)

遠隔授業として実施する

実施しない

「英語で学ぶ科目」として実施する

実施しない

受講料
(単位互換履修生は不要)

対象年次

授業定員

単位互換定員

20

京カレッジ定員

0

会場

京都太秦キャンパス

試験・評価方法

各回の授業時に提出させるコメントによる取り組み状況の評価:50%
期末レポート:50%

超過時の選考方法

書類選考

別途負担費用

その他特記事項

受講条件・受講のルール・学修上の助言など:極力、実際のフィールドワークの現場やそこで得られる資料(もの)に即して解説します。伝統的な地域社会に重点はありますが、それらは決して過去のものではないので、現在の私たちの身の回りにある「もの」と過去のつながりに注意を払いながら学修を進めてください。

教室について:
決定次第、「お知らせ」へ掲示します。不明な点があれば連絡先まで問い合わせください。

低回生受講推奨科目

講義概要・到達目標

【講義概要】
民俗学は、私の暮らしのごく身近にある題材をとりあげ、その過去から現在への移り変わりを調べる分野です。民俗学のフィールドワークの特徴は、とりあげるテーマの幅広さ、そして移り変わりを知るための資料となる「もの」の多彩さにあります。
この講義では、家財道具・帳簿・日記・書物・絵はがき・正月引き札・石造物・供養具・お札・呪符・掛け軸・職人道具など、幅広い「もの」と伝統的な暮らしとの関わりを理解するとともに、これらの素材が博物館展示などの現場で活用されている状況について学びます。
なお、この授業は、担当教員の実務経験をいかした授業です。

【到達目標】
古文書以外を含めて様々な資料に注目する民俗学の方法論の独自性を理解し、これを民俗学の成立過程と関連付けて説明することができるようになる。
多彩な「もの」が生み出されてきた動機や背景を、日常的な暮らしや生業の特徴と関連付けて説明することができるようになる。
民俗学の資料となる「もの」を複数取り上げ、その調査・解釈の方法、保存活用、展示等の技法を説明することができるようになる。

講義スケジュール

第01回
民俗学の「資料」とは
民俗学の方法論を作り上げた柳田国男と渋沢敬三の足跡をたどり、現在につづく民俗学のフィールドワークの特徴を理解する。
・教育方法:講義
・授業外学修(予習・復習)
予習:シラバスを熟読する。柳田国男と渋沢敬三について、参考資料の辞典類で調べる
復習:授業中にとったノートを読み返す

第02回
フィールドワークことはじめ:その魅力と方法
大量の道具と文書を伝える、ある「むら」のフィールドワークの現場に即して、調査の始まりから展示づくりまでの過程を紹介する。
・教育方法:講義
・授業外学修(予習・復習)
予習:「フィールドワーク」という用語について、参考資料の辞典類で調べる
復習:授業中にとったノートを読み返す

第03回
「箱」のなかの世界
フィールドの舞台となる地域社会には、膨大な資料が眠っている。資料を管理する主体という観点から、その全体像を理解する。
・教育方法:講義
・授業外学修(予習・復習)
予習:「古文書」という用語について、どのようなものがそこに含まれるかを調べる
復習:授業中にとったノートを読み返す

第04回
生活用具をよむ
人の衣食住は膨大な「もの」に取り囲まれている。暮らしを支える道具と、そこに込められた豊かな記憶を紹介する。家財道具や家屋の調査と展示の試みにも触れる。
・教育方法:講義
・授業外学修(予習・復習)
予習:「民具」という用語について、参考資料の辞典類で調べる
復習:授業中にとったノートを読み返す

第05回
日記をよむ
日常の暮らしを書き留めた貴重な資料に「日記」がある。記録の価値とその限界について、「日記」とさまざまな私文書をもとに解説する。
・教育方法:講義
・授業外学修(予習・復習)
予習:「日記」という用語について、どのようなものがそこに含まれるかを調べる
復習:授業中にとったノートを読み返す

第06回
年賀状をよむ
現在も続く正月の風物詩「年賀状」はどのように誕生し、普及してきたのか。伝統的な正月の挨拶儀礼や、年賀状を生み出した郵便制度とからめ、その歴史を掘り下げる。
・教育方法:講義
・授業外学修(予習・復習)
予習:「正月」という用語について、参考資料の辞典類で調べる
復習:授業中にとったノートを読み返す

第07回
お札をよむ
有力寺社が売る大量生産のお守りから、ひっそりとしたお堂の手作りのお札まで。お札、絵馬、呪符など、民間信仰に関わる「祈り」のメディアを概観する。
・教育方法:講義
・授業外学修(予習・復習)
予習:「お札」という用語について、参考資料の辞典類で調べる
復習:授業中にとったノートを読み返す

第08回
仏壇をよむ
家屋のなかの異空間「仏壇」をとりあげ、仏像、掛け軸、位牌などの「もの」の動態を読み解く。庶民にとって、もっとも身近にあった書物のひとつである「お経」にも触れる。
・教育方法:講義
・授業外学修(予習・復習)
予習:「仏壇」という用語について、参考資料の辞典類で調べる
復習:授業中にとったノートを読み返す

第09回
占い本をよむ
江戸時代以降、大量に出版された「占い本」をはじめ、お御籤や暦など、庶民の暮らしをささえた出版物の役割を理解する。
・教育方法:講義
・授業外学修(予習・復習)
予習:「占い」という用語について、参考資料の辞典類で調べる
復習:授業中にとったノートを読み返す

第10回
墓石をよむ
農山漁村ではどの家にもある墓石(石塔)が秘めている情報とはどのようなものか。記念碑や石造物を含む物質文化の展開を概観する。
・教育方法:講義
・授業外学修(予習・復習)
予習:「墓石(石塔)」という用語について、参考資料の辞典類で調べる
復習:授業中にとったノートを読み返す

第11回
香奠帳をよむ
冠婚葬祭に欠かせない「贈りもの」に注目し、贈答の実績を書き留めた祝儀帳・不祝儀帳(香奠帳)を読み解く試みを紹介する。
・教育方法:講義
・授業外学修(予習・復習)
予習:「香奠(香奠帳)」という用語について、参考資料の辞典類で調べる
復習:授業中にとったノートを読み返す

第12回
引き札をよむ
カラフルで、おめでたい図像をちりばめ、商店の公告の役割を果たした「正月用引き札」をはじめ、膨大な量が印刷され流通した配りもの、縁起物の世界を紹介する。
・教育方法:講義
・授業外学修(予習・復習)予習
予習:「引き札」の具体例について、インターネットで調べる
復習:授業中にとったノートを読み返す

第13回
絵はがきをよむ
かつて絶大な人気を博した「絵はがき」に込められた、観光や風景の歴史を読み解く。現地調査で威力を発揮する古写真の意義にも触れる。
・教育方法:講義
・授業外学修(予習・復習)
予習:「絵はがき」の具体例について、インターネットで調べる
復習:授業中にとったノートを読み返す

第14回
職人道具をよむ
ある旧家に保管されてきた1000点をこえる山仕事道具のコレクションから、ベテラン職人の「わざ」の世界を読み解く。
・教育方法:講義
・授業外学修(予習・復習)
予習:民具(有形民俗文化財)を扱った博物館の展示の具体例について調べる
復習:授業中にとったノートを読み返す

第15回
漁具をよむ
内水面漁撈用具のコレクションを事例として、自然と向き合い生きものと対話する漁師の生態を読み解く。その展示技法にも触れる。
・教育方法:講義
・授業外学修(予習・復習)
予習:「漁具(漁撈用具)」という用語について、参考資料の辞典類で調べる
復習:授業中にとったノートを読み返す

教科書

参考書

日本民俗大辞典 福田アジオほか編 吉川弘文館、1999〜2000年
*用語等を調べる場合の基本文献
日本民俗学概論 福田アジオ・宮田登編 吉川弘文館、1983年
*伝統的な「むら」の習俗に関する概説

出願開始

出願終了

承認結果公開日

2024-04-12 05:00:00