テーマ

B.歴史を学ぶ

制度種別

単位互換/京カレッジ

受講形態(京カレッジ)

科目等履修生・聴講生

科目コード

B307

科目名

音楽学特講k

開講大学名

京都市立芸術大学

学内科目コード

17012100

学内科目名

音楽学特講c

連絡先

教務学生課音楽教務担当
music@kcua.ac.jp

担当教員

太田 峰夫(音楽学部 教授)

開講期間

2023年10月06日(金)〜2024年01月26日(金)
3講時 13時00分〜14時30分(毎週金曜日)
授業日は履修許可後に本学の学務システムから確認してください。

開講曜日・講時

金・3

単位数

2

開講期

後期・秋学期

授業形態

オンラインのみ

遠隔授業として実施する

実施する

「英語で学ぶ科目」として実施する

実施しない

受講料
(単位互換履修生は不要)

入学料:28,200円 授業料:科 28,800円 聴 28,800円

対象年次

2年次以上

授業定員

50

単位互換定員

5

京カレッジ定員

5

会場

オンライン

試験・評価方法

毎回の小課題、および学期末レポートによって評価します。
(実技専攻生、音楽学専攻生、単位互換生で評価の基準は異なります。)

超過時の選考方法

書類選考

別途負担費用

その他特記事項

低回生受講推奨科目

講義概要・到達目標

【授業目的】
民族音楽の「プリミティヴ」な様式的特徴を取り込んだ音楽作品(ストラヴィンスキーの《春の祭典》やバルトークの《ピアノ・ソナタ》など)を取り上げ、作曲家たちの創作の戦略や、同時代の文化の動向について学びます。

【到達目標】
1)(知識)20世紀の音楽作品の語法(とりわけ「プリミティヴ」な音楽語法を取り込んだ作品の語法)についての基礎的な知識を身につける。
2)(知識)背景にある文化的状況への理解を深める。
3)(汎用的技能・創造的思考力)1)2)について学んだことを、自分の言葉で説明できるようになる。
4)(自己管理力)授業で学んだことをふまえ、期日内に学期末レポートをまとめ、提出する。

【授業概要】
20世紀の音楽のひとつの潮流として「音楽のプリミティヴィズム」を取り上げ、その成果と射程について考えます。具体的にはストラヴィンスキーとバルトークの作品の中でも、民族音楽の「プリミティヴ」な様式的特徴を取り込んだ作品(前者の《春の祭典》、後者の《ピアノ・ソナタ》など)を取り上げます。また、美術や映画など、他分野の芸術や、民俗学などの学問分野の同時代における動向にも適宜触れることになるでしょう。
具体的な実施方法は、「1)さまざまな音源を聴く・2)関連作品について資料を読む・3)1)2)で得られた知見をもとに考察・4)各自、各回の課題について小課題を提出」の4部構成となるでしょう。

【履修上の注意】
・資料はなるべく事前にGoogle Classroomにアップロードしますので、各自予習してから授業に臨んで下さい。
・単なる名曲鑑賞の授業ではありません。主体的に考える姿勢を強く期待します。

講義スケジュール

第1回 イントロダクション(ドビュッシー・プリミティヴィズム・新古典主義)
第2回 プリミティヴィズムの思想的背景(音響再生産メディアの登場・民族誌研究)(1)
第3回 ヤナーチェク・バルトーク・コダーイの民謡研究と創作活動
第4回 プリミティヴィズムの思想的背景(美術のプリミティヴィズムを中心に)(2)
第5回 ストラヴィンスキーの《春の祭典》
第6回 ラヴェル・独立音楽協会・カルヴォコレッシ
第7回 バルトークとシマノフスキのビスクラ
第8回 民族音楽の構成原理と藝術音楽の構成原理(1)
第9回 民族音楽の構成原理と藝術音楽の構成原理(2)
第10回 ジャズ、新古典主義と音楽のプリミティヴィズム
第11回 プリミティヴィズムと音楽の大衆性
第12回 先鋭化するプリミティヴィズム(オカルト趣味を中心に)
第13回 拡散する音楽のプリミティヴィズム(1)
第14回 拡散する音楽のプリミティヴィズム(2)
第15回 まとめ

教科書

参考書

太田峰夫『バルトーク 音楽のプリミティヴィズム』(慶應義塾大学出版会、2017年)
『バルトーク音楽論選』(伊東信宏・太田峰夫共訳)(ちくま学芸文庫、2018年)

出願開始

出願終了

承認結果公開日

2023-04-14 05:00:00