テーマ
制度種別
受講形態(京カレッジ)
科目コード
科目名
京都町衆の祭 祇園祭ー鉾町へのいざないから祇園祭の根源に迫るー
開講大学名
学内科目コード
学内科目名
京都町衆の祭 祇園祭ー鉾町へのいざないから祇園祭の根源に迫るー
連絡先
龍谷エクステンションセンター(REC)
TEL:075-645-7892
担当教員
南観音山囃子方(南観音山囃子方保存会)
宮城 泰年(聖護院門跡門主)
東伏見 慈晃(青蓮院門跡門主)
鳥越 英徳(神泉苑住職)
玉村 千恵子(京都外国語大学講師)
仲林 亨(八坂神社権禰宜)
泉 文明(龍谷大学国際学部教授)
開講期間
2024年04月30日(火) ~2024年07月22日(月)
原則、火曜日3講時 13時30分~15時00分 開講
※最終回(7月22日)のみ月曜日開講、時間別途指定。
開講曜日・講時
単位数
開講期
授業形態
遠隔授業として実施する
「英語で学ぶ科目」として実施する
受講料
(単位互換履修生は不要)
対象年次
授業定員
単位互換定員
京カレッジ定員
会場
試験・評価方法
超過時の選考方法
別途負担費用
その他特記事項
※第1回目の教室については、別途受講者に案内します。
低回生受講推奨科目
講義概要・到達目標
このプログラムは、京都の行事の中心でありユネスコの無形文化遺産である祇園祭について、関連各界から照射するものである。①祇園囃子鑑賞や現地フィールドワークの体験学習(吉符入りやくじあらため・鉾立・曳初め・稚児舞・山鉾風流の緒行事等々〈限られた時間ですべてを体験することはできないが〉、執行される場所や様子・雰囲気を伝える)、②祇園祭の起源・歴史や展開、宗教的儀礼祭礼の観点を中心として述べる部分(神事仏事・起源と歴史等)、③現地の町衆、とりわけ女性の立場から慣習や伝説も含めた民俗学的視点で語られる部分(ジェンダー論や屏風祭・鱧祭等)、④京都の政治や経済等の関わりで社会学的に講ぜられる部分(観光資源・経済効果やゴミ問題・交通規制・伝統継承等)の理論と実践を繋ぐことを目的として構成されるものである。
講義スケジュール
第1回[4/30(火)]
【祇園祭の概説と本講座の見どころ】
京都学・日本学の視点から祇園祭とその周辺について概説する。あまねく民俗学・観光学・環境学・都市論等々の学際的なつながりにも広げて、他の祭や他都市との比較考察も行う。
<泉 文明(龍谷大学国際学部教授)>
第2回[5/7(火)]
【祇園囃子実演と祇園囃子にまつわる話】
祇園囃子実演と祇園囃子について解説する。実際の祇園囃子の演奏を聞きながら、楽器の種類や曲目についての紹介をはじめとして、トークを演奏者達が行う。
<南観音山囃子方保存会>
第3回[5/14(火)]
【聖護院と祇園祭:無事安寧の祈り】
修験道総本山聖護院門跡の山伏は修験道ゆかりの7基の山を巡拝し、祇園祭の無事巡行や町内安全を祈願している。聖護院と祇園祭の関連について講述する。
<宮城 泰年(聖護院門跡門主)>
第4回[5/21(火)]
【青蓮院と祇園祭:祭の深淵をたずねる】
祇園祭の山鉾巡行は京都の夏に欠かせない風物である。その鉾と起源を同じくするとされる剣鉾と青蓮院の関係について論じるとともに、般若心経と空について講ずる。
<東伏見 慈晃(青蓮院門跡門主)>
第5回[5/28(火)]
【神泉苑と祇園祭:起源発祥をたどる】
平安京遷都時に禁苑として造営された神泉苑は、祇園祭発祥の地でもある。その起源に迫りながら、祇園祭において神泉苑が担う役割について述べる。
<鳥越 英徳(神泉苑住職)>
第6回[6/4(火)]
【町衆と祇園祭:市民目線で追う祇園祭】
町衆と呼ばれる鉾町・寄町(鉾町近隣の祭に協力する町)に暮らす地元の人々の祇園祭と向き合う姿を紹介する。とりわけ女性の役割や参加について、種々の例を示しながら説く。
<玉村 千恵子(京都外国語大学講師)>
第7回[6/11(火)]
【八坂神社と祇園祭:神事祭礼の中から学ぶ】
厄除け粽伝説に関わる素戔嗚尊や牛頭天王の話や、神輿洗い等に代表される祇園祭の神事祭礼について、祇園祭が今日のように発展してきた過程について詳述する。
<仲林 亨(八坂神社権禰宜)>
第8回[7/22(月)]
【祇園祭探索、山鉾町に行く】
実際に祇園祭が行われている鉾町を訪ねて、祭が執り行われている活気ある様子を実体験する。現地でしか理解できない迫力や人々の取組みや制度、慣習等についての学びの場とする。
<泉 文明(龍谷大学国際学部教授)>
教科書
参考書
出願開始
出願終了
承認結果公開日