テーマ
制度種別
受講形態(京カレッジ)
科目コード
科目名
特殊講義(総合)「現場に足を運び考える『大学スポーツ活性化戦略』」
開講大学名
学内科目コード
学内科目名
連絡先
衣笠学びステーション
TEL:075-465-7865
担当教員
開講期間
2025年8月8日(金)~9月14日(日)
開講曜日・講時は授業回ごとに異なります。詳細は講義スケジュールを確認してください。
開講曜日・講時
単位数
開講期
授業形態
遠隔授業として実施する
「英語で学ぶ科目」として実施する
受講料
(単位互換履修生は不要)
京カレッジ生の方のみ、以下の受講料が必要です。・科目等履修生:46,400円 ・聴講生:27,400円
対象年次
授業定員
単位互換定員
京カレッジ定員
会場
試験・評価方法
【平常点評価】100%
授業で学んだ知識・スキルを実社会や想定した状況下において、適用・応用できるかを判断するためのレポート課題の提出とともに、大学スポーツの活性化策と集客戦略に関する提案書ならびにプレゼンテーションを踏まえ、総合的に判断する。ただし、成績評価の対象は、2/3以上の出席をした受講生に限る。
超過時の選考方法
別途負担費用
その他特記事項
【諸手続】(単位互換生のみ)
〇受講が許可された場合は、下記ページで必要な手続を案内しますので、必ず確認してください。
期間内に所定の手続を行い、特別聴講生証を受け取ってください。
手続のない方は、授業の受講や試験の受験ができませんので注意してください。
<受講手続案内>
「大学コンソーシアム京都 立命館大学の開講科目を受講する皆様へ」
https://www.ritsumei.ac.jp/pathways-future/consortium_renraku.html/
※ シラバスの内容は本掲載内容から変更になることがありますので、最新の「立命館大学オンラインシラバス」を確認してください。
https://www.ritsumei.ac.jp/pathways-future/syllabus/
低回生受講推奨科目
講義概要・到達目標
【授業の概要と方法】
■この科目は、キャンパスプラザ京都(京都駅近く)にて開講します。
■キャンパスプラザ京都の時間割は立命館大学および受講生の所属する大学の時間割と異なりますので、必ず確認するようにしてください。
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アメリカのカレッジフットボール(アメリカンフットボール)には、学生や地域住民がスタジアムを埋め尽くし、数万人から10万人もの観客で溢れかえる。バスケットボールもしかり、アリーナは、自大学のチームを応援する学生で熱狂の渦に包まれる。
日本に目を向けるとどうだろうか?野球、サッカー、ラグビー、アメリカンフットボール、バスケットボール、バレーボール卓球…、プロリーグやセミプロリーグが組織化されている競技の全国大会規模の試合であってもスタジアムやアリーナを観客で埋め尽くすことはできない。ましてや各地域のリーグ戦であれば、試合会場はおろか、試合が開催されていることすら、多くの学生は認識していない。
アメリカには、大学スポーツを統括し、振興するNCAA(全大学体育協会)という組織が存在する。近年になって、日本にも大学スポーツの健全な振興を図ろうと、「関西版NCAA」と呼ばれる「KCAA(大学スポーツコンソーシアムKANSAI)」という組織が設立され、その後、「日本版NCAA」といわれる「UNIVAS(大学スポーツ協会)」が創設された。
正課のみならず、課外活動を含め、大学スポーツは、誰のために、何ために存在するのか︖スマートフォンが大学生だけでなく、人々の生活必需品となり、生活を彩るためのキーデバイスになった現在、大学は、学生や地域社会にとって、どのような存在となっているのか︖そして、そのキャンパスに通う大学生は、自らの大学に誇りや愛着心を抱いているだろうか︖
この授業では、居場所やつながりを失いがちな学生が、大学に対して誇りや愛着心を抱き、喜怒哀楽をともにできる活気に溢れたキャンパスライフの創造にスポーツはどう貢献できるのかについて考えたい。また大学スポーツが学生の人間的な成長やアイデンティティの形成、さらには、キャリアデザインや地域社会とのつながりにどう役立つのかについて考えたい。これらのことを考えるための具体的なツールとして、大学スポーツの歴史や過去を振り返るとともに、組織運営や集客などにかかわるマネジメントやマーケティングに関する講義と並行しながら、大学スポーツの現場に足を運び、実際に試合を観戦しながら、観戦者やリーグ運営関係者などにインタビューなどのフィールドワークを行う。そして、現状把握をした上で、大学スポーツの活性化戦略や集客戦略などについて提案してもらう。
【受講生の到達目標】
①大学におけるスポーツ活動及び振興をめぐる種々の環境と支援体制、また現状に対する理解を深める。
②大学スポーツの存在を意味づける価値、普及・活性化にかかわる知識やスキルを習得する。
③大学スポーツの活性化策と集客戦略を提案することができる。
【授業外学習の指示】
書籍・雑誌・新聞などを用いて、授業に関連するトピックや事象にかかわる情報収集、理解を深める努力をすること。
【受講および研究に関するアドバイス】
まず、時間と期限と約束を守ること。次に、授業中に私語をして周りに迷惑をかけたり、携帯通信機器の使用や居眠りをして授業の雰囲気を崩したりするような、授業に対して緊張感が保てない学生の受講は認めない。授業では、特別な予備知識は要求しないが、大学での学び方は受け身ではなく、より積極的な態度と行動が求められる。これまで培ってきた「教えてもらう」という受け身の姿勢から脱皮し、何事に対しても「自ら調べ、考え、探究する」という自発的な姿勢を身に付けてほしい。
【授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法】
コミュニケーションペーパー,インタラクティブシート,manaba+R,学生との直接対話
講義スケジュール
第01回(伊坂・⻑積) 8月8日(金) 9時~10時30分(1講時)
大学スポーツについて考える:ガイダンス
<キーワード>
大学スポーツを取り巻く環境 大学とスポーツ振興の関係性 UNIVAS KCAA
第02回(上田・⻑積) 8月8日(金) 10時50分~12時20分(2講時)
大学スポーツの過去・現在・未来
<キーワード>
スポーツの価値 大学における課外活動支援とスポーツ振興戦略 スポーツプロモーション
第03回(花内・⻑積) 8月8日(金) 12時40分~14時10分(3講時)
大学スポーツ統括組織に学ぶ組織運営と価値創造
<キーワード>
NCAA KCAA UNIVAS 強化と普及にかかわる組織マネジメント 価値創造とエコシステムの構築
第04回(⻑積) 8月9日(土) 9時~10時30分(1講時)
スポーツマンシップについて考える
<キーワード>
スポーツマンの意味 スポーツと教育 ルールの意味 フェアプレー覚悟と尊重
第05回(松永・⻑積) 8月9日(土) 10時50分~12時20分(2講時)
アスリートに対するライフスキル・プログラム
<キーワード>
スポーツの社会性 コミュニケーション能力 自己管理能力、他者への理解・尊重 リーダーシップとフォロワーシップ
第06回(杉原・⻑積) 8月9日(土) 12時40分~14時10分(3講時)
大学スポーツ活性化策1:コンテンツビジネス
<キーワード>
エンターテインメントビジネス コンテンツマーケティング デジタル技術の革新 SNS戦略 スポーツプロデュース
第07回(藤本・⻑積) 8月9日(土) 14時30分~16時(4講時)
大学スポーツ活性化策2:マーケティング戦略とブランディング
<キーワード>
スポーツマーケティング 消費者行動 ファンエンゲージメント ロイヤルティの形成 ブランドイメージ
第08回(⻑積) 8月9日(土) 16時20分~17時50分(5講時)
フィールドワークの進め方
<キーワード>
問題の構造化 クリティカルシンキング 質的・量的データの取り扱い フォトエッセイ 協同学習
第09回~第11回(⻑積)
現場に足を運んで考える「フィールドワーク1」
現場に足を運んで考える「フィールドワーク2」
現場に足を運んで考える「フィールドワーク3」
<キーワード>
フィールドリサーチ 現場の声に耳を傾ける 主観と客観
※8月12日~9月13日の期間内に実施する。
期間内に開催されている大学スポーツの試合を観戦し、インタビューなどのフィールドワークを実施する。
実施日・フィールドワークの行き先については、受講者数等をふまえ初回授業以降に調整する。
第12回(⻑積) 9月14日(日) 9時~10時30分(1講時)
活性化策と集客戦略のプレゼンテーション1
<キーワード>
アイディアに命を吹き込む プロポーザルのインパクト・ユニークさ・内容の妥当性
第13回(⻑積) 9月14日(日) 10時50分~12時20分(2講時)
活性化策と集客戦略のプレゼンテーション2
<キーワード>
アイディアに命を吹き込む プロポーザルのインパクト・ユニークさ・内容の妥当性
第14回(⻑積) 9月14日(日) 12時40分~14時10分(3講時)
大学スポーツの活性化策と集客戦略について考える
<キーワード>
活性化と集客の意味づけ 現場(実践)と理論(サイエンス)の橋渡し プロポーザルの構成
第15(⻑積) 9月14日(日) 14時30分~16時(4講時)
大学スポーツの未来
<キーワード>
大学におけるスポーツ振興の意味 希薄化する大学に対する学生と愛着感とアイデンティティ 大学の未来とスポーツの未来の関係性
【授業実施形態】
全ての授業について、原則、対面で実施する。
授業期間中、学外でのフィールドワークも予定している。
教科書
参考書
(書名)図とイラストで学ぶ新しいスポーツマネジメント
(著者)山下秋二・中西純司・松岡宏高
(出版社)大修館書店
(ISBNコード)978-4-469-26804-1
(書名)スポーツ産業論第7 版
(著者)原田宗彦
(出版社)杏林書院
(ISBNコード )978-4-7644-1596-6
出願開始
出願終了
承認結果公開日