テーマ

G.自然・環境を学ぶ

制度種別

単位互換

受講形態(京カレッジ)

科目コード

G220

科目名

森里海連環学I :森・里・海と人のつながり

開講大学名

京都大学

学内科目コード

学内科目名

森里海連環学I :森・里・海と人のつながり

連絡先

京都大学吉田キャンパス 吉田南構内
国際高等教育院棟1階 全学共通科目学生窓口
TEL:075-753-6511

担当教員

フィールド科学教育研究センター 教授  徳地 直子
フィールド科学教育研究センター 教授  館野 隆之輔
フィールド科学教育研究センター 教授  増田 玲爾
フィールド科学教育研究センター 教授  三田村 啓理
フィールド科学教育研究センター 准教授 下村 通誉
フィールド科学教育研究センター 准教授 長谷川 尚史
フィールド科学教育研究センター 准教授 伊勢 武史
フィールド科学教育研究センター 講師  坂野上 なお
フィールド科学教育研究センター 准教授 中野智之
フィールド科学教育研究センター 准教授 甲斐嘉晃
フィールド科学教育研究センター 特定助教 張 曼青

開講期間

2024年4月12日(金)~2024年7月19日(金)
4講時 15時00分~16時30分(毎週金曜日)
*休講等による振替授業可能日:7月17日(水)
*試験期間:7月23日(火)~7月29日(月)
*フィードバック期間:7月30日(火)~8月5日(月)

開講曜日・講時

金・4

単位数

2

開講期

前期・春学期

授業形態

対面授業(オンキャンパス)

遠隔授業として実施する

実施しない

「英語で学ぶ科目」として実施する

実施しない

受講料
(単位互換履修生は不要)

対象年次

全回生

授業定員

単位互換定員

10

京カレッジ定員

会場

吉田キャンパス

試験・評価方法

毎講義後に理解度を評価するための小テストを行います。小テストの成績により最終的な成績を判定します。
期末試験は実施しません。詳細は初回の授業で説明します。

超過時の選考方法

別途負担費用

その他特記事項

【授業教室】京都大学吉田キャンパス・吉田南構内・総合館東棟1階・共東11

【授業外学修(予習・復習)等】
参考文献を事前に勉強することを推奨します。

【履修要件】
全回生向け。スタート時点では特定の知識は必要ではないが、授業中必要になる知識については、自学自習を求める。

【その他】
・環境問題は自然科学にとどまらず、経済、法律、社会と密接に関係します。理系・文系両方の学生の受講を歓迎します。
・夏休み期間中に、本科目をフィールドで体験的に学習する森里海連環学実習が開講されます。
・教室の定員を超える場合には履修(人数)制限を行います。無作為抽選により結果をKULASISで発表します。

低回生受講推奨科目

講義概要・到達目標

【授業の概要・目的】
わが国は海に囲まれた森の国である。わが国の自然環境は、森林生態系、沿岸海洋生態系およびその間に位置し人間活動の影響を強く受ける里域生態系により構成されており、これらは河川などを介して相互に不可分に連環している。従来、生態系は個々のユニットごとに研究されてきたが、圧倒的な人間活動のインパクトは、個々の生態系の枠組みを超えて生態系間の循環に大きな影響を与えており、人類の持続的な生存のためには、複合的な自然生態系と人類との共存システムの解明が不可欠である。本科目は、森林から海につながる生態系と人間活動の影響に関する講義を通して、地球環境を「連環」という観点で捉え、森と里と海の連環機構の理解と適正な管理のための「森里海連環学」という新しい学問領域を学ぶ科目である。

【到達目標】
・個々の生態系が連環し相互作用する実態とメカニズムを学習し、人間活動による連環の分断の現状とその影響を理解する。
・自然環境と生態系を自然資本と捉え、人類の持続的な発展に資する利用・管理方策を考える力を養う。
・実社会における環境保全活動の実例を学ぶ。

講義スケジュール

1) ガイダンス「森里海連環学とは」徳地
2) 里海連環学の概要(沿岸域の重要性) 山下(本学名誉教授)
3) 沿岸域に対する陸域の影響 山下(本学名誉教授)
4) 沿岸域生態系と生物多様性 下村
5) 沿岸域生態系とその利用 益田
6) 海洋生物の行動 三田村
7) 未来社会での森林資源利用 長谷川
8) 森林生態系の物質循環 舘野
9) 森林と環境問題 伊勢
10) 未定 坂野上
11) 未定 田中(フィールド科学教育研究センター 特定研究員) 
12) 環境の価値と生態系サービス 吉岡(本学名誉教授)
13) 人間自然相互作用 吉岡(本学名誉教授)
14) 森林に関する社会調査事例 吉岡(本学名誉教授)
15) フィードバック(フィードバックの方法は別途連絡)
講義の順番は変更されることがあります


フィールド科学教育研究センターの教員および名誉教授によりリレー講義を行う。生態系の連環”は新しい学問であり、受講生との論議等を通して新しい価値観の創造を目指す。講師1名が1-3回の講義を行う予定であり、自然科学系の講義として森林、里域、沿岸海域の連環について説明し、同時に森林や海洋の保全やその意識などの社会科学系の講義を含んで構成される。

教科書

講義に際して使用するテキストは、KULASISより事前にダウンロードしておくこと。

参考書

(参考書)
京都大学フィールド科学教育研究センター『森里海連環学』(京都大学学術出版会)ISBN:978-4-87698-689-7-C3045
京都大学フィールド科学教育研究センター『森と海をむすぶ川』(京都大学学術出版会)ISBN:978-4-87698-575-3

(関連URL)
http://fserc.kais.kyoto-u.ac.jp/
(フィールド科学教育研究センターHP)

出願開始

出願終了

承認結果公開日

2024-04-12 05:00:00