テーマ

H.現代社会を学ぶ

制度種別

単位互換/京カレッジ

受講形態(京カレッジ)

科目等履修生

科目コード

H324

科目名

刑事政策

開講大学名

龍谷大学

学内科目コード

学内科目名

刑事政策

連絡先

龍谷大学 教学部
TEL:075-645-7891
FAX:075-643-5021

担当教員

相澤 育郎

開講期間

2025年9月19日(金)〜2026年1月16日(金)
4講時 15時15分〜16時45分(毎週金曜日)
※10月31日(金)は大学行事のため、授業は実施しません。
※12月26日(金)は土曜日授業の振替日となるため、授業はありません。

開講曜日・講時

金・4

単位数

2

開講期

後期・秋学期

授業形態

対面授業(オンキャンパス)

遠隔授業として実施する

実施しない

「英語で学ぶ科目」として実施する

実施しない

受講料
(単位互換履修生は不要)

30,000円(単位互換履修生は不要)

対象年次

2年次以上

授業定員

単位互換定員

50

京カレッジ定員

10

会場

深草学舎

試験・評価方法

平常点:30% 授業中のresponへの回答で評価します。
定期試験:70% 学期末試験によって評価します。

超過時の選考方法

書類選考

別途負担費用

なし

その他特記事項

【会場】
龍谷大学深草学舎
第1回目の教室については別途「お知らせ」にて案内します。

【講義方法】
毎回スライドないしレジュメを配布し、講義形式で授業を行います。講義の途中に、responなどを使って意見や質問を求めることがあります。

【授業外学習(自主学習(事前・事後学習を含む))の指示】
教科書を中心に、次回扱うトピックについて予習をしてください。
講義後、レジュメやノートを参照しながら、復習をしてください。

【系統的履修】
刑事法入門、犯罪学、刑法、刑事訴訟法、少年法などの関連科目の履修する・していることが望ましいです。また龍谷大学矯正・保護課程が開講する科目の履修も推奨します。

【履修上の注意・担当者からの一言】
進捗状況や受講生の反応をみて、講義計画を変更することがあります。

低回生受講推奨科目

講義概要・到達目標

【講義概要】
 刑事政策ないし刑事政策学とは、広い意味では、犯罪や非行への社会の対応とそのあり方を研究する刑事法学の一分野です。どうして刑事法の領域でこの分野が確立したのかというと、犯罪や非行に対処しようとすると、刑法や刑事訴訟法の「外」を意識せざるをえなくなるからです。つまり、「なぜ人は犯罪をするのか」や「犯罪をした人をどのように扱うのか」、また「刑罰は何のためにあるのか」といったことを考える必要が生じるのです。
 かつて刑事政策は「犯罪の防止を目的とした国および地方公共団体の活動」と比較的狭く捉えられてきましたが、近年では国だけでなく民間が、司法だけでなく福祉もこの分野に関わるようになってきました。こうした広がりをもつ刑事政策を、この講義のテーマとしたいと思います。
 学問としての刑事政策のトピックには、大きく分けて①統計や調査などを通じて犯罪の実態を解明する犯罪現象論、②科学的な視点から犯罪の原因を明らかにする犯罪原因論、③犯罪への対応や犯罪者の処遇などを検討する犯罪対策論などがあります。年度によって取り扱うトピックが異なることがあるので、詳しくは講義計画を参照してください。
 講義は受講生が刑事政策の全体像を把握できるように進めますが、教員の関心や研究に基づき、場合によっては一つのテーマを掘り下げた解説を行うこともあります。そこでは教員自身の考えも積極的に提示しますので、受講生も批判的な視点をもって講義に臨んでください。 

【到達目標】
①犯罪統計の限界を知ったうえで、日本の犯罪現象を理解できる。
②英米における各種犯罪原因論の特徴を知り、その限界を説明できる。
③犯罪対策や犯罪者処遇のあり方について、理論と実務の両方を把握することができる。
④上記を通じて、日本の刑事政策のあり方に自分なりの考えを持つことができる。

講義スケジュール

第1回 ガイダンス
第2回  刑事政策の方法と課題
第3回  各種犯罪の動向と特徴①暴力犯罪、窃盗、性犯罪、薬物犯罪
第4回  各種犯罪の状況と特徴②高齢者犯罪、少年非行、再犯
第5回  エビデンスに基づいた刑事政策
第6回  警察・検察・裁判所による犯罪対応
第7回  刑罰の思想と理論
第8回  自由刑の歴史と理論
第9回  自由刑と受刑者の法的地位論
第10回 自由刑と犯罪者処遇モデル論
第11回 死刑
第12回 社会内処遇・更生保護制度
第13回 処分論
第14回 犯罪被害者支援と制度
第15回 講義のまとめ

教科書

武内謙治・本庄武『刑事政策学』(日本評論社) 3,080円
浜井浩一『実証的刑事政策論』(岩波書店) 4,290円
松原英世『刑事政策をつかむ』(法律文化社) 2,640円
川出敏裕・ 金光旭『刑事政策[第3版]』(成文堂) 3,850円

上記は例示であり、特に指定のテキストはありません。ただし、図書館などで刑事政策の教科書を読んでみて、自分に合ったものを1冊は購入しておくことをおすすめします。

参考書

適宜、講義の中で提示します。

出願開始

出願終了

承認結果公開日

2025-04-11 05:00:00