テーマ

B.歴史を学ぶ

制度種別

単位互換

受講形態(京カレッジ)

科目コード

B216

科目名

禅とは何かⅠ

開講大学名

花園大学

学内科目コード

学内科目名

禅とは何かⅠ

連絡先

学務部教務課 Tel:075-823-0583

担当教員

余 新星

開講期間

2024年4月11日(木)~2024年7月25日(木)
2講時 10時40分~12時10分(毎週木曜日)
※休講2024年5月2日(木)
※定期試験期間2024年8月1日(木)に試験がある可能性あり

開講曜日・講時

木・2

単位数

2

開講期

前期・春学期

授業形態

対面授業(オンキャンパス)

遠隔授業として実施する

実施しない

「英語で学ぶ科目」として実施する

実施しない

受講料
(単位互換履修生は不要)

対象年次

1年次以上

授業定員

50

単位互換定員

10

京カレッジ定員

会場

科目開講校キャンパス

試験・評価方法

小テスト30%、レポート30%、定期試験40%。

超過時の選考方法

抽選

別途負担費用

その他特記事項

【準備学習の内容】
基本的に初学者でも安心して受講できるように配慮しながら講義を進めていきます。有志の方には、仏教の基礎知識と、漢文訓読や中国語を前向きに学んで頂くと、一層理解の促進に繋がるのでしょう。また、各回の授業に臨む前に関連の内容を30分間予習しておくことが必要です(予習の範囲は授業中に予告します)。

【教室について】
ポータルサイトの「お知らせ」へ掲示します。不明な点があれば連絡先までお問い合わせください。

低回生受講推奨科目

講義概要・到達目標

【講義概要】
禅宗の歴史的展開を主軸として、その学(思想)と行(修行実践)との両面を重視しながら、禅の基礎知識について一緒に学んでいきます。仏教が古代インドから、東南アジア・チベット・中国などの地域に伝わっていく中で、様々な変容を経て現地に定着したのですが、中国における禅宗の形成と展開は正しくその代表例と言えます。古代インドにおける身心の修行法としての禅が、中国仏教の一宗派である禅宗となって展開していき、さらに、禅宗が中国から朝鮮半島・日本などに伝わり現代まで伝承されてきています。その中で如何なる受容と変容のプロセスがあったか、という問いを念頭に置きつつ、禅宗史上における重要な祖師の生き方・言説を辿りながら禅の心象世界を探っていきます。
本授業は仏教学科以外の学生の受講も歓迎します。なお、禅宗の歴史・思想に関する知的理解と習得に止まらずに、禅宗文献に記されている実践法を参照としながら、課外時間に本学ならではの坐禅施設(無文館)を活用して頂き、禅の教えを体得することを推奨します。

【到達目標】
古代インドにおける禅定思想と、禅宗形成以前の中国における禅定の修習、そして中国において禅宗が形成されて発展していく道筋を把握し、中国禅宗史上における重要な祖師とその思想について一定の理解を得ることが授業の目標になります。

講義スケジュール

第01回 授業全体についてのガイダンス、「禅」と「禅宗」の概念について
第02回 インドにおける禅定思想
第03回 中国における禅観経典の翻訳と習禅
第04回 達摩と『二入四行論』
第05回 道信と『入道安心要方便法門』
第06回 弘忍とその思想
第07回 神秀と北宗禅
第08回 牛頭法融と牛頭宗
第09回 慧能と『壇経』
第10回 神会とその主張
第11回 唐代の禅(一):馬祖道一とその門流
第12回 唐代の禅(二):石頭希遷とその門流
第13回 宋代の禅(一):「問答」から「公案」へ
第14回 宋代の禅(二):大慧宗杲と「看話禅」の確立
第15回 禅の悟り:『十牛図』を読む

教科書

プリントを配布します。

参考書

伊吹敦[2001]『禅の歴史』京都:法蔵館
伊吹敦[2021]『中国禅思想史』京都:禅文化研究所
小川隆[2015]『禅思想史講義』東京:春秋社
小川隆[2020]『中国禅宗史:「禅の語録」導読』東京:ちくま学芸文庫

出願開始

出願終了

承認結果公開日

2024-04-12 05:00:00