テーマ

K.京都力養成コース

制度種別

京カレッジ

受講形態(京カレッジ)

特別受講生

科目コード

K003

科目名

京都の歴史のなかの文化・芸術

開講大学名

京都産業大学

学内科目コード

学内科目名

京都の歴史のなかの文化・芸術

連絡先

社会連携推進機構
TEL:075-705-2952
E-mail:shakai-renkei@star.kyoto-su.ac.jp

担当教員

京都産業大学 文化学部教員3名
京都産業大学 日本文化研究所 上席特別客員研究員7名

開講期間

2026年05月9日(土)~2026年05月30日(土)
1~2講時 09時30分~12時30分(毎週土曜日)

開講曜日・講時

土・1

単位数

0

開講期

前期・春学期

授業形態

対面授業(プラザ)

遠隔授業として実施する

実施しない

「英語で学ぶ科目」として実施する

実施しない

受講料
(単位互換履修生は不要)

無料

対象年次

授業定員

30

単位互換定員

0

京カレッジ定員

30

会場

キャンパスプラザ京都、他

試験・評価方法

超過時の選考方法

出願票の志望理由書を含めて選考

別途負担費用

フィールドワークに係る交通費

その他特記事項

低回生受講推奨科目

講義概要・到達目標

この講座では、京都産業大学文化学部の教員と、本学の日本文化研究所の上席特別客員研究員(京都・観光文化検定試験1級に合格し、同研究所で研鑽を積み、現在も積極的に活動している方々)による、講義とフィールドワークを実施します。
 今回のテーマは「京都の歴史のなかの文化・芸術」です。京都は日本史上最大の文化都市です。都が京都に移る前から、京都は文化的な活動が盛んでした。その範囲は、文学・美術など、多岐に渡ります。今回は、このような京都の歴史のなかの文化・芸術について、多様な側面と特色を描きたいと思います。
 受講者のみなさんには、京都研究のおもしろさ・奥の深さを感じていただき、さらに自ら調べるための視点・方法などをつかんでもらいます。

講義スケジュール

5月9日 (土)
≪1コマ目≫ 9:30~11:00
■若松 正志(京都産業大学 文化学部 教授)
「総論:京都の歴史のなかの文化・芸術」(90分講義)
 この講座のねらい・概要を述べるとともに、京都における文化・芸術の歴史を概観したうえで、江戸時代の朝廷文化のうち、和歌や茶道を中心にその特徴や広がりについて述べていきます。

≪2コマ目≫ 11:00~12:30
■深澤 光佐子(京都産業大学 日本文化研究所 上席特別客員研究員)
「小倉百人一首の成立とその後の展開」(45分講義)
 平安時代末期頃の京都で藤原定家が選んだ101首の色紙型が、カルタと結びつき遊び道具として小倉百人一首となり、一般の人々の間に普及し、現代でも使われています。定家の選歌の意図を探りながら、カルタとして成立したのち、時代を経てどのように展開していったかを考察します。

■木下 義久(京都産業大学 日本文化研究所 上席特別客員研究員)
「近世後期から近代における京都の不世出の芸術家師弟―大田垣蓮月と富岡鉄斎―」(45分講義)
 大田垣蓮月は江戸後期から明治前期の尼僧・女流歌人・陶芸家。税所敦子と共に、桂園派を代表する歌人。小沢蘆庵に私淑し、晩年、神光院の茶所に間借りして隠棲し、陶器制作で過ごしました。出家後の蓮月は、若き日の富岡鉄斎を侍童として暮らし、鉄斎の人格形成に大きい影響を与えました。鉄斎は明治・大正期に文人画家・儒学者となり、「最後の文人画家」と謳われました。今回は、蓮月の歌と鉄斎の絵から、当時の事象や人々の思いを読み解きます。

5月16日(土)
≪3コマ目≫ 9:30~11:00
■吉野 秋二(京都産業大学 文化学部 教授)
「出土文字資料からみた平安時代の仮名文化」(90分講義)
 10年ほど前、京都市中京区の藤原良相西三条第跡の発掘調査で、9世紀後半期の多量の仮名墨書土器が出土し、平仮名の成立史を塗りかえる発見として注目されました。今回の講座では、平安時代の仮名文化の歴史的意義を、出土文字資料に着目して考察します。

≪4コマ目≫ 11:00~12:30
■河原田 康史(京都産業大学 日本文化研究所 上席特別客員研究員)
「引染研究―宮崎友禅斎と友禅染―」(45分講義)
 現在の友禅染における地色は、引染で主に染められています。引染は、従来の浸染では不都合があったため誕生したとされます。引染と浸染の相違点について考察するとともに、「引染は、室町時代以前に浸染よりも小紋型染を綺麗に染め上げるために、はり殿の様式を転用して生み出された」という私の仮説について述べていきます。

■森島 克一(京都産業大学 日本文化研究所 上席特別客員研究員)
「幕末期豪農と芸術家の交流―相楽郡祝園村森島家文書から見る―」(45分講義)
 山城国相楽郡祝園村在住で、旗本天野氏の上方領四か村の在地代官を勤めた森島清右衛門家に伝わる文書群(森島家文書、精華町教育委員会管理)には、陶工高橋道八をはじめ、幕末期京都の芸術家との交流をうかがわせるいくつかの史料が含まれています。これらの史料を読み解くことで、両者間の交流の態様や幕末期芸術家の状況を浮き彫りにし、一例として紹介します。

5月23日(土)
≪5・6コマ目≫ 9:30~12:30
■岡本 学(京都産業大学 日本文化研究所 上席特別客員研究員)
「二条城とその周辺を極める」(180分フィールドワーク)
 江戸時代の始まりと終焉の場となった二条城。二条城は、徳川初代将軍家康により築城されましたが、寛永年間三代将軍家光の時、二の丸御殿の大規模な改修工事が行われました。その二の丸御殿では、狩野派によって描かれた大量の絢爛たる障壁画や見事な欄間彫刻を堪能する事ができます。それらに加え、二条城の城郭建築の見所や、二条城を外からも眺めながら、神泉苑、豊臣秀吉の二条城跡、二條陣屋など二条城周辺の見所を巡ります。

5月30日(土)
≪7コマ目≫ 9:30~11:00
■笹部 昌利(京都産業大学 文化学部 准教授)
「文人と志士のあいだ―山中静逸の幕末京都―」(90分講義)
 三河国出身の山中静逸は、漢詩、水墨画に嗜む文人としての活動とともに、安政年間以降、京都において建策を旨とする政治活動を行いました。山中静逸の行動について考察し、教養・芸術と政治世界の相関性について考えます。

≪8コマ目≫ 11:00~12:30
■山村 啓士(京都産業大学 日本文化研究所 上席特別客員研究員)
「平安時代の物語文学はなぜ現代人にも刺さるのか?」(45分講義)
 平安時代に生まれた多くの物語文学。それは時代を超えた令和においても多くの人々に愛されています。しかし、それはなぜなのでしょうか?時代を超えども、私たちの感性は平安時代と大差はなく、登場人物に対し感情移入しやすいからだと考えます。平安時代の京都の世情を踏まえ、人々の感性が現代と変わらないことに加え、現代のZ世代やα世代に向けて伝承する術を皆さまにお伝え出来ればと思います。

■熊谷 保(京都産業大学 日本文化研究所 上席特別客員研究員)
「花街の文化としての〈おふれまい〉―近代京都と花街のモビリティ文化史―」(45分講義)
 長田幹彦などの近代文学作品に描かれる京都の花街における〈おふれまい〉に着目して、当時の花街に関する資料(食満南北『上方色町通』・松川次郎『三都花街めぐり』など)を検討し、京都と東京の花街を比較検討することで、京都ならではの花街文化の特色を、独自に育まれたモビリティ文化の視点から読み解きます。

教科書

プリント配付

参考書

講義・フィールドワークのなかで紹介

出願開始

出願終了

承認結果公開日

2026-04-10 05:00:00