テーマ
制度種別
受講形態(京カレッジ)
科目コード
科目名
複合領域科目2-99(ダイバーシティ社会における障がい学生支援を考える-アクセシビリティ支援の理論と実践-)
開講大学名
学内科目コード
学内科目名
複合領域科目2-99(ダイバーシティ社会における障がい学生支援を考える-アクセシビリティ支援の理論と実践-)
連絡先
理工学部・理工学研究科事務室
TEL:0774-65-6200
FAX:0774-65-6800
担当教員
松川 真美(理工学部)
梶山 玉香(法学部)
中瀬 浩一(免許資格課程センター)
河西 正博(スポーツ健康科学部)
日下部 隆則(嘱託講師)
土橋 恵美子(嘱託講師)
開講期間
2024年9月24日(火)〜2025年1月20日(月)
6講時18時25分〜19時55分(毎週月曜日)
※休講2025年1月13日(月・祝)
※開講2024年10月14日(月・祝)
開講曜日・講時
単位数
開講期
授業形態
遠隔授業として実施する
「英語で学ぶ科目」として実施する
受講料
(単位互換履修生は不要)
対象年次
授業定員
単位互換定員
京カレッジ定員
会場
試験・評価方法
平常点(出席,クラス参加,グループディスカッションへの参加,コメントシート等) 70% 議論への積極的な参加度,出席を重視する。出席しただけでは加点されず,ディスカッションへの積極的な参加態度や各授業で課される課題の内容も含めて評価対象とする。
期末レポート試験・論文 30% 講義内で得た知識に基づいて,ダイバーシティ社会における障がい学生支援(障がい者支援)のあり方について主体的に検討・考察できるようになっているかを評価する。
授業ではグループディスカッションや発表を頻繁に行う予定である。また,毎回の授業でコメントシートへの記入を求める。グループディスカッションへの参加状況やコメントシートへの記入内容は平常点の評価に含める。(授業に参加しただけでは平常点とはならない)
超過時の選考方法
別途負担費用
その他特記事項
低回生受講推奨科目
講義概要・到達目標
<講義概要 >
本学における障がい者との関わりは,新島襄の志に共感して同志社英学校設立に貢献した山本覚馬(視覚と肢体不自由の重複障がい)に遡る。その後も,新島の「人一人ハ大切ナリ」の言葉を体現するべく,ヘレンケラーの来学や全国初の点字入試実施など,連綿とその理念が受け継がれ,2000 年には国内の高等教育機関における障がい学生支援の嚆矢となる「障がい学生支援制度」を発足させた。本学では,この制度を通した「支援する/支援される」という枠組みの中で,学生同士が互いに切磋琢磨しあって,自律的に成長できることを期待し,「もれなくすべての学生に学びの機会をわたらせること」を目指してきた。
そのような中,2016年の障害者差別解消法が施行され,障がい者を取り巻く社会が大きく変化したと同時に,高等教育機関における障がい学生への「支援」のあり方も大きく変容することとなった。同法により,「もれなくすべての学生に学びの機会をわたらせること」は,もはや「目指すべきこと」ではなく,組織の責務としての「学びの権利保障(アクセシビリティの保障)」へと転換した。
本講では,このような本学のあゆみと国内における障がい者支援の歴史や社会的背景を踏まえ,障がい者/学生自身,およびそれを取り巻く人と環境を「ダイバーシティ(多様性)」の視点で包括的に捉え,「組織の責務としての学びの権利保障」と,「教育機関として担うべき支援のあり方」について受講生同士が共に意見交換をしながら考察する機会とする。
なお,本講ではグループディスカッションによる気づきの交換や学び合いを重視するので,授業への出席はもとより,積極的な授業への参加を受講資格とする。
<到達目標 >
・障がい者/学生自身,およびそれを取り巻く人と環境を「ダイバーシティ(多様性)」の視点で包括的に捉え,その現状と課題を理解できるようになる。
・障害者差別解消法に依拠し,障がい者の権利保障としての「合理的配慮」,および高等教育機関における「アクセシビリティ支援」の内容を理解し,そのあり方を考察できるようになる。
・主体的な学びを起点として,多様な他者・社会に対して包括的に課題解決に向かう姿勢を持つことができるようになる。
講義スケジュール
第01回 オンデマンド(動画視聴) ガイダンス/本学のあゆみ
第02回 (対面)障がいとは何か/合理的配慮とは何か
第03回 (対面)障がい者の権利保障と法整備
第04回 (対面)日本の高等教育機関における障がい学生支援
第05回 (対面)障がい者スポーツにおける「障がい」を考える
第06回 (対面)合理的配慮を考える①:聴覚障がい体験と支援
第07回 (対面)合理的配慮を考える②:視覚障がい体験と支援
第08回 (対面)合理的配慮を考える③:肢体不自由体験と支援
第09回 (対面)合理的配慮を考える④:精神障がい学生への支援
第10回 (対面)合理的配慮を考える⑤:発達障がい学生への支援
第11回 (対面)特別支援教育と合理的配慮
第12回 (対面)社会における支援事例
第13回 (対面)障がい学生支援の経験から:身体障がい
第14回 (対面)障がい学生支援の経験から:精神・発達障がい
第15回 オンデマンド(動画視聴)ふりかえりとまとめ
最終的な授業進行予定(確定版)については,初回授業にて配布,説明する.
教科書
参考書
<参考URL>
・同志社大学学生支援センター スチューデントダイバーシティ・アクセシビリティ支援室
https://challenged.doshisha.ac.jp/index.html
(本学スチューデントダイバーシティ・アクセシビリティ支援室のHP です。)
・JASSO(独立行政法人日本学生支援機構)障害学生支援
https://www.jasso.go.jp/gakusei/tokubetsu_shien/index.html
(「障害のある学生の修学支援に関する実態調査」など各種データが公開されています。 )
・文部科学省
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/074/gaiyou/1384405.htm
(平成29 年4 月に出された「障害のある学生の修学支援に関する検討会報告(第二次まとめ)について」です。 )
・PEPNet-Japan
(日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク)
https://www.pepnet-j.org/
(聴覚障がい学生の修学支援に関する情報がたくさん掲載されています。 )
・AHEAD JAPAN
(一般社団法人 全国高等教育障害学生支援協議会)
https://ahead-japan.org/
(大学における障害学生支援に関わる情報や障害学生支援に関わる学術情報が掲載されています。)
出願開始
出願終了
承認結果公開日