テーマ

H.現代社会を学ぶ

制度種別

単位互換

受講形態(京カレッジ)

科目コード

H122

科目名

社会貢献論:市民による社会貢献のデザイン

開講大学名

龍谷大学

学内科目コード

CU81600180

学内科目名

社会貢献論:市民による社会貢献のデザイン

連絡先

教学部
TEL:075-645-7891
FAX:075-643-5021

担当教員

川中 大輔

開講期間

2022年04月07日(木)~2022年07月21日(木)
2講時(11時00分~12時30分)
毎週木曜日

単位数

2

開講期

前期・春学期

授業形式

対面授業(オンキャンパス)

遠隔授業として実施する

実施しない

受講料
(単位互換履修生は不要)

30,000円(単位互換履修生は不要)

対象年次

2年次以上

授業定員

単位互換定員

京カレッジ定員

0

会場

瀬田学舎

試験・評価方法

■平常点40%:到達目標(2)(3)に対応して、毎授業での「コミュニケーションシート」での授業内容の理解度や各自の見解の論理性/明確性を評価する。
■レポート60%:到達目標(1)(4)に対応して、授業内発表及び期末レポートにおける記述の厚さ、その問題の構造的理解の深度を評価する

【自由記載】
以下に該当した場合は原則不可とする。
 1.期末レポートを提出しなかった場合
 2.授業内発表を行なわなかった場合
 3.出席回数が10回に満たなかった場合

超過時の選考方法

書類選考

別途負担費用

0

その他特記事項

【定員】
コロナの状況を鑑み、教室定員を超える申し込みがあった場合、抽選を実施する可能性があります。

【会場】
龍谷大学瀬田学舎
第1回目の教室については別途「お知らせ」欄に記載します。

【授業時間外における予・復習等の指示】
教室内でのワークがデータに裏付けられるものとなるよう、授業外に個々人で必要に応じた情報収集を行うこと。また、読書課題を出した場合は指定個所を読了すること(各回所要時間:1.5時間)。

【履修上の注意・担当者からの一言】
受講にあたって、事前に特別な知識や経験は求めない。ただし、グループワーク等の参加型の形式も用いて授業を進めていくため、積極的かつ協力的な参加と、自分の頭で考える力が求められる。また、教室内でのグループワークがデータに裏付けられるものとなるよう、授業外に個々人で若しくはグループで、必要に応じた情報収集が求められる。なお、参加型の授業では途中からの参加が難しいため、遅刻・欠席をしないよう、強く求めたい。

【オフィスアワー・教員との連絡方法】
・manaba掲示板やE-mail
・オフィスアワー(金曜日3限/瀬田学舎6号館205研究室)
・コミュニケーションペーパー
・授業前後の学生との直接対話

低回生受講推奨科目

講義概要・到達目標

【講義概要】
 私たちの暮らしの中には、様々な困りごとや悩みごとが、それぞれに異なった形で生じている。自らの、或いは他者の「困りごとや悩みごと」を前にして、「何とかしたい」という気持ちが起こってくることも少なくない。みなさんもこれまで生きてきた中で、社会的な問題に対して「ほっといたらアカンのちゃうか…」と思ったことはないだろうか。例えば、大規模災害の際には、非常に多くの人々がそうした思いを胸に抱いて、寄付をしたり、被災地に駆けつけてボランティア活動を行うこととなる。また、そこまで強い動機を抱いていない場合でも、友人などに誘われて現場で活動している内に気がつけば「この問題を何とかした方がいいんじゃないのか」と思うこともあるだろう。 
 本講義では、このような思いを継続的な行動にうつす「アマチュアの市民」による社会貢献活動を中心に扱う。社会問題はプロフェッショナル(専門職)だけで解決されることはない。「何とかしたい」「ほっとけない」「社会のお役に立ちたい」…といった思いと何かしらの形で結びついた行動によって発揮される市民の力が求められる。では、市民はどのように社会貢献活動への歩みを踏み出せばいいのだろうか。社会貢献活動にはどのような広がりがあるのだろうか(企業による社会貢献も含む)。社会貢献活動は活動する市民に何をもたらすのだろうか。そもそも、「踏み出し」を支えているものは何だろうか。このような問いを手がかりに、社会貢献の学びを開いていく。
 なお、本講義は教育やまちづくり等の複数分野のNPOでの実務経験を有する教員が担当しており、その経験を活かして、「現場」の動きの実際や最新動向も積極的に取り扱っていくこととする。

【到達目標】
(1)社会貢献活動が求められている社会問題を自ら探索していこうとする姿勢を形成する。
(2)市民の社会貢献活動の形態の多様性を理解する。
(3)社会貢献活動に関わる「あり方」について自らの考えを明らかとする。
(4)自らの社会問題意識を掘り起し、自発的な社会貢献活動に向けた素地を形成する。

【講義方法】
講義とワーキングセッションを複合して展開する。ワーキングセッションでは、問題意識を同じくする学生とチームとなって、解決に取り組む社会問題の実態調査や解決策立案に取り組んでもらうこととなる。講義においても双方向性を高めるために、教員の出す問いかけに対して、グループで意見を出し合って発表してもらう機会を適宜設ける。

講義スケジュール

第01回
「コースオリエンテーション:どのような社会貢献を目指すのか?」
「社会貢献」に対する認識を共有した上で、本コースで目指す社会貢献の方向性を理解する。
 社会貢献、下からのイニシアティブ、活私開公

第02回
「なぜ社会貢献をするのか?すすめるのか?(1)」
社会貢献の実践を概観しながら、社会にもたらすものを探る。
 自治、NPO、市民政治

第03回
「なぜ社会貢献をするのか?すすめるのか?(2)」
社会貢献で活動している人の声に耳を傾け、社会貢献が人々にもたらすものを探る。
 学習/脱学習、人間交際関係の多様化

第04回
「なぜ社会貢献をするのか?すすめるのか?(3)」
社会貢献の活動の特性を理論的に考察し、個人と社会にもたらすものを整理する。
 社会構成主義、バルネラビリティ、リゾーム

第05回
「私の社会貢献が求められているフィールドとは?」
「幸せな社会」とは何かを考えた上で、私の生活から社会問題へのつながりを見いだす。
 幸福の加算、不幸の減算、不幸の三要件、アクティブ・ラーニング

第06回
「取り組む問題の現場では何が起こっているのか?」
自らが取り組む社会問題を巡る現在の動きを把握する問いを立て,同時にその現状に対する変革の目標を立てる。
 社会学の4つの問い、ミッション、ビジョンと成果目標、アクティブ・ラーニング

第07回
「問題のどこに斬り込む必要があるか?」(1)
自らが取り組む社会問題の原因と機会を分析する。
 problem talk、solution talk、5W1H、アクティブ・ラーニング

第08回
「問題のどこに斬り込む必要があるか?」(2)
自らが取り組む社会貢献活動の方向性を見いだす。
 視野と視点、仮説、コンセプト、アクティブ・ラーニング

第09回
「どのように社会貢献活動はデザインされているか?」
先駆的な社会貢献実践から社会問題解決の発想法について理解する。
 「不」への着目、共創、環境デザイン

第10回
「どのような社会貢献活動を行なうのか?」
自らが取り組む社会問題の解決アイデアを練る。
 マーケティング分析、ポテンシャル分析、アイデアのつくり方、アクティブ・ラーニング

第11回
「市民は国際問題にどう貢献しうるのか?」
国際協力分野の実践から世界市民としての活動について理解する。
 国際福祉、国際貢献、世界市民

第12回
「社会貢献活動プランを発表する!」
自らがデザインした社会貢献活動を発表する
 交感と交響、アクティブ・ラーニング

第13回
「社会貢献と経済をどうつなげるか?」
EU型社会的企業がつくりだす経済領域について学び,社会貢献と社会的連帯経済との結びつけ方を理解する。
 社会的連帯経済、社会的企業、社会的包摂

第14回
「社会貢献は市民だけが行なうものなのか?」
企業の社会貢献を巡る動向を理解する。
 CSR、マルチステークホルダーエンゲージメント、プロボノ

第15回
「総括:社会貢献の『これから』の課題は何か?」
社会貢献活動の過去と現在の動向を理解し、未来に向けてどのようなチャレンジが望まれているのかを理解する。
 シティズンシップ、公共圏、市民社会、協働ガバナンス

教科書

特になし

参考書

【参考文献】
〇加藤哲夫 『市民の日本語』 (ひつじ書房)
〇加藤哲夫 『市民のネットワーキング』 (メディアデザイン)
〇J.リップナック+J.スタンプス 『ネットワーキング』 (プレジデント社)
〇金子郁容 『ボランティア』 (岩波書店)
〇渥美公秀 『ボランティアの知』 (大阪大学出版会)
〇仁平典宏 『「ボランティア」の誕生と終焉』 (名古屋大学出版会)
〇桜井政成 『コミュニティの幸福論』 (明石書店)
〇宮垣元編 『入門ソーシャルセクター』 (ミネルヴァ書房)
〇西村仁志編 『ソーシャル・イノベーションが拓く世界』 (法律文化社)
〇筧裕介 『ソーシャルデザイン実践ガイド』 (英治出版)
〇筧裕介 『持続可能な地域のつくり方』 (英治出版)
〇ソーシャルデザイン会議実行委員会 『希望をつくる仕事』 (宣伝会議)
〇グリーンズ編 『ソーシャルデザイン』 (朝日出版社)
〇グリーンズ編 『日本をソーシャルデザインする』 (朝日出版社)
〇齋藤槙 『世界をよくする簡単な100の方法』 (講談社)
〇鬼丸昌也 『僕が学んだゼロから始める世界の変え方』 (扶桑社)
〇藤井敦史・原田晃樹・大高研道編 『闘う社会的企業』 (勁草書房)
〇谷本寬治編 『ソーシャル・エンタープライズ』 (中央経済社)
〇紫牟田伸子・フィルムアート社編 『日本のシビック・エコノミー』 (フィルムアート社)
〇関正雄 『SDGs経営の時代に求められるCSRとは何か』 (第一法規)
〇日本財団編 『企業と震災』 (木楽舍)
〇佐藤真久・関正雄・川北秀人編 『SDGs時代のパートナーシップ』 (学文社)
〇田中治彦・枝廣淳子・久保田崇編 『SDGsとまちづくり』 (学文社)
〇小崎哲哉・Think the Earth編 『続・百年の愚行』 (Think the Earth)
〇河合雅司 『未来の年表2』 (講談社現代新書)
その他、授業内に適宜紹介する。

【参考URL】
https://greenz.jp/

出願開始

出願終了

承認結果公開日

2022-04-15 05:00:00