テーマ
制度種別
受講形態(京カレッジ)
科目コード
科目名
開講大学名
学内科目コード
学内科目名
連絡先
教務学生課音楽教務担当
music@kcua.ac.jp
担当教員
開講期間
2024年10月2日(水)~2025年1月15日(水)
2講時 10時45分〜12時15分(毎週水曜日)
授業日は履修許可後に本学の学務システムから確認してください。
開講曜日・講時
単位数
開講期
授業形態
遠隔授業として実施する
「英語で学ぶ科目」として実施する
受講料
(単位互換履修生は不要)
入学料:28,200円 授業料:科 28,800円 聴 28,800円
対象年次
授業定員
単位互換定員
京カレッジ定員
会場
試験・評価方法
授業時のミニレポート、課題、授業貢献について、以下を基準としながら総合的に評価する。
授業貢献 35%
(予習・発言・質問など:15%)
(ミニレポート:20%)
小課題 25%
期末レポート 40%
超過時の選考方法
別途負担費用
その他特記事項
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低回生受講推奨科目
講義概要・到達目標
【授業目標】
本講座では、様々な国や地域の事例を通して、グローバルヘルスと音楽との複雑な関係について考えることを目標としている。
【到達目標】
・さまざまな国や地域における音楽(文化・現象・産物・過程)と医療との関係について学んだ後、音楽をより広い視点で捉えたうえで、自分の考えを言語化することができるようになる(音楽学部ディプロマポリシー1の「音楽人として相応しい音楽的もしくは学術的基礎力の獲得」に相当)。
・授業内で学習する民族音楽学に関連する基本的な用語を習得し、効果的に運用できるようになる(音楽学部ディプロマポリシー1の「音楽人として相応しい音楽的もしくは学術的基礎力、応用力の獲得」に相当)。
・授業内で学習した理論的枠組みを効果的に適用し、身近な音楽と公衆衛生の例を分析したものを2,000-3,000字程度で論じることができるようになる(音楽学部ディプロマポリシー2の「幅広い教養を有し、それらを社会に対して創造的に発信できる能力の修得」に相当)。
【授業概要】
本講座では、グローバルヘルスと音楽との関係について考える。
例えば、病状を伝える手段として、病についての対話を進めるため、また人々に衛生教育を伝えるため、音楽は長い間、公衆衛生(言説)において重要な役割を担ってきた。様々な時代や、国、地域における、幅広い音・音楽と公衆衛生との関係を、パフォーマンス・アート、ポピュラー音楽、演劇、芸術音楽などの事例を通してみていく。これにより、病と治癒、音楽、公衆衛生の多様な意味について考え、理解するための分析的視点の基本を学ぶ。
【履修上の注意】
積極的な授業参加(授業での発言やディスカッション参加など)が求められる。
(ただ、出席するだけでは平常点には入らない。)
講義スケジュール
第01回(オンライン) イントロダクション
・成績評価、講座内容・進め方についての説明
・病とは?治癒とは?音楽とは?
・医療民族音楽学とは?
第02回(オンライン) 音楽とセラピー
・音楽療法のさまざまな定義
・音楽療法で扱われる音楽の意味
(リーディング課題1)
第03回(オンライン) 音楽と治癒(1):民族誌的調査
・民族誌的調査と医療民族音楽学
・民族誌的調査で扱う様々な「治癒」の意味
第04回(オンライン) 音楽と治癒(2):民族誌的調査
・1990年代の医療民族音楽学的調査
・事例:トゥンブカ族と「治癒」
第05回(オンライン) 音楽と治癒(3):民族誌的調査
・2000年代以降の医療民族音楽学的調査
・事例:タジキスタンのパミール高原(通称:世界の屋根)地域における統合健康・補完・代替医療(ICAM)
第06回(オンライン) 音楽とエンターテイメント教育(1)
・音楽とエンターテイメント教育(1)
・エンターテイメント教育(E-E)とは
・E-Eで描かれる病の表象
(リーディング課題2)
第07回(オンライン) 音楽とエンターテイメント教育(2)
・「手洗い音楽」に関するグループワーク
・E-Eにおける音楽の役割
第08回(対面) 病の表象:HIVを事例に
・ミュージカル《レント》における病の表象
・映画『チーム・アメリカ』における病の表象
第09回(オンライン) 音楽と病の表象(1)
・HIVとポピュラー音楽
・HIV 予防啓発運動とポピュラー音楽
(動画・視聴/リーディング課題3)
第10回(オンライン) 音楽と病の表象(2)
・ピンクリボン運動と音楽
・乳がんと女性性との関係
第11回(オンライン) 音楽と災害・復興(1)
・ハリケーン「カトリーナ」と音楽
・復興のためのチャリティ音楽
・子供たちのための音楽教育
第12回(オンライン) 音楽と災害・復興(2)
・東日本大震災と音楽
・復興のためのチャリティ音楽
・エル・システマと日本
第13回(オンライン) 感染症と音楽(1)
・コロナ禍と音楽(1)
・音楽におけるコロナ・ウィルス(Covid-19)の表象
・パロディ音楽の意味
・変化する「うち」の概念
(リーディング課題4)
第14回(オンライン) 感染症と音楽(2)
・コロナ禍と音楽(2)
・ポストコロナ時代の音楽について
第15回(オンライン) まとめ
教科書
指定の教科書はないが、リーディング課題については授業内で適宜指示する。
参考書
出願開始
出願終了
承認結果公開日