テーマ

H.現代社会を学ぶ

制度種別

単位互換

受講形態(京カレッジ)

科目コード

H322

科目名

国際地域研究概論

開講大学名

京都文教大学

学内科目コード

U268901

学内科目名

地域研究概論

連絡先

教務課
TEL: 0774-25-2426
FAX: 0774-25-2498

担当教員

杉本星子(総合社会学部総合社会学科)

開講期間

2024年09月26日(木)~2025年01月16日(木)
3講時 13時00分~14時30分(毎週木曜日)
※休講 2024年12月26日(木)~2025年01月03日(金)

開講曜日・講時

木・3

単位数

2

開講期

後期・秋学期

授業形態

対面授業(オンキャンパス)

遠隔授業として実施する

実施しない

「英語で学ぶ科目」として実施する

実施しない

受講料
(単位互換履修生は不要)

対象年次

1年次以上

授業定員

200

単位互換定員

10

京カレッジ定員

会場

科目開講校キャンパス

試験・評価方法

学期末試験/Final Examination:80% 
 学期末の試験により評価する。 

平常点評価/Performance in Class:20% 
 コメントカード

超過時の選考方法

書類選考

別途負担費用

なし

その他特記事項

教室については、決定次第、「お知らせ」へ掲示します。不明な点があれば連絡先まで問い合わせください。

低回生受講推奨科目

講義概要・到達目標

授業の概要/Outline
 地域規模のグローバル化の進行とグローバルな政治・経済関係の変化を反映して、世界各地で国家主義や民族主義と結びついた地域の独自性の主張が高まり、紛争が激化している。ウクライナ-ロシア戦争、パレスチナ-イスラエル紛争、東シナ海をめぐる覇権争いの背景には、どのような歴史や政治関係があるのだろう。
 この講義では、「地域研究」の対象、目的、方法を学び、「国家」や「地域」を政治、経済、歴史、社会、文化、自然環境といった縦割りの区分ではなく、それらが絡み合う生態環境という視点から捉えるとともに、「国家」や「地域」そのものをつくりだした国際関係に注目することによって、現代世界を包括的に理解する視野を養うとともに、世界の中の日本のポジショニングについて深く理解することを目指す。

到達目標/Class Objectives
1. 地域研究の基本的な視点を理解し、説明できるようになる。
2. 現代世界におけるグローバルな人の移動とその背景について、概要を理解できる。
3. 世界の諸地域で起きているグローバル化と地域主義の相克について、地域研究の視点から自分の考えを述べることができるようになる。

講義スケジュール

1.地域研究とは:地域、物の移動、人の移動、文化の移動
2.現代世界の地域紛争:覇権争い、核弾頭、情報戦、資源問題
3.東アジアという地域 その1 沖縄:琉球処分、第二次世界大戦、辺野古基地
4.東アジアという地域 その2 台湾:大日本帝国、華僑、二つの中国
5.南西アジアという地域 その1 インド洋交易と東西ファッション革命:カレー、更紗、唐桟
6.南西アジアという地域 その2 インドをつくったイギリス:カースト、宗教、民族衣装
7.南西アジアという地域 その3 宗教対立と印パ紛争:イスラーム、ヒンドゥー
8.中東という地域 その1 パレスチナとイスラエル:ディアスポラ、ナチス
9.中東という地域 その2 シリア紛争とクルド問題:難民、シーア派、スンニ派
10.ヨーロッパという地域 その1 ヨーロッパの成立:オリエント、オクシデント
11.ヨーロッパという地域 その2  フランスのスカーフ問題: ファッション、宗教、テロリズム、レイシテ
12. ヨーロッパという地域 その3 イギリスをつくったインド:イングリッシュネス、印僑、ロック、パンク
13.アフリカという地域 その1 植民地分割と資源闘争:移民、難民、レアメタル
14.アフリカという地域 その2 現代アフリカ事情:巨大市場、人口増加、経済成長
15.まとめ:現代世界の物の移動・人の移動・文化の移動:グローバリゼーション、グローカリゼーション、ナショナリズム

教科書

特に指定しない

参考書

『地域研究への扉~グローバルな視点から考える』同志社大学グローバル地域文化学部編、晃洋
書房、2013 その他、授業内で紹介する。

出願開始

出願終了

承認結果公開日

2024-04-12 05:00:00