テーマ

C.文化・芸術を学ぶ

制度種別

単位互換

受講形態(京カレッジ)

科目コード

C222

科目名

デザインの世界

開講大学名

嵯峨美術短期大学

学内科目コード

学内科目名

デザインの世界

連絡先

事務局 教務グループ TEL.075-864-7867

担当教員

坂田 岳彦

開講期間

2024年4月12日(金)〜2024年8月2日(金)
1時限目9時00分〜10時20分(毎週金曜日)
※2024年5月3日(金・祝)は休み
※2024年8月2日(金)は授業予備日

開講曜日・講時

金・1

単位数

2

開講期

前期・春学期

授業形態

対面授業(オンキャンパス)

遠隔授業として実施する

実施しない

「英語で学ぶ科目」として実施する

実施しない

受講料
(単位互換履修生は不要)

対象年次

授業定員

単位互換定員

10

京カレッジ定員

会場

試験・評価方法

平常点(80%)、レポート試験(20%)

超過時の選考方法

別途負担費用

その他特記事項

低回生受講推奨科目

講義概要・到達目標

【授業概要】
デザインとは、一般に「ある問題を解決するために思考し、それを形として表現すること」といわれています。私たちの祖先は、自然や動物の脅威から身を守り、今日・明日を生き抜くために、さまざまな道具を生んできました。これはデザインの始まりであり、人類の歴史はデザインの歴史でもあるのです。人間はこれまでどんなデザインを生み出してきたのか。それによって社会はどのように変わったのか。デザインの意義と目的を考えながら、これからのデザインの進む道を探ります。
【到達目標】
身の回りにある「デザイン」について問い直すことで、デザインがわれわれの生活に与える影響を説明できるようになることを目標とする。
【事前学習・事後学習】
身のまわりのデザインされたモノに触れるとき「なぜこの色なのか、なぜこの形なのか、なぜこの材質なのか」といったように、常に疑問を感じながら観察するようにしてください(事前学習40時間)。
事後学習として、毎回配付するレジュメを熟読し、特に興味を持った内容について文献調査をしてください(事後学習20時間)。

講義スケジュール

第01回 デザインとは?
芸術とは、美術とは、デザインとは、デザインは原始時代からあった?、デザインの領域
第02回 色の世界
電磁波と可視光線、三原色、色の三属性、色の誘目性、色のイメージ、色彩嗜好、地域によっても美しく見える色が異なる
第03回 形の世界
形の分類、黄金比(黄金分割)、フィボナッチ数列、ルート2分割、シンメトリー(左右対称)、等量分割、構成、錯視
第04回 材質の世界
材質、材質と形、材質と力、材質と感性、廃棄とリサイクル
第05回 デザインの始まり
デザインの始まり、道具の使用、装飾願望、日本と西洋の紋章、産業革命、第1回ロンドン万博
第06回 さまざまなデザイン運動
アーツ・アンド・クラフツ運動、ジャポニスムとアールヌーヴォー、ポスター芸術の幕開け、ドイツ工作連盟、アール・デコ、機能美と造形美、バウハウス、ミッドセンチュリー
第07回 戦争と技術革新、自然と宗教
戦争から生まれた人間工学、技術革新とオーガニックデザインの実現、自然との関わり、宗教との関わり
第08回 日本のかたち
日本美の自然観、対をなすかたち、須弥山の世界
第09回 見立て文化とアレンジ大国ニッポン
見立て、結合、結合による発想、逆転の発想
第10回 時代のあこがれ
アール・ヌーヴォーとアール・デコ、キュビスムの影響、ポスターとガラスが都市の景色を変えた
第11回 産業化された美意識
工業化された美意識、商業化された美意識、記号化された美意識
第12回 自然のかたちに学ぶ
美しさの数理と自然、自然のかたち
第13回 デジタル社会の功罪とこれからのデジタル社会
デジタルとアナログの違い、デジタル化のしくみ、それぞれの長所と短所、デジタル社会の功罪、ユビキタス、ロボット技術
第14回 愛され続けるデザイン
時代を作ったデザイン、ロングライフデザイン
第15回 誰のためのデザイン?
デザインは地球を救えるか?

教科書

毎回、レジュメを配付

参考書

毎回の授業で提示

出願開始

出願終了

承認結果公開日

2024-04-12 05:00:00