テーマ
制度種別
受講形態(京カレッジ)
科目コード
科目名
開講大学名
学内科目コード
学内科目名
連絡先
教務課
TEL:075-574-4324
FAX:075-574-4134
担当教員
開講期間
2025年4月14日(月)〜2025年7月28日(月)
2講時 10時55分〜12時35分(毎週月曜日)
開講曜日・講時
単位数
開講期
授業形態
遠隔授業として実施する
「英語で学ぶ科目」として実施する
受講料
(単位互換履修生は不要)
対象年次
授業定員
単位互換定員
京カレッジ定員
会場
試験・評価方法
参加度20%、レポート20%、試験60%
※成績評価については、小レポート1回(6月頃に提出)、および期末試験を予定している。ただし、受講生の数によっては変更する可能性がある。その場合は授業内にて指示する。
※原則3分の1以上欠席した者については不合格判定とする。
超過時の選考方法
別途負担費用
その他特記事項
【教室情報】
決定次第「お知らせ」へ掲示します。不明な点があれば連絡先まで問合せてください。
【準備学習(予習・復習)の内容】
特に授業後において、配布資料の復習をしっかり行うこと。また、授業で紹介した参考文献についても、可能な限り参照してみること。
【準備学習(予習・復習)に要する時間】
1授業回あたり4時間半程度
【課題の内容】
1.毎回の授業終了後にリアクションペーパーの提出を義務付ける。
2.小レポートを1回課す予定である。
【課題に対するフィードバック】
次回授業において履修者全体に対して、口頭もしくはプリント等の配布により講評する。
【履修上の注意点】
・中東地域の歴史に少しでも興味のある人の受講を歓迎します。
・高校世界史のイラン地域の歴史、ならびに中東・イスラーム地域の歴史について、再度復習しておくこと。未履修者は高校世界史の教科書における上記の該当箇所について理解を深めた上で受講すること。
・教科書は使用しません。必要な参考文献に関しては、授業内で適宜紹介します。
・授業の受講に際し、モラルに欠ける行動をとる学生に対しては、厳しい対応を取るので注意すること。
低回生受講推奨科目
講義概要・到達目標
【テーマ】
前近代ペルシア文化圏の歴史 ーイランを中心に―
【授業の到達目標】
ペルシア文化圏と称される地域(現在のイラン、中央アジア西部、アフガニスタン、北インド一帯)の前近代史につき、主にイスラーム化以後から19世紀初頭までのイラン地域を対象として(テーマによっては20世紀初頭の事例を扱うこともあります)、政治・文化等の中に見出すことができる多様な視点を取り上げて講義形式で解説を行い、受講生の皆さんにイラン地域の歴史、さらには比較の視点から中東の前近代史への理解を深めることを目的にします。
【授業の概要】
本授業では、前近代のイスラーム化以後におけるペルシア文化圏、中でも主にイランとその周辺域の歴史をテーマとする。イスラーム化以後のこの地域は、実に多様な要素によってその発展が促されてきたと言える。この地域に成立した諸支配王朝は、その統治の面に関して、もちろん他の中東諸地域の王朝と共通の要素を有してはいるが、イスラーム以前のイラン地域の伝統の継承、遊牧集団の流入とその支配の影響、ペルシア語の行政用語化、16世紀以降のイスラーム・シーア派の「国教化」など、多くの点で異なった側面をも有している。長距離交易関連では、アルメニア人、ヒンドゥー教徒、英蘭東インド会社などがヨーロッパやアジア地域などとの物流を担い、絹や絨毯といった物資の輸出により、同地域の経済的な発展に寄与した。また、文化も、他地域とは異なった祖形を元にしながら、外来の物資・技術を受容しつつ独自の発展を遂げてきた。ミニアチュール、お茶の文化などはその最たるものであろう。これらは一例にしか過ぎないが、こうして見るとイラン地域の歴史は、極めて多彩な要素が複雑に絡み合って展開してきたのである。
この授業では、イラン地域の前近代史に関して、時系列に沿って説明するというよりも、政治・宗教・商業・文化などについて個々のテーマを設定して検討する。同地域の歴史を学ぶことはもとより、その学習を通じて中東・イスラームへの理解を深めることを目指す授業を行ってみたい。
講義スケジュール
第01回 イントロダクション
第02回 イランの自然環境と支配権力
第03回 イラン前近代史とイスラーム(1)
第04回 イラン前近代史とイスラーム(2)
第05回 遊牧部族集団のイラン支配(1)
第06回 遊牧部族集団のイラン支配(2)
第07回 イラン地域とペルシア語
第08回 イラン地域における前近代の都市形成(1)
第09回 イラン地域における前近代の都市形成(2)
第10回 長距離交易をめぐって(1)
第11回 長距離交易をめぐって(2)
第12回 食文化:イランにおけるコーヒーとお茶の広まり
第13回 イラン地域における絵画の発展
第14回 試験ならびに授業の総括
教科書
参考書
出願開始
出願終了
承認結果公開日