テーマ

C.文化・芸術を学ぶ

制度種別

単位互換

受講形態(京カレッジ)

科目コード

C316

科目名

インド哲学史B

開講大学名

京都大学

学内科目コード

1704001

学内科目名

インド哲学史B

連絡先

文学部教務掛
TEL:075-753-2709 FAX:075-753-2831

担当教員

文学研究科 教授 VASUDEVA,Somdev

開講期間

2024年10月02日(水)~2025年02月05日(水)
4講時 15時00分~16時30分(毎週水曜日)

※休講日 2025年01月13日(水)
※冬期休業 2024年12月28日(土)~2025年01月05日(日)
※定期試験・フィードバック期間 2025年01月29日(水)、2025年02月05日(水)

開講曜日・講時

水・4

単位数

2

開講期

後期・秋学期

授業形態

対面授業(オンキャンパス)

遠隔授業として実施する

実施しない

「英語で学ぶ科目」として実施する

実施しない

受講料
(単位互換履修生は不要)

対象年次

1~4回生

授業定員

25

単位互換定員

5

京カレッジ定員

会場

試験・評価方法

Class work 60%. Final paper to be submitted in week 15: 40%.

超過時の選考方法

書類選考

別途負担費用

その他特記事項

京都大学吉田キャンパス 文学部校舎2階 第4演習室

授業外学修(予習・復習)等
Preparation consists of reading short articles and text passages in advance for the next week.

低回生受講推奨科目

講義概要・到達目標

授業の概要・目的
This class aims to give an overview of the most influential themes and problems debated in the Indian philosophical traditions as presented in original sources. We will study the historical development and the main debates that shaped these traditions.
本講義は、インドの哲学的伝統において最も影響力のあったテーマや、諸伝統の間で長年議論されてきた諸問題について概観します。授業では、原典の資料を紹介しながらそれぞれのテーマについて見ていきます。授業ではサンスクリット語によって書かれた原典を参照しますが、サンスクリット語の知識が必須というわけではありません。また、本講義は英語で進められますが、TA(ティーチング・アシスト)による日本語の簡単な解説も同時に行われます。

到達目標
1) Students will learn about the principal themes and problems discussed in Indian philosophical thought.
2) Students will become familiar with the historical development of these themes.
3) Students will study the main arguments and positions upheld by competing traditions.
4) Students will study the most important intra-system debates that shaped the development of these traditions.
5) Students will compare the main concepts and methods of Indian philosophical thought with the beliefs of other philosophical traditions.
1) インドの哲学思想で論じられている主要なテーマや問題について学ぶ。
2) これらのテーマの歴史的発展を知る。
3) インド思想の諸伝統によって支持されている主な議論や立場を学ぶ。
4) これらの伝統の発展に寄与した重要な議論について学ぶ。
5) インド哲学思想の主な概念や思考方法を、他の哲学的伝統の考え方と比較する。

講義スケジュール

Week 1. Introduction. Metaphysics, Ontology, Epistemology and Cosmology.
Week 2. Pramana Epistemology. What is an instrument of knowing? How many instruments are there?
Week 3. Perception
Week 4. Error and Doubt. What is error? How many types of doubt are there?
Week 5. Inference. How can vyapti be established?
Week 6. Verbal cognition. The relationship between word and meaning. What is a referent?
Week 7. Analogy. Is analogy reliable?
Week 8. Other means of knowledge.
Week 9. Competing ontologies. Elements, categories, or phenomena? Substances, qualities and relations.
Week 10. Theories of Causation.
Week 11. Transformatio, evolution, agency and action.
Week 12. The nature and qualities of the self.
Week 13. Non-existence.
Week 14. Theories of Time.
Week 15. Review.
第1週:序章。インド思想における重要なテーマ、形而上学、存在論、認識論、宇宙論について。
第2週:プラマーナ(認識論)について。正しく知るための道具とは何か?それはいくつあるのか?
第3週:正しい認識方法1。直接知覚について。
第4週:誤謬と疑いについて。認識における誤謬(誤り)とは何か?疑いにはどのような種類があるのか?
第5週:正しい認識方法2。推論について。推論における遍充関係はどのようにして確立されるのか?
第6週:正しい認識方法3。ことばによる認識について。ことばと意味の関係とは。ことばの指し示す対象とは何か?
第7週:正しい認識方法4。類推について。類推による認識は、正しい認識根拠として信頼できるのか?
第8週:その他の知識の手段について。
第9週:インド思想において論争される存在論について。存在は要素なのか、カテゴリーなのか、または現象なのか?物質と、性質、そしてそれらを結びつける諸関係について。
第10週:因果関係に関する理論。
第11週:物事の変様と展開について。行為の主体と行為について。
第12週:自己の本質と性質について。
第13週:非存在について。
第14週:インド思想における時間の理論について。
第15週:まとめ。

教科書

Details provided in class.

参考書

Taber, John 『A Hindu Critique of Buddhist Epistemology: Kumarila on Perception』 (Routledge) London and New York:, 2005.
Westerhoff, Jan 『The Dispeller of Disputes: Nagarjuna’s Vigrahavyavartani. 』 (Oxford University Press) 2010
Dravid, N. S. 『A Bouquet of Flowers of Reasoning (Nayakusumanjali)』 ( Indian Council of Philosophical Research) New Delhi 1996
Details provided in class.

出願開始

出願終了

承認結果公開日

2024-09-20 05:00:00