テーマ
制度種別
受講形態(京カレッジ)
科目コード
科目名
開講大学名
学内科目コード
学内科目名
連絡先
京都キャンパス教務チーム
TEL:075-414-8160
FAX:075-414-1150
担当教員
開講期間
2022年10月06日(木)~2023年01月26日(木)
5講時 15時45分~17時15分(毎週木曜日)
※ 講義休止期間2022年12月27日(火)~2023年01月04日(水)
単位数
開講期
授業形式
遠隔授業として実施する
受講料
(単位互換履修生は不要)
対象年次
授業定員
単位互換定員
京カレッジ定員
会場
試験・評価方法
授業参加度30%、期末試験70%
本やネットを丸写ししたレポートは認めない。
超過時の選考方法
別途負担費用
その他特記事項
低回生受講推奨科目
講義概要・到達目標
【講義概要】
近代的な「観光」がヨーロッパで始まるのは19世紀の後半になってからだが、じつはそれ以前にも日本にもヨーロッパにも広義での「観光」があった。中世の巡礼の旅、および18世紀にイギリスで広まったグランドツアーである。そこで本講義では、まず中世の巡礼の旅から始め(糞尿まみれだった中世諸都市の考察)、18世紀イギリスのグランドツアーの諸相、ゲーテのイタリア旅行、モーツァルトのパリ旅行等を考察する。19世紀になると、鉄道を使ってトーマス・クックが世界で最初の「観光業」を始める。彼が立案・実行した観光が、バスや飛行機の登場とともにいかに変貌していったのか、考察する。本授業では、ビデオやスライドを使って観光の歴史をたどりつつ、王侯英雄の歴史とは違った一般庶民の生活史を浮かび上がらせる。
【到達目標】
旅行の歴史を世界史のなかに位置づけられるようになる。馬車や船や鉄道の発達が旅行の歴史において有していた役割を知る。
講義スケジュール
第01回 日本とヨーロッパにおける巡礼の旅
第02回 サンティアゴ・デ・コンポステーラ
第03回 聖遺物
第04回 中世の旅行
第05回 中世のトイレ事情───日欧比較
第06回 大航海時代
第07回 キャプテン・クック
第08回 グランドツアー
第09回 モーツァルトのパリ旅行とゲーテのイタリア旅行
第10回 トーマス・クックと禁酒運動
第11回 トーマス・クックとロンドン万博
第12回 トーマス・クックとパリ万博
第13回 トーマス・クックとイタリア・エジプト旅行
第14回 ドイツ・ロマンティック街道とドイツ・メルヘン街道
第15回 ダーク・ツーリズム───アウシュヴィッツからフクシマまで
教科書
参考書
小谷 明『ドイツ・ロマンティック街道』(新潮社)
高橋義人『ドイツ人のこころ』(岩波新書)
本城靖久『トーマス・クックの旅』(講談社現代新書)他は授業中に指示。
出願開始
出願終了
承認結果公開日