テーマ
制度種別
受講形態(京カレッジ)
科目コード
科目名
開講大学名
学内科目コード
学内科目名
連絡先
教学部
TEL:075-645-7891
FAX:075-643-5021
担当教員
開講期間
2024年04月9日(火)~2024年07月26日(金)
2講時 11時00分~12時30分
※毎週火・金曜日
5月3日(金)は祝日のため休講です。
5月21日(火)は創立記念日のため休講です。
開講曜日・講時
単位数
開講期
授業形態
遠隔授業として実施する
「英語で学ぶ科目」として実施する
受講料
(単位互換履修生は不要)
対象年次
授業定員
単位互換定員
京カレッジ定員
会場
試験・評価方法
授業点:50%(毎回その日の「といかけ」に対する答えを提出していただきます) 期末テスト:50%
超過時の選考方法
別途負担費用
その他特記事項
【会場】
龍谷大学深草学舎
第1回目の教室については別途「お知らせ」欄に掲載します。
【注意事項】
教室定員を超える申し込みがあった場合、オンライン授業または抽選を実施する可能性があります。
低回生受講推奨科目
講義概要・到達目標
世界の政治経済の中心勢力として自他共に認める中国。彼らの「強大化」は、非自由主義国家群や新興国諸国の一部に対する影響力を強めながら、世界の新しいバランスの均衡点を移動させている。さらには国家のあり方や社会との関わりについても従来とは異なるモデルと価値観を提供するようになった。日本はその再編と新しい価値観の伝播に最も大きく翻弄される国の一つになっている。中国の「強大化」の背後には30年以上にわたる経済基盤の急拡大があった。しかし構造的にスローダウンを迎える時期に入り、格差と競争を成長のエネルギーに変えるのに適したこれまでの経済システムは、人々の福祉の要求と社会の安定を満たすものへ転換することが求められている。ただし、その新しい経済システムの姿は、未だ不明確なままである。
本講義では、成熟化を目指す超大国で形成されようとしている新しい経済基盤の姿を、過去の経済的遺産と成長優先の経済システムのあり方についても目配りしながら展望することを目指す。開発経済学の枠組みを基礎に、農業国としての貧困時代から産業化による富裕化への道のりを回顧しつつ、企業の経済学、産業組織論、そして経営学的枠組みも交えて、彼らの現代的な経済発展のあり方を検討して行く。
基本的に講義2回(1週間分)で一つのテーマを追求する。2回のうち最初の1回で分析枠組みの紹介と他の諸国との国際比較を行い、そのテーマに関する世界における中国の相対的な姿を示す。今年は特にインドとの比較を中心に行っていくことを考えている。そして次の1回で中国のより深い細部について論じながら、中国の特徴を示せるようにしたい。できるだけドキュメンタリーやニュースなどの映像を交えて具体的な中国のイメージを持っていただけるようにしたい。
講義スケジュール
第01回 イントロダクション
第02回 建国前の遺産
第03回 GDP-成長と構造変化1
第04回 GDP-成長と構造変化2
第05回 人口転換1
第06回 人口転換2
第07回 生産性と投資1
第08回 生産性と投資2
第09回 世界経済の中の中国経済1
第10回 世界経済の中の中国経済2
第11回 計画経済1
第12回 計画経済2
第13回 都市と農村の分断1
第14回 都市と農村の分断2
第15回 改革開放1
第16回 改革開放2
第17回 格差と貧困1
第18回 格差と貧困2
第19回 農村工業化1
第20回 農村工業化2
第21回 都市化1
第22回 都市化2
第23回 産業の高度化1
第24回 産業の高度化2
第25回 財政1
第26回 財政2
第27回 社会福祉1
第28回 社会福祉2
第29回 まとめ1
第30回 まとめ2
教科書
参考書
Moriki Ohara, M.Vijayabaskar, and Hong Lin ed., 2011, Industrial Dyanamics in China and India: Firms, Clusters, and Different Growth Paths, Palgrave Macmillan
出願開始
出願終了
承認結果公開日