テーマ

G.自然・環境を学ぶ

制度種別

単位互換/京カレッジ

受講形態(京カレッジ)

科目等履修生

科目コード

G312

科目名

植物生理・生化学Ⅰ

開講大学名

龍谷大学

学内科目コード

G145

学内科目名

植物生理・生化学Ⅰ

連絡先

教学部
TEL:075-645-7891
FAX:075-643-5021

担当教員

古本 強

開講期間

2024年09月25日(水)~2025年01月15日(水)
1講時 09時15分~10時45分(毎週水曜日)

開講曜日・講時

水・1

単位数

2

開講期

後期・秋学期

授業形態

対面授業(オンキャンパス)

遠隔授業として実施する

実施しない

「英語で学ぶ科目」として実施する

実施しない

受講料
(単位互換履修生は不要)

30,000円(単位互換履修生は不要)

対象年次

1年次以上

授業定員

単位互換定員

20

京カレッジ定員

会場

瀬田学舎

試験・評価方法

平常点 15%:講義中における質疑応答等、積極的な姿勢を評価する。
小テスト 15%:講義の最後にアンケートを実施します。
レポート 20%:研究者の心もちを理解してもらいたいので、レポートを2回程度課します。内容は研究者の履歴などの文章を読んだ感想文である事が多い。
定期試験 50%:資料の持ち込みは認めない。
注意事項:小テストやレポートを課さない場合があります。その場合は、平常点を50%として成績評価を行うこととします。教科書は、授業の後半で使用します。

超過時の選考方法

書類選考

別途負担費用

その他特記事項

単位互換定員には京カレッジ生も含みます。

高校で生物学と化学を履修していない人は、講義に並行して生物学基礎の受講、高校生物、化学の自習を薦める。
授業の2/3以上出席した者を評価対象とする。

【会場】
龍谷大学瀬田学舎
第1回目の教室については別途「お知らせ」にて案内します。

【注意事項】
教室定員を超える申し込みがあった場合、オンライン授業または抽選を実施する可能性があります。

低回生受講推奨科目

講義概要・到達目標

【講義概要】
近年の分子生物学、細胞生物学、結晶構造学の急速な進展により、植物における多くの重要な生理生化学的現象が分子レベルで理解できるようになりました。本講義では、「生きている」ということを「(細胞の活動エネルギーとなる)ATPを生産できる」という観点から捉え、主に植物がどのようにATPを生産しているのかを中心に、細胞レベル・タンパク質レベル・分子レベルの複数のレベルで、多角度から解説します。
最初に細胞構造を解説し、ついで、各種の代謝について基礎的な事項から解説し、後半では特に生命現象を示す分子レベルでの事象(タンパク質の構造変化と機能の相関)を中心に、代謝の制御機構に触れつつ、できるだけ平易に講述します。

【到達目標】
まず、全ての生命の最小単位である「細胞」を理解することを目指します。ついで、細胞機能を支える代謝や膜の機能を理解し、多くのタンパク質の機能やその調節機構を認識することで、生命現象が精緻で巧妙な分子機構に基づいていることを学びます。植物の基本機能である光合成や呼吸などの生化学的現象を分子レベルで説明できるようになることを目標とします。

【講義方法】
パワーポイントでの講義が中心です。必要最低限の資料はプリントアウトし、配布します。授業の振り返りをアンケートとして回収して、そのアンケートの中から理解が不足している点などを追加で説明するなど、十分に授業についてきているかをモニターしながら進めます。

【授業外学習(自主学習(事前・事後学習を含む))の指示】
配布プリントに必要事項を記入し、それを復習すること。復習の助けとして、講義動画を授業期間限定で公開します。質問はmanabaの公開期間に受け付けます。

講義スケジュール

第01回 ガイダンス 生理生化学とは
第02回 代謝概論 各種反応論
第03回 代謝研究法
第04回 解糖系(1) グルコースからピルビン酸
第05回 解糖系(2) ピルビン酸の行方
第06回 電子伝達系と酸化的リン酸化
第07回 クエン酸回路と他の代謝とのつながり
第08回 代謝の調節と制御
第09回 光合成(1) 光受容
第10回 光合成(2) 光化学系と電子伝達
第11回 光合成(3) 炭素代謝
第12回 光合成(4) C4光合成とCAM型光合成
第13回 物質輸送 輸送タンパク質
第14回 輸送タンパク質のエネルギー収支
第15回 全体のまとめと展望

教科書

高橋裕一郎、園池公毅、古本強 『光合成』 (朝倉書店)3,600円
(ISBN:9784254171761)
高校での生物未履修者にも対応しますが、どうしても難易度が高くなる部分があります。高校生物の資料集や参考書を授業前に読み込んでおく予習を勧めます。オフィスアワーを利用して質問等を受け付けます。

参考書

Hans Water Heldt(金井龍二 訳)『植物生化学』(Springer)8.600円(ISBN:443170857X)
D・サダヴァ『大学生物学の教科書 第1巻 細胞生物学』(Blue Backs)1,300円(ISBN:9784062576727)
芦原坦・加藤美砂子『代謝と生合成 30講』(朝倉書店)3,400円(ISBN:9784254177152)
三村徹郎、深城英弘、鶴見誠二『植物生理学』(化学同人)3,400円(ISBN:9784759819977)
参考資料としてプリントを配布する。

出願開始

出願終了

承認結果公開日

2024-04-12 05:00:00