テーマ

D.ことば・言語を学ぶ

制度種別

単位互換

受講形態(京カレッジ)

科目コード

D302

科目名

サンスクリット初級演習(ヴェーダ語)

開講大学名

京都大学

学内科目コード

1653002

学内科目名

インド古典学(講読)

連絡先

文学部教務掛
TEL:075-753-2709 FAX:075-753-2831

担当教員

文学研究科 非常勤講師 大島智靖

開講期間

2025年10月1日(水)~2026年01月14日(水)
2講時 10時30分~12時00分(毎週水曜日)

※休講日 2025年10月15日(水)
※冬期休業 2025年12月27日(土)~2026年01月04日(日)
※定期試験・フィードバック期間 2026年01月28日(水)、2026年02月04日(水)

開講曜日・講時

水・2

単位数

2

開講期

後期・秋学期

授業形態

対面授業(オンキャンパス)

遠隔授業として実施する

実施しない

「英語で学ぶ科目」として実施する

実施しない

受講料
(単位互換履修生は不要)

対象年次

2~4回生

授業定員

15

単位互換定員

5

京カレッジ定員

会場

試験・評価方法

平常点(講読の予習および授業内容の復習の状況)によって評価する。

超過時の選考方法

書類選考

別途負担費用

その他特記事項

京都大学 吉田キャンパス 文学部校舎2階 第4演習室

履修要件
サンスクリット文法既習者。

毎回の予習が必須であるが、予習をしていなくても欠席しないこと。原典を丁寧に精読するため、量的には多く進まないが、一語一語の音韻の問題、文法形、語彙の意味を吟味し、文全体の構造もよく考えて予習を行う必要がある。授業で習ったことを、必要があればいつでも見直しできるよう、知識を蓄積するノートや何らかのシステムを、それぞれが工夫して作ることが望ましい。

低回生受講推奨科目

講義概要・到達目標

授業の概要・目的
サンスクリット基礎文法の既習者を対象とする初級演習。ヴェーダ聖典の原文を講読しながら、初期サンスクリット(ヴェーダ語)の文法や原典講読の方法論の基礎を習得する。

到達目標
サンスクリット語の文章を正確に分析する技法を学ぶ。音韻、文法、語形成法についての知識を、実際の原典講読に生かす、原典研究の基礎的な力を身に付ける。サンスクリット原典研究に必要な、基本的な研究書の使い方を学ぶ。本授業では、古典サンスクリットとは異なる古い特徴を残す、初期サンスクリット語(ヴェーダ語)を扱うため、その語形・文法理解に欠かせないヴェーダ語文法の基礎知識も学ぶ。ヴェーダ聖典という、非常に古い文献を扱うため、古代インド社会の歴史的・文化的背景、特にヴェーダ祭式についての知見も得る機会となる。

講義スケジュール

Lanman, C. R., A Sanskrit Readerを教科書とし、その中のヴェーダ聖典を引用している部分を学習する。同時に、W. D. Whitney, Sanskrit Grammarを参照してもよいが、A Vedic Grammar for Studentsの使用にも習熟することを目指す。
 引用されているヴェーダ聖典は、韻文で作られた讃歌や、散文で記された神学的祭式解釈など、幅広いジャンルを含むが、そのような様々な文体、内容に触れる。参加者は、A Sanskrit Readerに集録されている語彙集を用いて事前に原文を訳し、授業で発表する。それに加え、原典を実際に研究する際に必要な専門書を授業の中で紹介し、使用の手ほどきをする。

第1回 ヴェーダ聖典についての概論。
第2回~第15回 テキスト精読(リグヴェーダ讃歌、様々なブラーフマナ神話)。

教科書

Lanman, C.R. 『A Sanskirt Reader』 ISBN:978-81-208-1363-2 インド古典学研究室にて購入できる。

参考書

Macdonell, A. A. 『A Vedic Grammar for Students』 (D. K. Printworld (P) Ltd, 2010.) ISBN:81-246-0126-7 インド古典学研究室にて購入できる。

出願開始

出願終了

承認結果公開日

2025-04-11 05:00:00