テーマ

C.文化・芸術を学ぶ

制度種別

単位互換/京カレッジ

受講形態(京カレッジ)

科目等履修生・聴講生

科目コード

C121

科目名

表象とメディア

開講大学名

立命館大学

学内科目コード

12563

学内科目名

表象とメディア

連絡先

【衣笠教学課】 TEL:075-465-8310

担当教員

上田 高弘

開講期間

2023年4月6日(木)〜2023年7月21日(金)
1講時9:00~10:30(毎週水曜日)

開講曜日・講時

水・1

単位数

2

開講期

前期・春学期

授業形態

対面授業(オンキャンパス)・オンライン併用

遠隔授業として実施する

実施しない

「英語で学ぶ科目」として実施する

実施しない

受講料
(単位互換履修生は不要)

京カレッジ生の方のみ、以下の受講料が必要です。・科目等履修生:43,600円 ・聴講生:25,800円

対象年次

2回生以上

授業定員

単位互換定員

京カレッジ定員

会場

衣笠キャンパス

試験・評価方法

【平常点評価】100%
数回(最低でも3回、うまく行けば4回)、授業の理解度を問う「中課題」もしくは「大課題」(締切は出題から5日~10日後; 分量はA4用紙1枚程度; 得点差アリ)を出題する。
それを出題しない回も、出席確認も兼ねた「小課題」(締切は授業終了時~授業終了の3日後の23時まで内容におうじて; 分量は数百字程度; 出席点扱いで得点差ナシ)を出題する。
評価は以上の総合点をもっておこなう。

<備考>
コロナ禍以前は「定期試験(筆記)」に70%、残りの30%をこの「平常点」に、それぞれ充てていましたが、2023年度も定期試験が実施されないことになったので、やむをえず「平常点」を100%と変更しました。

超過時の選考方法

別途負担費用

なし

その他特記事項

授業定員(全体)の設定はありません。

■教室案内
「立命館大学の開講科目を受講する皆様へ」から確認してください。
https://www.ritsumei.ac.jp/pathways-future/consortium_renraku.html/

※ 補講日や祝日授業日など、学年暦は立命館大学HPから確認してください。
http://www.ritsumei.ac.jp/profile/info/calendar/

■新型コロナウイルス感染症への対応情報について
立命館大学では、新型コロナウイルス感染症に対する独自の行動指針(BCP)を設け、
BCPレベルに応じて授業実施形態や入構制限等を判断しています。
立命館大学の行動指針(BCP)や入構制限状況、その新型コロナウイルス感染症への対策等の情報は以下HPからご確認ください。

<新型コロナウイルス感染症に関する特設ページ>
http://www.ritsumei.ac.jp/news/detail/?id=1679#page-title1

※シラバスの内容は本掲載内容から変更になることがありますので、立命館大学HPから最新のシラバスを確認してください。
https://www.ritsumei.ac.jp/pathways-future/syllabus/

【諸手続】(単位互換生のみ)
立命館大学では、4/6から順次春学期の授業が始まります。
本科目の受講を希望する場合、受講が許可される前に立命館大学のシステムを利用するための仮受講用IDを発行します。出願手続きとは別に、下記ホームページで仮受講の案内を確認し、仮受講用IDの発行手続きを行ってください。
<仮受講用ID発行手続案内ホームページ>
https://www.ritsumei.ac.jp/pathways-future/consortium_renraku.html/

受講が許可された場合は下記ホームページで手続の案内をしますので、必ず期間内に手続して、特別聴講生証を受け取ってください。期間内に指定の手続のない方は、試験の受験や通常授業の受講ができませんので注意してください。
<受講手続案内ホームページ>
https://www.ritsumei.ac.jp/pathways-future/consortium_renraku.html/

低回生受講推奨科目

講義概要・到達目標

【授業の概要と方法】
世にアンビヴァレント(両義的)な語はたくさんあるけれど、〈メディア〉とはまさにそのようなものだ。
それは第一義(狭義)には何かと何かを結ぶ〈媒介(メディウム)〉であり、芸術という文脈に限定すると、絵画や彫刻や音楽のそれぞれの表現を成り立たせる物理素材(およびその様態)を指すことになる。他方、この〈メディウム〉の複数形としての〈メディア〉となると、その語は広義に――逆にこれが第一義のものと受け取られているかもしれないが――紙、放送、あるいはインターネットによった情報伝達の機構を指し、そのとき芸術は、絵画や彫刻や音楽は、それによって独特の滋養分を与えられ、あるいはかつての特権的な表象の地位を脅かされてもいる。
とすれば、そうした語を科目名に冠するからには、いずれか一方に肩入れするのではなく両者を見渡すような地平の獲得を目指すのが、きっと誠実な方法であろう。媒体の純化を謳うモダニズムの古めかしい言説から、ベンヤミンの複製芸術論さえ旧聞に属すものと感じさせもする現下のメディア環境にいたるまで、自在に諸トピックスをとりあげ、行き来しよう。
なお、授業はもっぱら講義形式で進められ、一定の進捗ごとに理解度や問題意識を問う課題を教室内で課し、基本的に翌週、教育効果の高い回答コメントを紹介するかたちでフィードバックをおこなうことになる。

【受講生の到達目標】
● 芸術を、それにまつわる諸経験を成立させる媒体の視点で理解できる。
● 媒体間の差異を超えたメディア論の視点で芸術、表象を理解できる。

【授業外学習の指示】
予習用には、配布資料等を用意し、読解や語句の下調べの作業が発生するように工夫を凝らす。他方、レジュメは配布しないので、復習用には、連続して出席して自力でノートを充実させることが必要となる。

【受講および研究に関するアドバイス 】
授業で紹介する文献等はもちろんだが、それらに限らず、さまざまな作品、展覧会、公演等に接することは、きわめて有益である。座学だけでなく、アンテナを鋭敏に張った自身の〈文化活動〉によっても滋養分を得ることを、推奨する。

【授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法】
manaba+R,学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

【備考】
授業スケジュールの項にはとりあえず過年度の実績を掲出しており、本年度分の担当にあたってはより教育効果を高めるための微修正(マイナーチェンジ)を随時おこなう予定である(受講生にはていねいに説明する)。コースツール(manaba+R)の積極的活用、遅刻の取扱い、資料配布にまつわる約束事(配布回以降の入手は所定場所で自己責任で)、…等については、授業期の序盤(とくに初回および2回目)にあらためて明示、強調する。

講義スケジュール

※以下スケジュールはBCPレベル2かつ受講登録者数が教室定員以下の場合の記載です。

第01回(オンライン)
イントロダクション
<キーワード>
芸術、反芸術、表象 [「テーマ」に含まれる文字を「キーワード」で重複して挙げることはしない;以下同]

第02回(オンライン)
芸術と自己批判――絵画の場合
<キーワード>
モダニズム、ミニマリズム、グリーンバーグ

第03回(対面)
「レコード芸術」 の命運
<キーワード>
サティ、ケージ、グールド

第04回(対面)
「クラシック音楽」 と美/自由の表象
<キーワード>
カラヤン、バーンスタイン

第05回(対面)
「ドリカムは邪道」 と某右翼論客はいった
<キーワード>
黛敏郎、山田耕作、サザンオールスターズ

第06回(対面)
「マルコムX」 とアメリカ
<キーワード>
公民権運動、キング牧師、マンデラ

第07回(対面)
「天皇の表象」 と表現の(不)自由
<キーワード>
憲法、右翼、美術館

第08回(対面)
「9.11以後」 映画を見ることは野蛮である
<キーワード>
アウシュヴィッツ、アルマゲドン、シュトックハウゼン

第09回(対面)
続・「9.11以後」 映画を見ることは野蛮である
<キーワード>
アルカーイダ、ランボー3、セプテンバー11

第10回(対面)
「シネフィル」 から遠く離れて
<キーワード>
ゴダール、浅田彰

第11回(対面)
最後の 「マルチメディア芸術」
<キーワード>
坂本龍一、レネ

第12回(対面)
続・最後の 「マルチメディア芸術」
<キーワード>
バッハ、アドルノ、オデュッセウス

第13回(対面)
「意外と早くなくな」りそうなCDについて
<キーワード>
グーグル、クラウド、著作権

第14回(対面)
「電子書籍」 と文学(部)の命運
<キーワード>
エーコ、モリス、アルゴリズム

第15回(対面)
まとめと補遺――「3.11以後」 何(か)が変わったのか
<キーワード>
ショスタコーヴィチ、ライヒ


【授業実施形態】
<BCPレベル1~2>
(受講登録者数次第)
第1週目、第2週目はメディア授業で実施します。
受講登録者数が教室定員以下の場合は、第3週目から対面授業を実施します。
受講登録者数が教室定員を超えた場合は、第3週目以降もメディア授業を継続します。ただし、グループ分け等の方法により対面授業を実施する場合もあります。
第3週目以降の授業実施形態は、本登録期間終了後にmanaba+Rで通知します。

<BCPレベル3~4>
(メディア授業)
メディア授業で実施します。

教科書

特に指定しない。

参考書

必要に応じて授業中に紹介する。

【参考になるwwwページ】
必要に応じて授業中に紹介する。

出願開始

出願終了

承認結果公開日

2023-04-14 05:00:00