テーマ
制度種別
受講形態(京カレッジ)
科目コード
科目名
開講大学名
学内科目コード
学内科目名
系共通科目(サンスクリット語学サンスクリット文学)(講義)
連絡先
文学部教務掛
TEL:075-753-2709 FAX:075-753-2831
担当教員
開講期間
2025年10月6日(月)~2026年01月26日(月)
3講時 13時15分~14時45分(毎週月曜日)
※冬期休業 2025年12月27日(土)~2026年01月04日(日)
※授業振替日 2025年10月15日(水)、2025年11月06日(木)
※定期試験・フィードバック期間 2026年02月02日(月)、2026年02月09日(月)
開講曜日・講時
単位数
開講期
授業形態
遠隔授業として実施する
「英語で学ぶ科目」として実施する
受講料
(単位互換履修生は不要)
対象年次
授業定員
単位互換定員
京カレッジ定員
会場
試験・評価方法
超過時の選考方法
別途負担費用
その他特記事項
京都大学吉田キャンパス 文学部校舎2階 第4講義室
授業外学修(予習・復習)等
予習は必要ない。毎回の授業で、その日の題材について考えを深め、それを短いレポートに書いて提出する。
その他
サンスクリット文献全般について学ぶためには、サンスクリット文献史(ヴェーダ文献)、インド哲学史(前期と後期)も合わせて受講することが望ましい。
低回生受講推奨科目
講義概要・到達目標
授業の概要・目的
本授業では、インド二大叙事詩『マハーバーラタ』と『ラーマーヤナ』および、それ以降に作られた様々なジャンルのサンスクリット文献について、毎回一つの例を取り上げ、歴史的、文化的背景について概説した上で、原文の日本語訳を精読する。個人個人がサンスクリット詩や文学と向き合う時間を取り、授業の最後にレポートとして提出してもらう。歴史や文化について論じるもよし、文学的な視点から作品を味わうもよし。それぞれの視点で原文の日本語訳と向き合う。次の授業ではレポートを基にして、様々な視点、様々な解釈を、互いに学びつつ、文献への理解を深める。サンスクリット文学の歴史・文化・思想的背景を学ぶことを目的の一つとするが、それを広く、古代・中世インドを超えて世界を理解することに生かせる視点を養うことが、この授業の重要な目的である。
到達目標
様々なジャンルのサンスクリット文献、インド古代・中世の思想、文化、社会についての基本的な知識を得る。思想や文化、社会を研究する上で、様々な視点を持って研究対象を見ること、自分なりの問いを立てることを学ぶ。文献に書かれたことから思想や文化・社会を読み解く力、さらにその上に想像力を発揮する力も養う。古代・中世インド文献に見られる様々な思想的・芸術的・社会的事象を普遍的に捉え、インドを超えて広く世界全体を見る視点として生かすことを学ぶ。
講義スケジュール
第1回 サンスクリット文献概説
第2回 二大叙事詩の内容と成立過程
第3回 マハーバラタ1
第4回 マハーバラタ2
第5回 ラーマーヤナ
第6回 ダルマと人生の四大目的(法、実利、愛、解脱):法典文献
第7回 政治学文献
第8回 ヒンドゥー教の形成:一神教信仰の成立とヒンドゥー神話
第9回 古伝承文献(プラーナ)の内容概観・形成史
第10回 プラーナの世界観・時間観
第11回 説話文学:動物寓話と大説話
第12回 サンスクリット美文学(カーヴィヤ)1
第13回 サンスクリット美文学(カーヴィヤ)2
第14回 演劇と美的体験理論
第15回 全体の総括
教科書
教科書は特に使用しない。考察するサンスクリット文献の日本語訳は、毎回授業時に資料プリントとして配布/アップロードされる。
参考書
授業中に紹介する
各ジャンルごとの参考文献は、その都度授業で紹介する。叙事詩と説話、カーヴィヤについては、世界歴史大系「南アジア史1:先史・古代」(山崎元一・小西正捷編)山川出版社(2007年)の「第9章:文学史の流れ」が参考になる。
出願開始
出願終了
承認結果公開日