テーマ
制度種別
受講形態(京カレッジ)
科目コード
科目名
開講大学名
学内科目コード
学内科目名
連絡先
衣笠学びステーション
TEL:075-465-7865
担当教員
開講期間
2024年9月26日(木)〜2025年1月20日(月)
3講時13:00~14:30(毎週月曜日)
開講曜日・講時
単位数
開講期
授業形態
遠隔授業として実施する
「英語で学ぶ科目」として実施する
受講料
(単位互換履修生は不要)
京カレッジ生の方のみ、以下の受講料が必要です。・科目等履修生:45,000円 ・聴講生:26,600円
対象年次
授業定員
単位互換定員
京カレッジ定員
会場
試験・評価方法
【平常点評価】100%
・授業内試験(15回目の授業)を課す(60%)
・出席(40%)11回以上の欠席は無条件でF評価とする
超過時の選考方法
別途負担費用
その他特記事項
※ 教室は「立命館大学 オンラインシラバス」で確認してください。
https://www.ritsumei.ac.jp/pathways-future/syllabus/
※ 補講日や祝日授業日など学年暦は、「立命館大学 学年暦」を確認してください。
http://www.ritsumei.ac.jp/profile/info/calendar/
※ シラバスの内容は本掲載内容から変更になることがありますので、最新の立命館大学オンラインシラバスを確認してください。
※ その他の情報は「大学コンソーシアム京都 立命館大学の開講科目を受講する皆様へ」で確認してください。
https://www.ritsumei.ac.jp/pathways-future/consortium_renraku.html/
【諸手続】(単位互換生のみ)
受講が許可された場合は上記「大学コンソーシアム京都 立命館大学の開講科目を受講する皆様へ」で手続の案内をしますので、必ず期間内に手続を行い、特別聴講生証を受け取ってください。期間内に指定の手続のない方は、試験の受験や通常授業の受講ができませんので注意してください。
低回生受講推奨科目
講義概要・到達目標
【授業の概要と方法】
本科目はジャーナリズムの歴史と現状を解説しながら、言論の自由をはじめとする基本的人権、民主主義、平和のためにジャーナリズムが果たす役割について考察する。
具体的には、ニュースとは何か、ジャーナリズムとは何か、メディアとは何かといった基本的な事柄について学習しながら、それらが市民社会でどのような役割を果たしているかについての理解を深めていく。
最終的には、本講義を受講した学生が情報リテラシーの能力を向上させ、情報の「良き受信者」であると同時に「良き発信者」として社会へ巣立っていくことを目指している。
【受講生の到達目標】
1.ジャーナリズムが民主主義社会の維持と発展に果たす役割について、体系的に説明できる。
2.第2次大戦後の世界の重要な出来事においてジャーナリズムが果たした役割について説明できる。
3.情報リテラシーの重要性について説明できる。
【授業外学習の指示】
1.大学の講義を理解するために最低限必要な情報や知識を得るために、 毎日5分間でよいので、一日一回テレビでニュースを見る習慣をつけること。
2. 毎日15分くらいは、ウエブ版でよいので新聞を読む習慣をつけること。
3.講義の際に映写するパワーポイント資料は、原則としてコースツール(manaba+R)上に期間限定でアップロードするので、必要に応じてダウンロードまたはプリントアウトし、自宅や図書館での学習において活用のこと。(原則として印刷したものは配布しない)
【授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法】
インタラクティブシート,manaba+R,学生との直接対話
講義スケジュール
第01回
スマホ時代を生きる学生たちへ
<キーワード>
スマホなしでは生きていけない現代の若者に、最初に伝えておきたいことがある。ジャーナリズム、メディア、ニュースとは何か。事実、真実とは何か。本講義を理解するために必要な基本概念について解説しつつ、国際ジャーナリズム論を学ぶ意義を説明する。
第02回
国際報道におけるステレオタイプの問題
<キーワード>
マスメディアによる情報の「受け手」である市民は、一般に報道内容を「現実」として認識している。だが、報道は本当に現実の世界を忠実に反映しているのか?このセッションでは事例研究を用いて報道におけるステレオタイプの問題を考察する。
第03回
マスメディアとジャーナリズムの起源
<キーワード>
マスメディアの存立を技術的に可能にしたのは印刷機の発明である。このセッションでは活字メディアの成立の歴史を学びながら、活字メディアの普及が人間社会に与えた影響について考察する。
第04回
近代マスメディアの成立と発展
<キーワード>
19 世紀になると、米国を中心に大衆向けの商業ジャーナリズムが飛躍的に発展し、今日のマスメディアの原型が登場する。その歴史を追いつつ、商業ジャーナリズムの問題点を考える。
第05回
戦争とジャーナリズム①
<キーワード>
ジャーナリズムは戦争を批判する役割を担う一方で、メディア産業は戦争の報道によって売り上げを伸ばし、時には政府のプロパガンダの道具として戦争に加担してきた。戦争とジャーナリズムの複雑な関係を歴史的に検討する。
第06回
戦争とジャーナリズム②
<キーワード>
人々に心理的な衝撃を与えることを重視するテロリストにとって、マスメディアは欠かすことのできない重要なツールである。本セッションでは米同時多発テロを含む様々なテロの事例を踏まえながら、テロリズムとメディアの関係を考察する。
第07回
ゲストによる講演
<キーワード>
ジャーナリズムの世界で長年働いてきたゲスト講師による講演を聞き、現代日本のジャーナリズムが直面する問題について考える。
第08回
テレポリティクスの時代
<キーワード>
1960 年代以降、先進諸国では、テレビが政治に絶大な影響を与える「テレポリティクス」の時代が始まった。このセッションではテレポリティクスの特質や問題点について考察する。
第09回
議題設定者としてのメディア
<キーワード>
国際的なニュースの多くは先進国のメディア、とりわけ米英の英語メディアによって取捨選択され、世界に向けて報道される。このセッションでは議題設定者としてのメディアの力に注目し、そこに潜む欧米中心主義などの問題に迫る。
第10回
スポーツ・ジャーナリズムの諸問題~甲子園の「根性主義」はなぜ続いた?
<キーワード>
東京オリンピック・パラリンピックが開催予定だった2020 年に向けて、日本ではスポーツ報道への関心が高まった。しかし、スポーツ・ジャーナリズムは様々な問題を抱えている。高校野球の報道が抱える問題点などを事例に、スポーツ・ジャーナリズムの諸問題を考える。
第11回
インターネットの衝撃
<キーワード>
インターネットの登場と普及はジャーナリズムにとって革命であった。そのインパクトを功罪両面から考える。
第12回
フェイクニュースと陰謀論の時代
<キーワード>
SNS の登場によって、誰もがニュースの編集者・発信者になれる今日、ニセ情報、不正確で誤った情報が流通し、時には悪意ある者によって虚報が意図的に拡散されている。また、世界は何者かによって動かされ、メディアは真実を報じないという「陰謀論」が広まっている。その危険性について民主主義社会の危機という観点から考察する。
第13回
危機の中のジャーナリズム
<キーワード>
人々の新聞離れ、メディア産業への信頼の低下などによって、ジャーナリズムはその存立基盤の根底を脅かされている。ジャーナリズムが機能しない社会では、何が起きるのか。米国の事例などを題材に考えたい。
第14回
質問に答える
<キーワード>
本コースでは1 回目~3 回目まで学生から質問を取り続けるので、14 回目の授業ではそれらの質問にまとめて回答する。
第15回
まとめと授業内試験
<キーワード>
これまでの授業のポイントを整理したうえで、授業内試験を実施する。
教科書
参考書
(書名)はじめてのニュース・リテラシー
(著者)白戸圭一
(出版社)筑摩書房
(ISBNコード)978-4-480-68398-4C0200
出願開始
出願終了
承認結果公開日