テーマ
制度種別
受講形態(京カレッジ)
科目コード
科目名
キャンパスアジア日本研究Ⅲ「中韓学生とともに日中韓歴史教科書を読む(LA)」
開講大学名
学内科目コード
学内科目名
連絡先
衣笠学びステーション
TEL:075-465-7865
担当教員
開講期間
2024年4月5日(金)〜2024年7月20日(土)
5講時16:20~17:50(毎週木曜日)
開講曜日・講時
単位数
開講期
授業形態
遠隔授業として実施する
「英語で学ぶ科目」として実施する
受講料
(単位互換履修生は不要)
対象年次
授業定員
単位互換定員
京カレッジ定員
会場
試験・評価方法
【平常点評価】100%
授業への参加度、教科書比較シート、発表・質疑応答を総合的に評価する。
【備考】
*受講生の積極的な参加、発表・討論などで運営される授業のため、1/3以上欠席した者の単位は認めない。
*提出物の遅延・未提出は減点する。
超過時の選考方法
別途負担費用
その他特記事項
※ 教室は「立命館大学 オンラインシラバス」で確認してください。
https://www.ritsumei.ac.jp/pathways-future/syllabus/
※ 補講日や祝日授業日など学年暦は、「立命館大学 学年暦」を確認してください。
http://www.ritsumei.ac.jp/profile/info/calendar/
※ シラバスの内容は本掲載内容から変更になることがありますので、最新の立命館大学オンラインシラバスを確認してください。
※ その他の情報は「大学コンソーシアム京都 立命館大学の開講科目を受講する皆様へ」で確認してください。
https://www.ritsumei.ac.jp/pathways-future/consortium_renraku.html/
【諸手続】(単位互換生のみ)
立命館大学では、4/5から順次春学期の授業が始まります。本科目の受講を希望する場合、受講が許可される前に立命館大学のシステムを利用するための仮受講用IDを発行します。出願手続きとは別に、上記「大学コンソーシアム京都 立命館大学の開講科目を受講する皆様へ」で仮受講の案内を確認し、仮受講用IDの発行手続きを行ってください。
受講が許可された場合は上記「大学コンソーシアム京都 立命館大学の開講科目を受講する皆様へ」で手続の案内をしますので、必ず期間内に手続を行い、特別聴講生証を受け取ってください。期間内に指定の手続のない方は、試験の受験や通常授業の受講ができませんので注意してください。
低回生受講推奨科目
講義概要・到達目標
【授業の概要と方法】
本講義は「キャンパスアジアプログラム」学生(広東外大・東西大3回生以上)が協働学習を行うことで、《東アジアからみる日本》についての理解を深める。講義は「日本語」で行う。
日中韓の歴史教科書(近現代史部分)を読解し、比較・対照することで、東アジア近現代史を多角的に考えていく。読解テキストは原則として日本語翻訳版を使用する。
⑴ 各項目・事象の読解は講義前に行い、比較・対照シートにまとめてくる。
⑵ 該当項目の日本の歴史教科書を読み、内容を理解する。
⑶ 各テーマの第一回目にはシートをもとにグループ・ディスカッションを行う。
⑷ 第二回目には、ディスカッションの内容を共有し、教科書記述の共通点や相違点、記述に潜む歴史観について理解を深める。加えて担当教員からの補足説明を行う。
※メディア授業(ライブ配信型授業)は原則として行わない。諸事情により、メディア授業を行う場合は、コースニュースで通知したうえで、ZOOMのグループセッションやmanaba+R等を用いてグループ討論や課題提出を実施するため、授業内容に変更はない。
詳しくは、manaba+Rでの周知とともに、初回授業時に説明する。
※本講義は、「キャンパスアジアプログラム」学生(広東外大・東西大3回生以上)と「コンソーシアム京都」受講学生のみが受講できる。
※本講義は「コンソーシアム京都開講科目:特殊講義~中韓学生とともに日中韓歴史教科書を読む~」と同一科目である
【受講生の到達目標】
⑴日中韓の懸案事項の一つである、歴史教育の現状について理解できる。
⑵日中韓の歴史教科書記述を読み、その共通点と相違点について具体的な知識を獲得する。
⑶討論を通じて互いの歴史認識に関して理解することで、自らを相対化できる。
⑷アカデミック日本語を駆使して、円滑に発表や質疑応答が行うことができる。
【授業外学習の指示】
⑴日中韓教科書比較:
① 朝日新聞取材班編『歴史は生きている―東アジアの近現代がわかる10のテーマ』(朝日新聞出版、2008)の各章を講義の進度に応じて熟読する。
② 講義の進度に応じて、日中韓の自国史教科書の該当箇所を読む。
③ 日中韓3国共通教材委員会編『新しい東アジアの近現代史』上・下(日本評論社、2012)の関連項目を熟読する。
④ ⑴~⑶の作業を行ったうえで、各項目の教科書比較シートを作成し、学期終了後に提出する。
⑵グループ討論・発表
①各項目の1周め授業で、事前に比較したシートをもとに、日中韓の自国史教科書の相違点・共通点について確認する。【授業内で実施】
②与えられた問いに関する討論を行う。【授業内で実施】
③グループ討論をまとめ、2周め授業での発表資料を作成する。
【受講および研究に関するアドバイス 】
*授業は原則として「日本語」で運営される。
*授業前に課す教科書比較シートは、グループ・ディスカッションのもとになるので、各自しっかりと作成してくること。
*自国の教科書の視点を絶対視するのではなく、他の教科書の視点についても理解を深めるよう、努力すること。
【授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法 】
manaba+R,学生との直接対話,その他(教員より別途指示
講義スケジュール
第01回
【講義】オリエンテーション
<キーワード>
・授業運営・方法、評価基準などに関する説明
第02回
【講義】歴史教科書はどのように作られ、使われるのか――日本の場合
<キーワード>
・日本の歴史教科書の作成過程や方針に関する講義
第03回
【講義】日本史教科書の記述内容①:アヘン戦争と明治維新
【グループ討論】日中韓歴史教科書比較①:アヘン戦争と明治維新
<キーワード>
・日本史教科書の該当箇所の記述内容に関する講義
・日中韓の歴史教科書の該当箇所の記述を比較し、与えられた問いに関するグループ討論を行う。
第04回
【発表】日中韓歴史教科書比較①:アヘン戦争と明治維新
<キーワード>
・前回のグループ討論内容を報告し、全体討論を行う。
・担当者によるフィードバック
第05回
【講義】日本史教科書の記述内容②:日清戦争と台湾割譲
【グループ討論】日中韓歴史教科書比較②:日清戦争と台湾割譲
<キーワード>
・日本史教科書の該当箇所の記述内容に関する講義
・日中韓の歴史教科書の該当箇所の記述を比較し、与えられた問いに関するグループ討論を行う。
第06回
【発表】日中韓歴史教科書比較②:日清戦争と台湾割譲
<キーワード>
・前回のグループ討論内容を報告し、全体討論を行う。
・担当者によるフィードバック
第07回
【講義】日本史教科書の記述内容③:日露戦争と朝鮮の植民地化
【グループ討論】日中韓歴史教科書比較③:日露戦争と朝鮮の植民地化
<キーワード>
・日本史教科書の該当箇所の記述内容に関する講義
・日中韓の歴史教科書の該当箇所の記述を比較し、与えられた問いに関するグループ討論を行う。
第08回
【発表】日中韓歴史教科書比較③:日露戦争と朝鮮の植民地化
<キーワード>
・前回のグループ討論内容を報告し、全体討論を行う。
・担当者によるフィードバック
第09回
【講義】日本史教科書の記述内容④:辛亥革命と民衆運動
【グループ討論】日中韓歴史教科書比較④:辛亥革命と民衆運動
<キーワード>
・日本史教科書の該当箇所の記述内容に関する講義
・日中韓の歴史教科書の該当箇所の記述を比較し、与えられた問いに関するグループ討論を行う。
第10回
【発表】日中韓歴史教科書比較④:辛亥革命と民衆運動
<キーワード>
・前回のグループ討論内容を報告し、全体討論を行う。
・担当者によるフィードバック
第11回
【講義】日本史教科書の記述内容⑤:満州事変と「満洲国」
【グループ討論】日中韓歴史教科書比較⑤:満州事変と「満洲国」
<キーワード>
・日本史教科書の該当箇所の記述内容に関する講義
・日中韓の歴史教科書の該当箇所の記述を比較し、与えられた問いに関するグループ討論を行う。
第12回
【発表】日中韓歴史教科書比較⑤:満州事変と「満洲国」
<キーワード>
・前回のグループ討論内容を報告し、全体討論を行う。
・担当者によるフィードバック
第13回
【講義】日本史教科書の記述内容⑥:日中戦争・太平洋戦争
【グループ討論】日中韓歴史教科書比較⑥:日中戦争・太平洋戦争
<キーワード>
・日本史教科書の該当箇所の記述内容に関する講義
・日中韓の歴史教科書の該当箇所の記述を比較し、与えられた問いに関するグループ討論を行う。
第14回
【発表】日中韓歴史教科書比較⑥:日中戦争・太平洋戦争
<キーワード>
・前回のグループ討論内容を報告し、全体討論を行う。
・担当者によるフィードバック
第15回
【講義】まとめ
<キーワード>
・これまでの比較で議論となった点を再確認した上で、今後の東アジアにおける歴史教育について考えるべき点などについて講義する。
【授業実施形態】
対面授業にて実施
教科書
(書名)歴史総合―近代から現代へ
(著者)岸本美緒・鈴木淳
(出版社)山川出版社
(ISBNコード)9784634701113
(備考)毎回使用
(書名)고등학교 한국사』","송호정 외 9명","지학사
(ISBNコード)9788905050801
(備考)毎回使用
(書名)普通高中教科书 历史(必修):中外历史纲要(上)
(著者)教育部组织编写
(出版社)人民教育出版社
(ISBNコード)9787107336690
(備考)毎回使用
<備考>
歴史教科書の分析資料として使用する。資料はすべてPDF版を配布する。なお、中国・韓国の教科書は中国語・韓国語原版である。
参考書
(書名)歴史は生きている―東アジアの近現代がわかる10のテーマ
(著者)朝日新聞取材班編
(出版社)朝日新聞出版
(ISBNコード)9784022504562
(書名)新しい東アジアの近現代史[上]
(著者)日中韓3国共通歴史教材委員会編
(出版社)日本評論社
(ISBNコード)9784535586307
(書名)新しい東アジアの近現代史[下]
(著者)日中韓3国共通歴史教材委員会編
(出版社)日本評論社
(ISBNコード)9784535586314
(書名)超越国境的东亚近现代史[上]
(著者)中日韩三国共同历史编纂委员会
(出版社)社会科学文献出版社
(ISBNコード)9787509739334
(書名)超越国境的东亚近现代史[下]
(著者)中日韩三国共同历史编纂委员会
(出版社)社会科学文献出版社
(ISBNコード)9787509739334
(書名)한중일이 함께 쓴 동아시아 1
(著者)한중일3국공동역사편찬위윈회
(出版社)휴머니스트
(ISBNコード)9788958624950
(書名)한중일이 함께 쓴 동아시아 2
(著者)한중일3국공동역사편찬위윈회
(出版社)휴머니스트
(ISBNコード)9788958624967
<備考>
ホームワークシートを作成する際に該当箇所を読み、参考にすること。中国語版・韓国語版については、必要に応じてPDF版を配布する。
【参考になるwwwページ】
朝日新聞デジタル「歴史は生きている」http://www.asahi.com/international/history/
★参考書1の元になった記事。日中韓英4か国語で掲載。
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