テーマ
制度種別
受講形態(京カレッジ)
科目コード
科目名
開講大学名
学内科目コード
学内科目名
連絡先
教学部
TEL:075-645-7891
FAX:075-643-5021
担当教員
開講期間
2025年04月15日(火)~2025年07月29日(火)
2講時 11時00分~12時30分
※毎週火曜日
5月6日(火)は祝日のため休講です。
開講曜日・講時
単位数
開講期
授業形態
遠隔授業として実施する
「英語で学ぶ科目」として実施する
受講料
(単位互換履修生は不要)
対象年次
授業定員
単位互換定員
京カレッジ定員
会場
試験・評価方法
授業点:50%(毎回その日の「といかけ」に対する答えを提出していただきます) 期末テスト:50%
超過時の選考方法
別途負担費用
その他特記事項
【会場】
龍谷大学深草学舎
第1回目の教室については別途「お知らせ」欄に掲載します。
【注意事項】
教室定員を超える申し込みがあった場合、オンライン授業または抽選を実施する可能性があります。
低回生受講推奨科目
講義概要・到達目標
世界の政治経済の中心勢力として自他共に認める中国。彼らの「強大化」は、非自由主義国家群や新興国諸国の一部に対する影響力を強めている。中国を「唯一の競争相手」と見なす米国は、トランプ政権下で中国と同じ性質の自国優先主義的政策を目指す国になりつつあるようだ。世界の二大超大国が自国優先を追求する中、既存の自由貿易体制は大きく転換しつつある。中国の強大化と変調の中で、世界経済の新しい均衡点はどこに向かおうとしているのだろうか。
本講義では、国際経済学の基本的な貿易と投資の分析枠組みに基づき、中国の経済成長と対外経済との相互作用の推移を整理する。アジア大の産業発展とサプライチェーンの形成が重要な論点となる。その上で、WTO等の自由貿易体制を構成する諸制度がどのように中国の成長を支え、またその成長とともに変質してきたのかを考察する。米国の政治的変化やウクライナ戦争等の紛争激化の影響、そしてグローバルサウス諸国の伸張と協力関係の拡大など、中国の台頭がもたらす地政学的な変動についても取り上げてゆく。
講義スケジュール
第01回 イントロダクション:グローバルインバランスの拡大
第02回 世界経済の変動と中国:50年の回顧
第03回 西洋の衝撃:繁栄から世界の底辺へ
第04回 共産主義と計画経済:孤立と輸入代替工業化
第05回 アジアのキャッチアップの波
第06回 対外開放政策の開始1:輸入代替と管理貿易
第07回 対外開放政策の開始2:外資導入と輸出振興
第08回 WTOの加盟と二重軌道の変質
第09回 マクロインバランスの拡大:収支構造の変化
第10回 為替レートと国際金融体制
第11回 サプライチェーンの形成:日中経済関係の変化から
第12回 技術的キャッチアップと自己中心的産業政策
第13回 影響圏の拡大:「一帯一路」
第14回 米中対立の激化と国際経済への影響
第15回 まとめ:国際経済の中の新しい地位
教科書
参考書
Moriki Ohara, M.Vijayabaskar, and Hong Lin ed., 2011, Industrial Dynamics in China and India: Firms, Clusters, and Different Growth Paths, Palgrave Macmillan
出願開始
出願終了
承認結果公開日