テーマ

D.ことば・言語を学ぶ

制度種別

単位互換/京カレッジ

受講形態(京カレッジ)

科目等履修生・聴講生

科目コード

D208

科目名

人文学講座 「白川学の世界」

開講大学名

立命館大学

学内科目コード

12156

学内科目名

人文学講座

連絡先

衣笠学びステーション
TEL:075-465-7865

担当教員

今場 正美、阪谷 昭弘、萩原 正樹、芳村 弘道

開講期間

2024年4月5日(金)〜2024年7月20日(土)
5講時16:20~17:50(毎週木曜日)

開講曜日・講時

木・5

単位数

2

開講期

前期・春学期

授業形態

対面授業(オンキャンパス)

遠隔授業として実施する

実施しない

「英語で学ぶ科目」として実施する

実施しない

受講料
(単位互換履修生は不要)

京カレッジ生の方のみ、以下の受講料が必要です。・科目等履修生:45,000円 ・聴講生:26,600円

対象年次

1~4回生

授業定員

単位互換定員

京カレッジ定員

会場

衣笠キャンパス

試験・評価方法

【平常点評価】100 %
・学期末のレポート50 %
 別途指示する期限までにmanaba+R上にて提出する。授業の内容を踏まえ、論理的に記述しているかを評価する。

・授業への参加度50 %
 毎回manaba+R上に提出するコメントの記入(授業の理解度)により判断する。

超過時の選考方法

別途負担費用

なし

その他特記事項

※ 教室は「立命館大学 オンラインシラバス」で確認してください。
https://www.ritsumei.ac.jp/pathways-future/syllabus/

※ 補講日や祝日授業日など学年暦は、「立命館大学 学年暦」を確認してください。
http://www.ritsumei.ac.jp/profile/info/calendar/

※ シラバスの内容は本掲載内容から変更になることがありますので、最新の立命館大学オンラインシラバスを確認してください。

※ その他の情報は「大学コンソーシアム京都 立命館大学の開講科目を受講する皆様へ」で確認してください。
https://www.ritsumei.ac.jp/pathways-future/consortium_renraku.html/

【諸手続】(単位互換生のみ)
立命館大学では、4/5から順次春学期の授業が始まります。本科目の受講を希望する場合、受講が許可される前に立命館大学のシステムを利用するための仮受講用IDを発行します。出願手続きとは別に、上記「大学コンソーシアム京都 立命館大学の開講科目を受講する皆様へ」で仮受講の案内を確認し、仮受講用IDの発行手続きを行ってください。
受講が許可された場合は上記「大学コンソーシアム京都 立命館大学の開講科目を受講する皆様へ」で手続の案内をしますので、必ず期間内に手続を行い、特別聴講生証を受け取ってください。期間内に指定の手続のない方は、試験の受験や通常授業の受講ができませんので注意してください。

低回生受講推奨科目

講義概要・到達目標

【授業の概要と方法】
<白川学の世界>
 白川静博士の「白川学」は、日本や中国を含む東アジアの、古代から現代、未来をも見通す可能性を秘めたきわめて有用な学問体系である。この「白川学」の概要を理解することを通して、白川の持っていた学問への情熱・広い視野・批判精神を学びとると同時に、本学出身である世界的な学者の学問と生涯について理解を深めていく。
 今年度は、文学研究に重点を置いた講義を行う。
 毎回manaba+R上でコメントの提出を求め、必要に応じ教員が補足説明する。学期末には全体を通じた内容の理解を問うレポートを課し、manaba+R上での提出とする。成績担当教員がレポートの講評を掲載する。

【受講生の到達目標】
(1)「白川学」の概要について理解することができる。
(2)「白川学」の独創性や意義について、報告することができる。
(3)「白川学」の理解を通して、発想の転換や批判的精神など、学問研究の基礎を身につける。

【授業外学習の指示】
『入門講座 白川静の世界』全三巻(平凡社、2010年)を一読するとよい。白川静出演のテレビ番組や特集番組、講演会のビデオ『文字講話』などを見ると、さらに興味が深まる。『文字講話』は講演録が書籍化もされている。

【授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法】
manaba+R,学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

講義スケジュール

第01回
(担当:萩原正樹)
コーディネーターによるオリエンテーション
<キーワード>
白川静の生涯と立命館大学

第02回
(担当:芳村弘道) 
白川学とは何か1:白川先生の学問軌跡1
<キーワード>
万葉集、詩経、楚辞、清朝考証学、王国維、京都支那学

第03回
(担当:芳村弘道)
白川学とは何か2:白川先生の学問軌跡2
<キーワード>
白川静文庫、文字学、甲骨・金文学、詩経学、日本古代文学研究

第04回
(担当:萩原正樹)
中国古代文学研究1:詩経研究1
<キーワード>
詩経とは、毛伝・鄭箋、風・雅・頌、賦・比・興

第05回
(担当:萩原正樹)
中国古代文学研究2:詩経研究2
<キーワード>
詩集伝、興とは何か、グラネー、松本雅明

第06回
(担当:萩原正樹)
中国古代文学研究3:詩経研究3
<キーワード>
白川静の興の解釈、白川静の詩経解釈、卯月抄

第07回
(担当:今場正美)
中国古代文学研究4:楚辞研究1
<キーワード>
楚の地理的文化的環境 作品概説(九歌・離騒・九章・天問)漢字の変遷

第08回
(担当:今場正美)
中国古代文学研究5:楚辞研究2
<キーワード>
白川論文「屈原の立場」をめぐって

第09回
(担当:今場正美)
中国古代文学研究6:楚辞研究3
<キーワード>
白川論文「楚辞叢説」をめぐって 補説

第10回
(担当:今場正美)
中国古代文学研究7:漢魏の文学1
<キーワード>
漢賦の成立と展開 建安詩壇と創作の五言詩の成立

第11回
(担当:今場正美)
中国古代文学研究8:漢魏の文学2
<キーワード>
阮籍の苦悩と「詠懐詩」 八王の乱と陸機・潘岳 寒士の悲哀(左思「詠史詩」)

第12回
(担当:今場正美)
中国古代文学研究9:南北朝の文学・白川静の古典文学研究
<キーワード>
詩人における「景」と「情」(陶淵明と謝霊運との比較) 『中国の古代文学(二)』

第13回
(担当:阪谷昭弘)
中国古代文学研究10:神話研究1
<キーワード>
甲骨文字・夏王朝・殷王朝・古代神話・山海経 

第14回
(担当:阪谷昭弘)
中国古代文学研究11:神話研究2
<キーワード>
甲骨文字・王の系譜・十干十二支

第15回
(担当:阪谷昭弘)
中国古代文学研究12:神話研究3
<キーワード>
舜・禹・王亥・上甲・大乙

【授業実態形態】
対面授業にて実施

教科書

使用しない。レジュメを配布する。

参考書

(書名)白川学の世界Ⅰ文字
(著者)立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所編
(出版社)平凡社

(書名)白川学の世界Ⅱ文学
(著者)立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所編
(出版社)平凡社

(書名)白川学の世界Ⅲ思想・歴史
(著者)立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所編
(出版社)平凡社

(書名)白川静を読むときの辞典
(著者)立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所編
(出版社)平凡社

(書名)甲骨文の誕生 原論
(著者)高島敏夫
(出版社)人文書院

(書名)白川文字学の原点に還る──「甲骨金文学論叢」を読む
(著者)高島敏夫
(出版社)朋友書店

(書名)五感で読む漢字
(著者)張莉
(出版社)文藝春秋社

(書名)こわくてゆかいな漢字
(著者)張莉
(出版社)二玄社

(書名)漢字のなりたち日英対訳
(著者)白川静、アラン・スウェイツ訳、阪谷昭弘監訳
(出版社)平凡社

(書名)文字講話Ⅰ~Ⅳ
(著者)白川静
(出版社)平凡社
(備考)平凡社ライブラリー

(書名)回思九十年
(著者)白川静
(出版社)平凡社

<備考>
その他、授業中に適宜紹介する。


【参考になる WWW ページ】
中国文学・思想専攻ホームページ:白川静の世界
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/cg/lt/cl/shirakwa/index.htm

出願開始

出願終了

承認結果公開日

2024-04-14 05:00:00