テーマ
制度種別
受講形態(京カレッジ)
科目コード
科目名
開講大学名
学内科目コード
学内科目名
連絡先
京都キャンパス教務チーム
TEL:075-414-8160
FAX:075-414-1150
担当教員
開講期間
2024年10月03日(木)~2025年01月16日(木)
5講時 16時30分~18時00分(毎週木曜日)
※ 講義休止期間2024年12月28日(土)~2025年01月05日(日)
開講曜日・講時
単位数
開講期
授業形態
遠隔授業として実施する
「英語で学ぶ科目」として実施する
受講料
(単位互換履修生は不要)
対象年次
授業定員
単位互換定員
京カレッジ定員
会場
試験・評価方法
授業参加度30%、期末レポート試験70%
本やネットを丸写ししたレポートは認めない。
超過時の選考方法
別途負担費用
その他特記事項
低回生受講推奨科目
講義概要・到達目標
【講義概要】
観光旅行は巡礼の旅に始まる。中世のヨーロッパでは、ローマ、サンティアゴ・デ・コンポステーラ、ケルン等の聖地への巡礼の旅、日本では江戸時代の伊勢参りが当時の人々にとっての「観光」だった。英国では18世紀のグランドツアーを経て、19世紀には蒸気機関車を使った世界で最初の観光業が始まる。20世紀には観光街道や飛行機の誕生とともに今日の「観光の時代」が到来する。日欧の観光旅行史を庶民生活史の視点から論じる。
日本でも西欧でも、旅は中世の巡礼の旅に始まる(西欧の中世の諸都市は糞尿まみれで汚かった)。18世紀になると、イギリスではグランドツアーが行なわれた(ゲーテのイタリア旅行、モーツァルトのパリ旅行もグランドツアーの一種)。19世紀になると、鉄道を使ってトーマス・クックが世界で最初の「観光業」を始めた。彼が立案・実行した観光が、バスや飛行機の登場とともにいかに変貌し発展していったかを考察する。本授業では、ビデオやスライドを使って観光の歴史をたどりつつ、王侯英雄の歴史とは違った一般庶民の生活史を浮かび上がらせる。
【到達目標】
ヨーロッパの庶民が昔、どんな生活をしていたかを具体的にイメージできる。馬車や船や鉄道の発達が旅行の歴史において有した意義を説明できる。
講義スケジュール
第01回 日本とヨーロッパにおける巡礼の旅
第02回 サンティアゴ・デ・コンポステーラ
第03回 聖遺物
第04回 中世の旅行
第05回 中世のトイレ事情───日欧の比較
第06回 大航海時代
第07回 キャプテン・クック
第08回 グランドツアー
第09回 モーツァルトのパリ旅行とゲーテのイタリア旅行
第10回 トーマス・クックと禁酒運動
第11回 トーマス・クックとロンドン万博
第12回 トーマス・クックとパリ万博
第13回 トーマス・クックとイタリア・エジプト旅行
第14回 ドイツ・ロマンティック街道とドイツ・メルヘン街道
第15回 ダーク・ツーリズム─アウシュヴィッツからフクシマまで
教科書
参考書
小谷 明『ドイツ・ロマンティック街道』(新潮社)
高橋義人『ドイツ人のこころ』(岩波新書)
本城靖久『トーマス・クックの旅』(講談社現代新書)他は授業中に指示。
出願開始
出願終了
承認結果公開日