テーマ

B.歴史を学ぶ

制度種別

単位互換/京カレッジ

受講形態(京カレッジ)

科目等履修生

科目コード

B217

科目名

現代の教養(三島由紀夫『近代能楽集』)

開講大学名

平安女学院大学

学内科目コード

241036a

学内科目名

現代の教養(三島由紀夫『近代能楽集』)

連絡先

京都キャンパス 教務チーム
TEL 075-414-8160
FAX 075-414-1150

担当教員

高橋 義人

開講期間

2024年04月11日(木)~2024年07月25日(木)
2講時 10時50分~12時20分(毎週木曜日)
※2024年04月11日(木)休講(補講日は後日お知らせします)
※2024年05月02日(木)講義なし

開講曜日・講時

木・2

単位数

2

開講期

前期・春学期

授業形態

対面授業(プラザ)

遠隔授業として実施する

実施しない

「英語で学ぶ科目」として実施する

実施しない

受講料
(単位互換履修生は不要)

40,000円 (登録料10,000円別途必要)

対象年次

1年次以上

授業定員

30

単位互換定員

京カレッジ定員

会場

キャンパスプラザ京都

試験・評価方法

授業参加度30%
期末レポート試験70%合計100%
本やネットを丸写ししたレポートは認めない。

超過時の選考方法

書類選考

別途負担費用

その他特記事項

低回生受講推奨科目

講義概要・到達目標

【講義概要】
本学の教養教育では、グローバル化や科学技術の進展など社会の激しい変化に対応するために、自然科学・人文科学・社会科学などの広い範囲にまたがって、各分野の知識を幅広く学び、多種多様な考え方を身につけ、人間社会全体について深い思考を巡らせることができることを目標としている。また、それによって専門知識を用いた専門的スキルを実践する場面において正しい方向性を理解し、より深い専門性を発揮することができる。この科目では、その入門として現代の教養を概観する。
戯曲集『近代能楽集』は三島由紀夫の最高傑作のひとつである。室町時代の謡曲8作品を下敷きにしながら、恋愛関係にある男女の心理の機微をおそろしいほど深く描き出したのが『近代能楽集』である。恋とは何か、男女とは何か、恋する心は現代においていかに変容したのか、生の世界と死の世界はいかに交信するか、みなで考える。この戯曲2作品の公演(ビデオ)の演出の意図についても考察する。
【到達目標】
室町時代の能楽(謡曲)で主役は時空を超えて登場する。時空を超越できるという能楽の特性を三島は『近代能楽集』のなかでいかに生かしているか、捉えること。男女の恋愛関係は室町時代から現代にいたるまで変わらないものと思われているが、どの点が不変で、どの点が変化したか、理解すること。

講義スケジュール

第01回 三島由紀夫の人と思想
第02回 三島由紀夫は自死して何を伝えたかったか
第03回 『近代能楽集』のうち「邯鄲」を読む
第04回 『近代能楽集』のうち「綾の鼓」前半を読む
第05回 『近代能楽集』のうち「綾の鼓」後半を読む
第06回 『近代能楽集』のうち「卒塔婆小町」前半を読む
第07回 『近代能楽集』のうち「卒塔婆小町」後半を読む
第08回 『近代能楽集』のうち「葵上」前半を読む。公演をビデオで見る
第09回 『近代能楽集』のうち「葵上」後半を読む
第10回 『近代能楽集』のうち「班女」前半を読む。公演をビデオで見る
第11回 『近代能楽集』のうち「班女」後半を読む
第12回 『近代能楽集』のうち「道成寺」を読む
第13回 『近代能楽集』のうち「熊野」を読む
第14回 『近代能楽集』のうち「弱法師」前半を読む
第15回 『近代能楽集』のうち「弱法師」後半を読む

教科書

三島由紀夫『近代能楽集』新潮文庫、2021年

参考書

出願開始

出願終了

承認結果公開日

2024-04-12 05:00:00