テーマ
制度種別
受講形態(京カレッジ)
科目コード
科目名
開講大学名
学内科目コード
学内科目名
連絡先
今出川キャンパス教務センター(法学部)
TEL:075-251-3511
FAX:075-251-3064
担当教員
開講期間
2023年04月11日(火)~2023年07月25日(火)
6講時 18時25分~19時55分(毎週火曜日)
※休講2023年5月2日(火)
開講曜日・講時
単位数
開講期
授業形態
遠隔授業として実施する
「英語で学ぶ科目」として実施する
受講料
(単位互換履修生は不要)
対象年次
授業定員
単位互換定員
京カレッジ定員
会場
試験・評価方法
<成績評価基準>
平常点(出席,クラス参加,発表,グループ作業の成果等) 20%
学期末レポート 80%
基本的な用語や項目や各事象の関係を理解しているか,を見る。
大きな枠組みの中の理解ができているかどうか,基本的な概念や用語をマスターしているかどうかを見る。
著しい欠席,遅刻,私語などは評価の対象となる。
なお,上記の項目の点数配分は,これらの項目間で配分が可能という前提を受け入れたときに,一つの参考としてあげたものである。
超過時の選考方法
別途負担費用
その他特記事項
・シラバスの内容は、学期中に変更することがある。最新の内容は、同志社大学シラバスシステムを確認すること。
低回生受講推奨科目
講義概要・到達目標
<概要>
この講義の主要な目的は,中国の態度や行動を理解する上で必要とされる基本知識と枠組みの提供である。
基本的な政治体制,体制変容,対外政策などを中心に,問題別,争点別に分析を進める。とりわけ,改革開放以後の社会変動に伴って起こったさまざまな事象や問題を中心に取り上げて行く。
春学期の「中国政治論」は問題別の分析,秋学期の「中国政治史」は時系列分析と,いわば縦と横に配置している。
「中国政治史」の履修希望者は,「中国政治論」を履修しておくことが望ましい。東アジアや中国の政治をきちんと研究しようとするならば,「中国政治史」と「中国政治論」程度の知識は最低限必要である。また,必須でではないが,政治学の基礎理論に関する知識があればより理解しやすい。
なお,中国の非常に速い展開や変化に遅れないよう努めるので,授業内容は授業計画とは異なるものとなりうる。
指定したテキストの内容をなぞるのではなく,すでにテキストに目を通しているものとして,テキスト刊行以後の学術動向などを紹介しつつ授業を進める。
<到達目標>
(1)中国報道を冷静に理解し,批判できる態度を持つようになること。
(2)特に,過度に単純なステレオタイプの考えから脱却できるようになること。
(3)中国政治に関するさまざまな意見や解釈を頭から拒否せず詳しく検討できるようになること。
講義スケジュール
第1 回 序論:現代中国分析の視点 連休明けまでにテキスト全体に目を通しておくこと。
第2 回 政治:党=国家体制
第3 回 政治:体制変容とその行方
第4 回 国家と社会:市場経済化と社会的流動性
第5 回 国家と社会:中間層の出現 連休明け以後,テキストを読んできたものとして授業を進める
第6 回 テーマ(1):中央=地方関係
第7 回 テーマ(2):農村政治
第8 回 ここまでのまとめと付加的説明 授業内容に関係するエピソードなどを紹介し,理解の深化を図る
第9 回 台湾政治:蒋経国から馬英九まで
第10 回 台湾政治:米中台関係と日本
第11 回 対外政策:枠組み
第12 回 対外政策:「中国の台頭」
第13 回 対外政策:国内政治と対外政策
第14 回 対外政策:東アジア
第15 回 まとめ
上記の計画は,授業で触れる主要なテーマに基づいたものである。授業の一貫性と最新状況の説明の間でバランスをできるだけとりながら授業を進めるので,研究計画の変更はありうる。
教科書
浅野亮・川井悟(編)『中国近現代政治史』(ミネルヴァ書房,2012),中級以上のレベルのテキストである。購入は必須ではない。
このテキストは必須ではなく,参考程度とする。ただし,序章を中心として,読んでおいた方が授業を理解しやすいのは確かである。
参考書
ルシアン・ビアンコ『中国革命の起源』(東京大学出版会,1989)
毛里 和子『現代中国政治』第2 版(名古屋大学出版会,2004)
Youngnian Zheng, Globalization and State Transformation in China (Cambridge U.Press, 2004).
Alastair I. Johnston and Robert S. Ross, eds., New Directions in the Study of China's Foreign Policy (California: Stanford UniversityPress, 2006).
フランソワ・ラファルグ『米中激突』(作品社,2008),
David Lampton, The Three Faces of Chinese Power : Might, Money, and Minds (University of California Press, 2008).
国分良成『中国は,いま』(岩波書店,2011)
Foot, Rosemary and Andrew Walter『China, the United States, and Global Order』(Cambridge University,2011),
天児慧・浅野亮(編)『中国・台湾』(ミネルヴァ書房,2009)
小原雅博『チャイナ・ジレンマ-習近平時代の中国といかに向き合うか-』(ディスカヴァー,2012)
青山瑠妙『中国のアジア外交』(東京大学出版会,2013)
劉傑『中国の強国思想-日清戦争後から現代まで-』(筑摩書房,2013)
石川禎浩『中国,その百年』(ちくま選書,2021)
高橋伸夫『中国共産党の百年』(慶應義塾大学出版会,2021)(中国語文献は授業内で示す)
出願開始
出願終了
承認結果公開日