テーマ
制度種別
受講形態(京カレッジ)
科目コード
科目名
開講大学名
学内科目コード
学内科目名
連絡先
今出川キャンパス教務センター(法学部)
TEL:075-251-3511
FAX:075-251-3064
担当教員
開講期間
2023年09月28日(木)~2024年01月25日(木)
1講時 9時00分~10時30分(毎週木曜日)
※休講2023年11月23日(木)
※休講2023年12月28日(木)
※休講2024年1月4日(木)
開講曜日・講時
単位数
開講期
授業形態
遠隔授業として実施する
「英語で学ぶ科目」として実施する
受講料
(単位互換履修生は不要)
対象年次
授業定員
単位互換定員
京カレッジ定員
会場
試験・評価方法
<成績評価基準>
平常点(出席,クラス参加,発表,グループ作業の成果等) 10%
適宜出欠をチェックし,採点の参考とする。
中間テスト(中間筆記試験) 20%
それまでの授業とテキストの内容を理解しているかをチェックする。
学期末テスト(学期末筆記試験) 70%
基本的用語を理解しているか 事象を関連づけて理解しているか。
COVID-19のため,中間テストは行わない可能性が大きい。行わない場合の点数は全て学期末テストに移す。
また,同じく学期末テストではなく,レポートの提出(teams及びe-classのみ)に切り替えることもある。
大きな流れの中で,重要な事件や出来事の意味を理解しているかどうかがポイントとなる。
また,注意はしないが,授業に支障をきたす私語,遅刻,早退,携帯電話の呼び出し音も減点の対象となる。
なお,上記の点数配分は,これらの項目で点数配分が可能という前提を受け入れた場合のもので,参考とされたい。
超過時の選考方法
別途負担費用
その他特記事項
シラバスの内容は、学期中に変更することがある。最新の内容は、同志社大学シラバスシステムを確認すること。
低回生受講推奨科目
講義概要・到達目標
<概要>
この授業の主な目的は,標準的とされる歴史解釈に基づき,現代中国政治史の大まかな流れと特徴を把握できるようにすることである。
そのために,主に1949年の中華人民共和国成立から現在までの流れを概観する。アヘン戦争(1840-1842年)や辛亥革命(1911年)などにも言及する。中国が進める政策の基本的な枠組みについて,とくに形成プロセスを扱う。
なお,「中国政治論」程度の問題意識を前提として「中国政治史」の授業は進められる。春学期の「中国政治論」は問題別・争点別の分析,秋学期の「中国政治史」は時系列の分析と,いわば縦と横に組み立てられている。
この授業では,歴史的な「事実」を述べて行くだけで終わらず,その「事実」に関する解釈や見方が時期によって大きく変わる点を重視する。このため,研究史にもかなりの時間を使う。「歴史は普遍である」という立場には立たない。
この授業の前提として,高校の世界史程度の知識があるものとして授業を進める。
「中国政治史」の履修希望者は,春学期の「中国政治論」を履修しておくことが望ましい。東アジアや中国の政治をきちんと研究しようとするならば,「中国政治史」と「中国政治論」程度の知識は最低限必要である。
指定したテキストの内容をなぞるのではなく,すでにテキストに目を通しているものとして,テキスト刊行以後の学術動向などを紹介しつつ授業を進める。
なお,中国政治の展開や変化の非常に速いペースに追いつこうとすることを重視するので,シラバスにない内容もカバーすることになろう。
<到達目標>
(1)中国政治を,長期的な流れの中で理解できるようになること。
(2)(1)に関連して,さまざまな争点や問題を流れの中でそれぞれ分析できるようになること。
(3)(2)に関連して,今から考えると疑問に思うことでも,当時の状況の中での意味が理解できるようになること。
講義スケジュール
第1 回 現代中国史分析の視座。 授業開始以後30 日以内にテキストに目を通しておくこと。
第2 回 清朝後期から民国期まで。
第3 回 抗日戦争期。
第4 回 中華人民共和国の成立
第5 回 朝鮮戦争 以後,テキストを読んでいない場合は高校レベルの知識を得ておくこと
第6 回 急進的社会主義建設の挫折
第7 回 文化大革命
第8 回 対外政策の転換
第9 回 文化大革命の終了から11 期3 中全会へ
第10 回 ここまでのまとめと付加的説明 授業内容に関係するエピソードなどを紹介し,理解の深化を図る
第11 回 鄧小平時代の幕開けと「改革開放」政策
第12 回 江沢民政治:政治変革なき経済成長
第13 回 胡錦涛体制:政治変革への努力
第14 回 習近平体制:「台頭する中国」の挑戦と課題
第15 回 「ウクライナ」以後の世界と中国
上記の授業計画は,入手できる限り最新の研究を反映させようとするため,進行のひな形としての性格が強い。2022 年のロシアによるウクライナ侵攻という新しい国際情勢,および第20 回党大会という新な事象を取り入れて授業を再構成していく。
教科書
浅野 亮 ・ 川井 悟(編著)『概説 近現代中国政治史』(ミネルヴァ書房,2012),このテキストは必須ではなく,参
考程度とする。
繰り返しになるが,このテキストは必須ではなく,参考程度とする。ただし,読んでおいた方が授業を理解しやすいのは確か
である。歴史分析における前提についての部分を特に参照されたい。
参考書
小島朋之『中国現代史』(中央公論社、1999)
国分良成『中華人民共和国』(ちくま、1999)
高橋伸夫『中国共産党の歴史』(慶應義塾大学出版会、2021)
小島晋治・丸山松幸『中国近現代史』(岩波書店、1986)
天児慧『中国の歴史(11)-巨龍の胎動-』(講談社、2004)
『東亜』(霞山会)
添谷芳秀『現代中国外交の60年-変化と持続-』(慶應義塾大学出版会、2010)
Goh, Evelyn, Constructing the U.S. Rapprochement with China, 1961-1974 : From "Red Menace" to "Tacit Ally"(Cambridge University Press, 2005)
Miller, Manjari C., Wronged by Empire : Post-Imperial Ideology and Foreign Policy in India and China(Stanford University Press, 2013)
加藤弘之『「曖昧な制度」としての中国型資本主義』(NTT出版、2013)
石川禎浩『中国共産党,その百年』(ちくま選書,2021)
若干古いが,入門書や参考書として評価がほぼ確立しているものを列挙している。新しいものはここで補充するとともに,授業内でも紹介していく。
出願開始
出願終了
承認結果公開日