テーマ
制度種別
受講形態(京カレッジ)
科目コード
科目名
開講大学名
学内科目コード
学内科目名
連絡先
京都キャンパス教務チーム
TEL:075-414-8160
FAX:075-414-1150
担当教員
開講期間
2026年10月01日(木)~2027年01月14日(木)
5講時 16時30分~18時00分(毎週木曜日)
※ 講義休止期間2026年12月26日(土)~2027年01月04日(月)
開講曜日・講時
単位数
開講期
授業形態
遠隔授業として実施する
「英語で学ぶ科目」として実施する
受講料
(単位互換履修生は不要)
対象年次
授業定員
単位互換定員
京カレッジ定員
会場
試験・評価方法
超過時の選考方法
別途負担費用
その他特記事項
低回生受講推奨科目
講義概要・到達目標
【講義概要】
観光旅行は巡礼の旅に始まる。中世のヨーロッパでは、ローマ、サンティアゴ・デ・コンポステーラ、ケルン等の聖地への巡礼の旅、日本では江戸時代の伊勢参りが当時の人々にとっての「観光」だった。英国では18世紀のグランドツアーを経て、19世紀には蒸気機関車を使った世界で最初の観光業が始まる。20世紀には観光街道や飛行機の誕生とともに今日の「観光の時代」が到来する。日欧の観光旅行史を庶民生活史の視点から論じる。
日本でも西欧でも、旅は中世の巡礼の旅に始まる(西欧の中世の諸都市は糞尿まみれで汚かった)。18世紀になると、イギリスではグランドツアーが行なわれた(ゲーテのイタリア旅行、モーツァルトのパリ旅行もグランドツアーのひとつ)。19世紀になると、鉄道を使ってトーマス・クックが世界で最初の観光業を始めた。彼が立案・実行した観光が、バスや飛行機の登場とともにいかに変貌し発展していったか考察する。本授業では、映像を使って観光の歴史をたどりつつ、王侯英雄の歴史とは違った一般庶民の生活史を浮かび上がらせる。
【到達目標】
ヨーロッパの庶民が昔、どんな生活をしていたかを具体的にイメージする。馬車や船や鉄道の発達が旅行の歴史において有していた役割を考察する。
講義スケジュール
第01回 日本とヨーロッパにおける巡礼の旅
西国三十三箇所めぐり、四国八十八箇所めぐり、伊勢参りについて考察する。
第02回 サンティアゴ・デ・コンポステーラ
トゥールーズからサンティアゴ・デ・コンポステーラにいたる巡礼の旅について考察する。
第03回 聖遺物
ケルン大聖堂にある三人の博士の遺骨など、ヨーロッパの大聖堂には聖遺物があるところが多い。聖遺物信仰は何に由来するのか、考察する。
第04回 中世の旅行
巡礼の旅の他に、中世ではどんな人々がどんな目的で旅行し、どんなところに宿泊したか、考察する。
第05回 中世のトイレ事情─日欧の比較
「花の都パリ」はかつてはどうして「糞尿まみれの町パリ」だったのか、考察する。
第06回 大航海時代
コロンブスのアメリカ発見が世界史においていかなる重要な意味を有しているか、考察する。
第07回 キャプテン・クック
キャプテン・クックの世界周航が大英帝国の構築にいかに貢献したか、考察する。
第08回 グランド・ツアー
18世紀のイギリス貴族はなぜ危険を冒してローマに旅したか、考察する。
第09回 モーツァルトのパリ旅行とゲーテのイタリア旅行
18世紀の馬車旅行がいかに危険で大変な旅だったか、考察する。
第10回 トーマス・クックと禁酒運動
19世紀のイギリスにおける労働時間の推移(休日の増加)と観光業の関係を考察する。
第11回 トーマス・クックとロンドン万博
ロンドン万博の成功にクックの観光業がいかに貢献したか、考察する。
第12回 トーマス・クックとパリ万博
パリ万博がいかにイギリス人たちを外国旅行に導くことになったか、考察する。
第13回 トーマス・クックとイタリア・エジプト旅行
19世紀後半のイギリス人はどんな服装でエジプトのピラミッドに登ったか、考察する。
第14回 ドイツ・ロマンティック街道とドイツ・メルヘン街道
ドイツ・ロマンティック街道はいつ、どういう理由でつくられたのか、そしてそれがいかに観光街道の先駆けをなしたのか、考察する。
第15回 ダーク・ツーリズムと体験型旅行
アウシュヴィッツ、ヒロシマ、軍艦島、網走刑務所、富岡製糸場などの実例をもとに、歴史を見る眼が観光にはいかに重要であるか、外国人旅行者の日本体験(忍者体験、学校体験、トイレ体験)を考察する。
教科書
参考書
小谷 明『ドイツ・ロマンティック街道』(新潮社)
高橋義人『ドイツ人のこころ』(岩波新書)
本城靖久『トーマス・クックの旅』(講談社現代新書)他は授業中に指示。
出願開始
出願終了
承認結果公開日