テーマ

C.文化・芸術を学ぶ

制度種別

単位互換

受講形態(京カレッジ)

科目コード

C318

科目名

仏教美術研究(インド・中国)

開講大学名

佛教大学

学内科目コード

学内科目名

仏教美術研究(インド・中国)

連絡先

学生支援課
TEL 075-491-2141(代)

担当教員

大西 磨希子

開講期間

2025年09月20日(土)~2026年01月30日(金)
3講時 12時50分~14時20分(毎週木曜日)
最終週は定期試験週

開講曜日・講時

木・3

単位数

2

開講期

後期・秋学期

授業形態

対面授業(オンキャンパス)

遠隔授業として実施する

実施しない

「英語で学ぶ科目」として実施する

実施しない

受講料
(単位互換履修生は不要)

対象年次

2年次以上

授業定員

単位互換定員

10

京カレッジ定員

会場

紫野キャンパス

試験・評価方法

■ 成績評価の基準
・定期試験(教室):50%
・授業内試験:20%
・授業内課題:30%

超過時の選考方法

書類選考

別途負担費用

その他特記事項

低回生受講推奨科目

講義概要・到達目標

■ 授業のテーマ
中国南北朝時代の仏教美術
■ 授業の概要
中国の南北朝時代は、複数の国が分立興隆し覇を競い合った動乱の時代であったが、一方で仏教が厚く信奉され、多彩な仏教美術が花開いた時代でもあった。本講義では、雲岡石窟や龍門石窟をはじめとする、華北に現存する石窟寺院や出土像を取り上げ、地域性や時代的な流れに注意しつつ、外来宗教である仏教が、いかにして中国に受け入れられ、造形化されたのかをみてゆく。また受講生の希望があれば、授業期間中に学外授業を行い、中国南北朝時代の影響を色濃く受けた日本の飛鳥・白鳳美術について実地に学習する機会を設ける。 
■ 授業の目的・ねらい
一言で中国仏教美術といっても、その具体相は実に変化に富んでいる。現存する南北朝時代の仏教遺跡や出土像についてみていくことにより、その多様性を理解し、日本の仏教美術の源流でもある中国南北朝時代の仏教美術についての基礎知識を得ることを目的とする。
■ 到達目標
南北朝時代の歴史的な流れをふまえながら、各地域、各時代の仏教美術の特徴について説明できるようになることを目標とする。 
■ 授業時間外の学修(予習・復習等)についての具体的な指示
授業で取り上げる仏教遺跡について、場所と代表的作例を予習しておくこと。
授業終了後は、テキストの関連箇所を読み、授業内容を復習すること。

講義スケジュール

■ 毎回の授業のテーマ・内容
第1回  中国南北朝時代の歴史地理
第2回  雲岡石窟:北魏仏教と曇曜五窟の開鑿
第3回  雲岡石窟:北魏の服制改革と仏像様式
第4回  龍門石窟:北魏後期の仏教美術
第5回  天人誕生像にみる雲岡石窟と龍門石窟
第6回  鞏県石窟:北魏後期の美術
第7回  炳霊寺石窟:地理と概要
第8回  炳霊寺石窟:第169窟の美術
第9回  麦積山石窟:地理と概要
第10回 麦積山石窟:北魏〜西魏時代の仏教美術
第11回 雲岡石窟〜麦積山石窟までのまとめ
第12回 響堂山石窟:北斉の仏教美術
第13回 青州龍興寺出土像:東魏・北斉の仏教美術
第14回 日本との関係:飛鳥・白鳳の仏教美術にみる中国南北朝時代の影響
第15回 まとめ

教科書

指定なし。授業時にプリント資料を配布する。

参考書

『魏晋南北朝』川勝義雄(講談社、1974年。2003年に講談社学術文庫より再刊)は、授業期間内に一読しておくこと。 
『中国石窟 雲岡石窟1〜2』雲岡石窟文物保管所(平凡社・文物出版社) 
『中国石窟 龍門石窟1〜2』龍門文物保管所,・北京大学考古系(平凡社・文物出版社) 
『中国石窟 鞏県石窟寺』河南省文物研究所(平凡社・文物出版社) 
『中国石窟 永靖炳霊寺石窟』甘粛省文物工作隊・炳霊寺文物保管所(平凡社・文物出版社) 
『中国石窟 天水麦積山石窟』天水麦積山石窟芸術研究所(雲岡石窟文物保管所) 

出願開始

出願終了

承認結果公開日

2025-04-11 05:00:00