テーマ
制度種別
受講形態(京カレッジ)
科目コード
科目名
開講大学名
学内科目コード
学内科目名
連絡先
社会学部・社会学研究科事務室
TEL:075-251-3411
FAX:075-251-3031
担当教員
寺井基博(社会学部准教授)、上田眞士(社会学部教授)、三山雅子(社会学部教授)
開講期間
第1週Do Week 2024年4月4日(木)~4月10日(水) /
オンデマンド(動画視聴、授業内課題)
2024年4月12日(金)~2024年7月12日(金) /
対面授業:5講時 16時40分~18時10分(毎週金曜日)
※休講2024年5月3日(金)
授業期間終了後/オンデマンド(動画視聴)
開講曜日・講時
単位数
開講期
授業形態
遠隔授業として実施する
「英語で学ぶ科目」として実施する
受講料
(単位互換履修生は不要)
科79,000円(選10,000円、登25,000円、履44,000円)、聴30,000円
対象年次
授業定員
単位互換定員
京カレッジ定員
会場
試験・評価方法
出席点 40%
授業開始前に配付されるコメントシートに講義に対する意見等を記載して,授業終了後に提出。
15 分以上遅刻した者は欠席として扱う。
レポート 50%
各自の考えを整理して,論理的かつ説得的にレポートが書けているか。
質問点 10%
質問者に加点。※質問の際には,必ず所属および氏名を名乗ること。
超過時の選考方法
別途負担費用
その他特記事項
本講義は,労使関係の実践編として位置づけられる講義である。したがって,労働組合や労使関係に関する基礎知識については,以下の講義等を受講することが望ましい。
・現代社会と労働(社会学部※社会学部生のみ履修可)
・労働法Ⅱ(社会学部)
・雇用政策法(法学部)
・雇用と法(法学部※法学部生のみ履修可)
低回生受講推奨科目
講義概要・到達目標
<概要>
本講義は,社団法人教育文化協会の協力による「連合寄付講座」として開講される。
企業活動のグローバル化やメンタルヘルスの問題,評価制度や雇用制度の変化など,労働領域における今日的課題について,第一線で活躍する労働組合役員がそれぞれの得意分野について講義する。各テーマについて最も適切な人物を講師に迎え,組合活動の視点から現実的な課題を提示し,その課題解決に向けた具体的取り組みを講義する。第一線の労働組合役員の知見を通じて,現場が直面している最も枢要な課題を知ることは「働くということの意味」を総合的に考える手がかりを掴むことになると考えられる。自らの体験を超えて総合的かつ課題提起的に「働くということ」を考えること,これが本講義の目的である。
働く上での課題を具体的に理解し,その課題解決に向けて考える姿勢を養う。労働組合の活動や課題を正確に知り,労働の意味を深く考え,そこからさらに労働組合の意義,企業のマネジメント職の意義に発想を及ぼすことができる能力を養う。
<到達目標>
労働や雇用を手がかりに,日本社会で何が問題であるのかを正確に認識できるようになる。
自分自身がどのような職業生活をおくるべきか,展望をいだくことができるようになる。
講義スケジュール
第01回
動画視聴のURLは、本学シラバス(https://syllabus.doshisha.ac.jp/)
「働くということ(現代の労働組合)」からご確認ください。
オンデマンド(動画視聴)/ 45 分
【オリエンテーション】
日本の労使関係の特質と労働組合の課題
石田 光男(同志社大学名誉教授)
コーディネーター:三山 雅子・上田 眞士・寺井 基博
オンデマンド(授業内課題) /45 分
労働組合の意義をどう考えるか。
第02回 【課題提起①】
「働くこと」について考える
-労働組合が果たすべき役割とは-
相原 康伸((公社)教育文化協会 理事長)
第03回 【課題提起②】
労働相談に見る職場の現状と労働組合の役割・意義
-若者を取り巻く雇用の現状を中心に-
森 啓記(連合 中央労働センター局長)
第04回 【ケーススタディ①】
多様な働き方ができる社会とは何か
-派遣労働者の雇用形態から考察する-
山本 伸(アルプス技研労働組合 執行委員長)
第05回 【ケーススタディ②】
公務労働の現状と公共サービスの役割
-公務関係労組の取り組み-
八巻 由美(自治労 総合企画総務局長)
第06回 【ケーススタディ③】
労働諸条件の維持・向上に向けた取り組み
-賃金決定における取り組みを中心に-
上野 都砂子(CKD労働組合 事務局長)
第07回 【ケーススタディ④】
ワークルール確立に向けた取り組み
未定(連合役職員)
第08回 【ケーススタデ⑤】
男女がともに働きやすい職場づくりに向けた取り組み
阪本 裕実子(生保労連 中央副執行委員長)
第09回 【ケーススタディ⑥】
総労働時間の短縮とワーク・ライフ・バランスの実現に向けた取り組み
筒井 友暁(日本触媒労働組合 中央執行委員長)
第10回 【中間まとめ】
労働組合の意義・役割とは何か
-今一度振り返って考えてみる-
中村 圭介(東京大学名誉教授
第11回 【課題への対応①】
中小企業に対する産業別労働組合の支援
川野 英樹(JAM 副書記長)
第12回 【【課題への対応②】
地域における政策・制度実現に向けた取り組み
-連合京都における取り組み-
土渕 誠(連合京都 事務局長)
第13回 【課題への対応③】
すべての働く者のための取り組み
-労働者福祉運動のさらなる広がりをめざして-
南部 美智代(中央労福協 事務局長)
第14回 【修了講義】
「連合運動の現在と未来
-これから社会に出る皆さんへ-
清水秀行(連合 事務局長)
第15回
オンデマンド(動画視聴)/90 分
【レポ―ト講評/論点整理】
期末レポートの解説・講評/レポート教員による論点整理
三山 雅子・上田 眞士・寺井 基博
教科書
参考書
中條 毅 責任編集『人事労務管理用語辞典』(ミネルヴァ書房,2007 年),労使関係に関する専門用語について,経済学,法学,経営学等の各領域から幅広く解説されている。
シドニー&ベアトリス・ウェッブ著 高野岩三郎監訳『産業民主制論』復刻版(法政大学出版局,1969 年),最低賃金,労働時間規制,安全衛生などの労働条件の最低基準への国家規制など,産業民主制に関する古典的文献である。
出願開始
出願終了
承認結果公開日