テーマ

H.現代社会を学ぶ

制度種別

単位互換

受講形態(京カレッジ)

科目コード

H134

科目名

コミュニティと社会

開講大学名

京都精華大学

学内科目コード

HCH3743201

学内科目名

コミュニティと社会

連絡先

教務チーム
TEL:075-702-5119 FAX:075-722-0838

担当教員

Oussouby SACKO(ウスビ・サコ)

開講期間

2022年10月07日(金)~2023年01月20日(金)
5講時 16時20分~17時50分(毎週金曜日)
※休校日については本学HPの大学カレンダーを確認してください。
http://www.kyoto-seika.ac.jp/stu/calendar/

単位数

2

開講期

後期・秋学期

授業形式

対面授業(オンキャンパス)

遠隔授業として実施する

実施しない

受講料
(単位互換履修生は不要)

対象年次

2年次以上

授業定員

30

単位互換定員

5

京カレッジ定員

会場

科目開講校キャンパス

試験・評価方法

授業コメントや小レポート(10回×5点)(50点)
中間課題(2回×10点)(20点)
総括討論のレポート(期末レポート)(20点)
授業参加態度(10点) 

超過時の選考方法

書類選考

別途負担費用

その他特記事項

【授業外学習の指示(予習・復習・課題等) 】
授業の前にキーワードやコミュニティの概念を調べ、予備知識を身につける。
授業中に提示する参考資料、文献を授業前に予備知識として読む。
提示する小課題の提出を翌週にすることで、授業の復習ができる。
教室外、大学の情報館やその他の資料館などで情報収集をさせる。

【履修条件・留意点及び受講生に対する要望】
積極的に授業を聞き、質問したり議論する姿勢をもつこと。
コミュニティのみならず、様々な地域文化と社会に関心をもつこと。
相対的にものごとを理解すること。

低回生受講推奨科目

講義概要・到達目標

【サブタイトル】
コミュニティ(地域社会)の変容を世界や日本の具体的な事例から考える

【講義概要】
 人が集まることでできている私たちの社会は、さまざまな規模、種類のコミュニティが重層的に重なり合い関わりあうことで形成されている。コミュニティのあり方には、ゲマインシャフト(血縁的、地縁的)とゲゼルシャフト(近代的、利益的)があるとされてきた。しかし近年、この二つのコミュニティ形態に加え、様々な形でコミュニティが多様化しており、その変容と再生が社会的課題となっている。
 コミュニティーの中には、地域コミュニティのように共通の「場」を基盤として発展したもの、国際的なコミュニティー、宗教コミュニティーやネットコミュニティーなど地域や場所にとらわれない「繋がり」のなかから生まれたものもある。コミュニティーとは何か。そして私たちの社会はどのような「繋がり」によってできておりどのように変化しているのか。
 本講義では、様々なコミュニティーの特徴とその変容について学ぶと同時に、身近な事例として地域コミュニティーの現状や、その再生について具体的な事例を通し、理解を深める。
コミュニティーの基盤となってきた地域社会は、一つの独立した人間集団ではなく、都市部や農村部を問わず他の地域社会と相互扶助の関係をもち、バランスを取りながら存在してきた。またそこに常に集まる目的意識をもった人々によって構築され、時代や社会背景に応じて変容してきた。しかし近年の日本では少子化と高齢化の影響をうけ、こうした地域社会が崩壊しつつあるといえる。人口上の問題だけではなく、「モノ」の文化の時代と呼ばれる現在、「個人」の価値判断基準が「モノ」に依存する部分が大きくなり、周りに対する考え方、関わり方の変化が顕著になっていることも地域コミュニティー崩壊の一つの理由と考えられている。つまり、現代社会では人と人の関係、つながりが希薄になったがゆえに、集団としての機能が曖昧になり、集まって住む意義や目的を失っていく集団がある。本講義では地域コミュニティーの再生について論じるが、そのためにはある地域に存在する帰属社会がその地域とどのように関わってきたか、また今後かかわっていきたいかを再提示すると同時に、それを取り巻く社会や外部とどのような関係を結んでいくのかが大きな論点となる。
 本講義では、現代におけるコミュニティ変容の社会的背景や要因、コミュニティ再生の現状について様々な社会におけるコミュニティや地域社会の在り方について自ら課題を発見し、分析する能力を身につける。

【到達目標】
・コミュニティと地域社会の観点から自他の社会を多元的に捉えるための専門的な知識を習得できる。
・コミュニティと社会の関わりに関する専門的な知識を体系的に理解し、実社会と結びつけながら自らの問いを立てることができる。
・自分で立てた問いをコミュニティに関する専門的な知識にもとづいて分析・考察できる。

講義スケジュール

第01回 オリエンテーション
第02回 コミュニティの形成と歴史的変遷
第03回 現代コミュニティの変容と多様化1 国家と社会運動
第04回 現代コミュニティの変容と多様化2 宗教・地域社会・国際社会
第05回 文化的多様性と共生社会
第06回 ケアにみる家族・地域と企業化
第07回 都市コミュニティの事例1(町家・⻑屋のリノベーションと地域再生)
第08回 都市コミュニティの事例2(団地・集合住宅のリノベーションと地域再生)
第09回 都市コミュニティの事例3(学校のリノベーションと地域再生)
第10回 農村コミュニティの事例1(過疎化と地域再生)
第11回 農村コミュニティの事例2(学校統廃合と地域再生)
第12回 グローバルコミュニティの事例1(中国のアフリカ人コミュニティ形成と課題)
第13回 グローバルコミュニティの事例2(国際移住と地域社会「ふるさと」の再考)
第14回 近代社会とコミュニティ再生の捉え方
第15回 これからの地域社会やコミュニティのあり方 総括と討論(成果発表会)

教科書

授業中に必要に応じて参考資料を配布する 

参考書

吉原直樹 「コミュニティと都市の未来」ちくま新書、2019年
高橋典史「現代日本の宗教と多文化共生」明石書店、2018年
ミシェル・アジエ「移動する⺠『国境』に満ちた世界で」藤原書店、2019年
マルク・オジェ「非ー場所 スーパーモダニティの人類学に向けて」水声者、2017年
レイ・オルデンバーグ「サードプレイス コミュニティの核になる『とびきり居心地よい場所』」みすず書房、2013年
ベネディクト・アンダーソン「想像の共同体 ナショナリズムの起源と流行」書籍工房早山、2007年
三浦展「「家族」と「幸福」の戦後史」講談社新書、1999年
その他、授業資料の中で随時提示する。

出願開始

出願終了

承認結果公開日

2022-04-15 05:00:00