テーマ
制度種別
受講形態(京カレッジ)
科目コード
科目名
開講大学名
学内科目コード
学内科目名
連絡先
担当教員
開講期間
2023年04月06日(木)~2023年07月27日(木)
3講時 13時00分~14時30分(毎週木曜日)
※休講 2023/05/04(木)
※ 2023/07/27(木)は、試験日の為、京カレッジ生は出席不要です。
開講曜日・講時
単位数
開講期
授業形態
遠隔授業として実施する
「英語で学ぶ科目」として実施する
受講料
(単位互換履修生は不要)
対象年次
授業定員
単位互換定員
京カレッジ定員
会場
試験・評価方法
平常点 30% 出席および受講態度の総合評価。
レポート 70% 講義を受講し参考文献を読んだ上で、各自がテーマを選択し、2000字以上のレポートにまとめてUNIPAで提出する。
※参考文献を積極的に読んで、授業テーマについて考えを深めて欲しい。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
UNIPAを使って行う。
超過時の選考方法
別途負担費用
その他特記事項
【質問・相談の方法】
授業後に直接あるいはメールで質問すること。レポートについての相談は研究室を訪問すること。
【担当者からの連絡】
上記第1回~4回の学習内容については、大谷大学のレポジトリから授業資料の「信の仏教の系譜」を各自ダウンロードして読み進めてください。質問があればメールで tinoue@res.otani.ac.jp まで。
https://otani.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=900&item_no=1&page_id=13&block_id=28
他の論文等の資料も、MoodleにコピーやPDFをアップロードするので、授業の前に目を通してくること。
広い視野から浄土真宗の祖型を尋ねる授業です。初期仏教のテキストに思想的原型を探り、ガンダーラから中国北朝の仏教美術の歴史遺産に具体的な思想の展開を尋ねます。期末レポートについては、それぞれの専門に合わせて講義の内容からテーマを柔軟に設定できますので、オフィスアワー等を利用して相談してください。
【実務経験の詳細および授業科目の関連】
真宗大谷派の僧侶・教師として浄土真宗の伝統について講義した経験があり、この講義テーマに関する著作(論文)もある。
※本学では、対面授業を想定して開講しますが、今後の新型コロナウイルス感染状況次第では、実施方法やスケジュールに変更があることをご了承ください。変更等については、単位互換・京カレッジポータルサイトを通じて掲示・連絡します。
※受講許可となった方には、後日、本学ポータルサイトである「OTANI UNIVERSITY UNIVERSAL PASSPORT」(略称:OTANIユニパ)のアカウントをお渡しします。科目によっては、授業の進行にあたり「OTANIユニパ」を通じて掲示連絡や授業資料の閲覧、課題を出す等の場合もありますので、状況に応じて利用してください。
低回生受講推奨科目
講義概要・到達目標
【授業テーマ】
浄土真宗の源流を尋ねて
【授業概要】
「大乗の至極」といわれる浄土真宗の源流について、釈尊在世時のインドから大乗仏教興隆期のガンダーラ、中国浄土教三祖(曇鸞・道綽・善導)の時代まで、仏教文献と美術資料に基づいてその跡を辿る。
【学習到達目標】
<知識・教養>
浄土真宗が釈尊の時代に遡る重要な仏教の伝統であることを論じることができる。(評価方法/平常点・レポート)
<専門的な知識>
浄土真宗が大乗仏教の到達点(「大乗の至極」)であることについて、具体的な文献や歴史遺産に基づいて論じることができる。(評価方法/平常点・レポート)
講義スケジュール
【学習内容】
1.序説 浄土真宗の源流を学ぶ方法
2.「信」の仏教の原風景(1) 仏教における「信」
3.「信」の仏教の原風景(2)「信」の説かれた背景
4.「信」の仏教の原風景(3)「信」の中動態的なあり方
5.「ただ念仏」の原型(1)『スッタニパータ』第5章「彼岸道品」
6.「ただ念仏」の原型(2)ピンギヤの念仏
7.「ただ念仏」の原型(3)念仏による目覚め
8.回向の思想と阿弥陀仏(1) 大乗仏教と回向の思想
9.回向の思想と阿弥陀仏(2) 阿弥陀仏による一切衆生の救済
10.ガンダーラの浄土思想:モハメド・ナリの浮き彫りについて(1)
11.ガンダーラの浄土思想:モハメド・ナリの浮き彫りについて(2)
12.南響堂山石窟の浄土変相浮き彫り:観ることから称えることへ(1)
13.南響堂山石窟の浄土変相浮き彫り:観ることから称えることへ(2)
14.南響堂山石窟の浄土変相浮き彫り:観ることから称えることへ(3)
15.まとめ
【授業方法】
第1回:講義
第2~15回:講義・ディスカッション
【準備学習(予習・復習)・時間】
第1回:浄土真宗の基本的な教えについて、調べておくこと。30分
第2~4回:井上尚実「信の仏教の系譜--『スッタニパータ』「アーラヴァカ経」と「ヴァンギーサ経」に描かれる「信」の原風景」に目を通す。 60分
第5~7回:井上尚実「「ただ念仏」の原型―『スッタニパータ』「彼岸道品」に謳われる念仏と信心―」に目を通す。 60分
第8回:梶山雄一「解説--仏教思想史における親鸞」『大乗仏典中国日本篇22 親鸞』 pp. 384-422 を読む。 60分
第9回:梶山雄一「初期大乗仏教と親鸞」(『浄土の思想』第13章)を読む。 60分
第10・11回:荒牧典俊『ブッダのことばから浄土真宗へ』(自照社 2008)、137~173頁を読む。 60分
第12~14回:井上尚実「北斉の禅と浄土:南響堂山第二窟にみる一行三昧の二つの解釈」に目を通す。 60分
第15回:講義を通じて参照した論文等を通読して要点をノートにまとめる。 60分
教科書
必要な資料等は授業時にプリントを配布し、UNIPAの「授業資料」やMoodleで論文PDFやURLを共有する。レポートはそれらの資料を中心に参照してまとめる。
参考書
・山口益『大乗としての浄土―空・唯識から念仏へ―』(大法輪閣、2006年)
・梶山雄一『梶山雄一著作集第6巻「浄土の思想」』(春秋社、2013年)
・濱田瑞美『アジア仏教美術論集 東アジア I 後漢・三国・南北朝』(中央公論美術出版、2017年)
※浄土真宗の聖教は『真宗聖典』を随時参照する。
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出願終了
承認結果公開日