テーマ

H.現代社会を学ぶ

制度種別

単位互換/京カレッジ

受講形態(京カレッジ)

科目等履修生・聴講生

科目コード

H213

科目名

高齢者の心理学

開講大学名

京都ノートルダム女子大学

学内科目コード

PSA3201N1J

学内科目名

高齢者の心理学

連絡先

京都ノートルダム女子大学
教育支援部教務課
TEL:075-706-3745 FAX:075-706-3790

担当教員

伊藤 一美(現代人間学部心理学科教授)

開講期間

2024年04月10日(水)~2024年07月24日(水)
1講時 9時00分~10時30分(毎週水曜日)

※休講 2024/05/01(水)

開講曜日・講時

水・1

単位数

2

開講期

前期・春学期

授業形態

対面授業(オンキャンパス)

遠隔授業として実施する

実施しない

「英語で学ぶ科目」として実施する

実施しない

受講料
(単位互換履修生は不要)

科目等履修40,000円(本学卒業生は20,000円)、聴講20,000円(本学卒業生は10,000円)

対象年次

3年次以上

授業定員

単位互換定員

京カレッジ定員

会場

科目開講校キャンパス

試験・評価方法

評価は、授業参加度と授業内のワークプリント(50%)、定期期末レポート試験(50%)に基づき、総合的に行う。

超過時の選考方法

書類審査

別途負担費用

その他特記事項

期末試験に代わる期末レポート試験を実施する。欠席が3分の1を超えた場合には、原則として期末レポートの提出ができない。
なお、授業内容や順番は、受講生の関心や理解に応じて変更する可能性がある。

現時点ではすべて対面授業の予定ですが、急遽オンライン授業を実施する場合がございます。インターネット環境をご準備の上、お申し込みください。

<通学に関する注意事項>
本学への通学は公共交通機関をご利用ください。
50ccを超えるバイクおよび自家用車での通学は認められておりません。また、自転車および50cc以下のバイクでの通学は登録制となっております。

低回生受講推奨科目

講義概要・到達目標

1.科目の教育目標
高齢化社会の到来とともに、発達心理学においても高齢期をも含めた生涯発達の観点から理論が再構築されつつある。この講義では、個人差が拡大する成人期から高齢期について、心理・社会学的データを背景に、生涯発達的観点から生理・認知・パーソナリティ・対人関係・病理などの特徴や変化について学ぶことで、高齢期の心理と課題を理解できる。さらに、心理臨床現場で必要となる高齢者に対する心理的な検査・治療・援助などの方法論についても学び、心理的な支援につなげて理解できる。また、異世代が共存する社会の中で若年層の果たす役割と、自身も老いゆく存在として必要になるエイジング・エデュケーションにも触れ、自他理解を深める。

2.教育・学習の個別課題
①成人期から中年期、高齢期へと向かう過程での、心理・社会的な変化について学ぶ。
②現代の高齢者の心理社会的位置付けと心理的諸側面を発達および臨床の両面から学ぶ。
③実践の場で必要になるテストや援助のスキルを学ぶ。
④老若の関係性と若年層へのエイジング・エデュケーションについて、実践を通して学ぶ。

3.教育・学習の方法
指定テキストはなし。適宜資料を配布、テキストの紹介をする。
講義を中心に、映像やワークなど実際に体験できるような課題も行い、それらを素材にmanabaなどを使用しながら、共有・ディスカッションも行いたい。
授業中の発問やワークシートについては、個別あるいは講義の中で適宜口頭でフィードバックする。期末レポートについては、授業終了後に返却機会を設け、評価とコメントをフィードバックする。

4.準備学習の具体的な方法
*授業中に呈示された資料、テキストなどを積極的に参照し、持ち帰りとなるワークについては、自らの経験と学んだ知識とを関連付けて自主的に学ぶ。
*新聞・テレビ・インターネット等メディアで取り上げられる「老い」や「高齢者」の問題について、トピックを拾っておく。
*身近な人々の年代、発達課題などを考えるべく、さまざまな年代の方と接点を持つように心がける。

5.ノートPCの授業での利用
授業内でresponやFormsなどを用いて、ワークや意見収集を行うことがあるため、スマートフォンないしはPCを使用する。
PCの方が使いやすい人は、持ち込みOKである。

講義スケジュール

第01回 オリエンテーション
第02回 ライフサイクルの諸理論(1)縦断的視点
第03回 ライフサイクルの諸理論(2)横断的視点
第04回 青年期から成人前期へ
第05回 中年期の心理社会的特徴
第06回 老化・加齢・高齢期に関する概念および理論
第07回 高齢期の知能
第08回 高齢期の認知機能
第09回 高齢期のパーソナリティと適応
第10回 高齢期の対人関係と社会生活
第11回 高齢期の精神疾患
第12回 終末期について
第13回 高齢者に対する心理テストと心理療法
第14回 異世代間の交流とエイジング・エデュケーション
第15回 まとめ

教科書

参考書

『老年心理学』/下仲順子(編)/培風館/9784563057541
『老いることの意味』/南・山田(編)/金子書房/9784760892150
『高齢期の心理と臨床心理学』/下仲順子(編)/培風館/9784563057060
『エピソードでつかむ老年心理学』/大川・宇都宮・日下・奥村・土田(著)/ミネルヴァ書房/9784623058952
『認知症の心理アセスメント はじめの一歩』/黒川・扇澤(編)/医学書院/9784260032629

出願開始

出願終了

承認結果公開日

2024-04-12 05:00:00